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レーモンド松屋(ユニバーサルミュージック) デビュー10周年 8月27日からツアーライブ 21日には記念アルバムも GSサウンドにリスペクト [インタビュー]

◆地元愛媛を歌った「安芸灘の風」でメジャーデビューし、今年10周年を迎えているレーモンド松屋が2019年8月21日、自らのルーツであるグループサウンズをカバーすると共に、最新オリジナル曲を加えた全13曲を収録した10周年記念アルバム「歌謡クラシックス 3 〜俺たちのGS〜」を発売する。同27日からは東名阪の全国3会場でツアーライブを開く。彼の音楽作りについて聞いた。

レーモンド松屋・四ッ橋星乃コーヒー.jpg


 俺たちの1人GS・ワンマンショーと名付けられたツアーライブは、バックバンドを付けずにレーモンド1人がギターだけで歌う、文字通りの<ワンマンショー>である。8月27日に大阪・心斎橋の大丸心斎橋劇場で、9月1日は名古屋市のスペードボックス、10月5、6の両日は東京・浅草花劇場で行う。
 番外編として9月29日には地元愛媛・西条市の丹原文化会館大ホールで、10周年記念2019レーモンド松屋コンサートと題した愛媛公演も予定している。

 ライブでは、デビューしてから10年を振り返り、その時々のエピソードを紹介しながら、21日に発売する10周年記念アルバムの中から思い出の曲を歌う。
 自ら選曲したというそのアルバムには「エメラルドの伝説」(ザ・テンプターズ、1968年)「長い髪の少女」(ザ・ゴールデン・カップス、1968年)「白いサンゴ礁」(ズーニーヴー、1969年)など懐かしいグループサウンズ(GS)のヒット曲を揃えている。

■GSに影響された音楽作り

レーモンド松屋・歌謡クラシックスⅢ~俺たちのGS~.jpg 中学時代にベンチャーズやビートルズの音楽に刺激されたレーモンドは、地元の工業高校に入ると、当時全盛だったグループサウンズに傾倒していった。友人たちと4人でバンドを組むのもこの頃からである。
 「愛媛県西条市の工業高校の電気科に入学した僕は、エレキサウンドに魅せられてしまいました。バンドを作って、文化祭で寺内タケシの『津軽じょんがら節』やレイ・チャールズの『アンチェイン・マイ・ハート』などを弾いていました。僕はドラムとボーカルの担当でした」

 この時期の中学・高校生の多くがそうであったようにレーモンドもまた、グループサウンズの影響を受け、これが後の音楽作りの核になっていく。

 デビューして発表した「東京パラダイス」(2013年)「星空のエレベーター」(2016年)は、いずれも10周年記念アルバムに収録しているが、明らかに60年代のGSの影響を受けたメロディーであることは、レーモンド自身が語っている通りである。
 アルバムにはオリジナル曲の新曲も収録されている。
 「BIG HERO」「時代劇な女」「白いエアポート」の3曲で、いずれもエレキに痺れたレーモンドサウンドの原点を感じ取れる。中でも「BIG HERO」は、自身の音楽の歴史を綴ったもので、これらが聴けるのもツアーライブの楽しみのひとつである。

■レーモンドサウンドの真骨頂「まさき色の風」

レーモンド松屋・ツアーライブ.jpg 高校時代にGSに大きく影響を受けたレーモンドも、プロを目指すなら音楽を基礎から勉強しろ、高校卒業後に就職した名古屋の電気会社での先輩のアドバイスに従って、会社を退職して東京・小石川の尚美高等音楽学院(現・尚美ミュージックカレッジ専門学校)の2部で学んでいる。
 この頃、音楽の主流はGSからすでにフォークソングへと変わっており、彼の心の中でも井上陽水の「心もよう」吉田拓郎の「旅の宿」が大きなウエイトを占めるようになっていた。

 ところが東京での生活はわずか2年半であった。愛媛・西条市の実家へ戻ったのである。そこで紹介されたボウリング場で働きながら、シンガーソングライターとして活動を始めることになる。この時に「来島海峡」「安芸灘の風」といった、彼の初期の代表作が誕生しているのである。
 「来島海峡」など、レーモンドが作ってきた楽曲には、ロック調ポップスや同演歌の匂いが強いが、彼はそれだけに止まらずに「GSっぽい楽曲だけじゃなく、王道の演歌・歌謡曲もたくさん作っています」と、音楽への尽きぬ想いをぶつけるようになる。

 愛媛県松前町の町長は彼のファンでもある。その彼から町のイメージソングを作って欲しいと依頼を受けた。
 出来上がったのが今、YouTubeで話題になっている「まさき色の風」である。「来島海峡」「安芸灘の風」をほうふつさせるメロディーは、地元の小学生をはじめ多くのレーモンドファンを喜ばせている。

■松山は事後承諾で

 レーモンドの音楽を語るのに欠かせないのが、少なくない歌手への提供楽曲であろう。
 中でも五木ひろしに提供した「夜明けのブルース」は、2012年の第54回輝け!日本レコード大賞作曲賞を受賞しており、彼の大きな転機になった作品であることに違いない。
 「この楽曲はNHKのラジオ深夜便の歌として発表されることがすでに決まっていました。タイトルも出来上がっていて、1週間で作って欲しい、と五木さんから依頼がありました。注文はポップなロックブルースというだけでした」

 この頃、レーモンドは愛媛を舞台にしたヒット曲が欲しいと考えていた。五木からの注文を渡りに船とばかりに、事後承諾で松山の繁華街の二番町を舞台にした。約束通りに1週間で書き上げたのが「夜明けのブルース」だったのである。
 「まさかあそこまでヒットするとは思はなかったけれど、これが縁となって五木さんにはこのあと2作も提供させてもらっています」

■ビッグヒーローへ

 レーモンドの尽きぬ音楽制作への想いは、未発表曲の「タケノコとフキの煮物ができました」などにも見られる。私生活の中でおもしろいと感じたことをメモやスケッチをするかのように、とりとめなく書いているのである。

 「発表する機会があれば、それもいいけれども、そんなもの売れないよ、といった声もあります。ライフワークとして感じるままに作っていきます」

 「来島海峡」「安芸灘の風」で清涼感漂う瀬戸の風を運んできてくれたレーモンド松屋は、10周年を機にさらにビッグヒーローへとなっていく。


[レーモンド松屋 オフィシャルサイト]
http://raymondm.com/
[レーモンド松屋 ユニバーサルミュージック]
https://www.universal-music.co.jp/raymond-matsuya/








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加納ひろし(テイチクエンタテインメント)  移籍第1弾 「プラットホームの人々」   代表曲にしたい意気込みの1曲 [インタビュー]

加納ひろし.jpg◆作詞家荒木とよひさがプロデュースして、テイチクエンタテインメント移籍第1弾となった「プラットホームの人々」を2019年6月19日に出した加納ひろし。ソロ歌手としてデビューしてから41年の63歳。1991年に出した「銀座」が30万枚を超えるヒットとなったが、それから30年近くたって出した今作を「人生最後の代表曲でヒット曲にする思いで歌う」と強い意気込みを見せている。



加納ひろし・プラットホームの人々.jpg









 「プラットホームの人々」は、加納ひろしの60余年の人生の節目を駅のプラットホームにたとえて、そこでいろんな人たちと出会い、体験した喜びや悲しみを、師匠である荒木とよひさが歌にした。加納自身は、ふる里の広島から東京へ出て歌手になり、自家用車で全国を巡り歌を広めてきた。

 今までの加納の人生は各駅停車の列車のようであった。
 「ゆっくりと此処までやって来ました。学ぶこともたくさんあったし、歌ってきた歌も名曲ばかりでした。ここで今作をヒットさせることが、今1番の目標なのです」

 今作のカップリング曲「愛に罪はない」(作詞・荒木とよひさ、作曲・羽場仁志)がそうであるように、加納は今まで恋歌をたくさん歌ってきた。
 ところが「プラットホームの人々」では、「人生を歌う年齢になってきた」という荒木の勧めもあって、自らの人生を重ねて歌う新境地に挑戦している。

 加納が荒木の門下に入ったのは1988年。「弟子の中では1番古い」のである。
 荒木からは「映画を見て、本も読め。あらゆろ経験の中から得たものを歌に生かせ」と教えられた。長年かかったが、その教えを歌に反映させることが出来たのは、今作であったともいう。

 荒木とは今も月に1回は会っている。生涯現役歌手を目指す加納であるが「2人ともいつまで現役でいられるか分からない。それだけに、今の作品が最後の曲だという思いで頑張って歌っている」と、1作1作必死の全力投球である。

■荒木とよひさの作品を歌う

 加納は師である荒木の歴史を歌うのが大きな夢であった。
 それが7月17日にリリースしたアルバム「荒木とよひさ作品集」で実現した。「恋唄綴り」から「四季の歌」まで荒木の代表曲をカバーした8曲と、「留萌のママ」など自らのオリジナル3曲を加えた全11曲を収録している。

加納ひろし ・荒木とよひさ作品集.jpg

 カバー曲の中でも「さくらの花よ泣きなさい」は、加納が最も歌いたかった作品であり「弟子の1人として残したい作品を収録した」と満足気な表情であった。





[加納ひろし オフィシャルサイト]
http://www.kanoh-hiroshi.com/
[加納ひろし テイチクエンタテインメント]
http://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/kanoh-hiroshi/








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長山洋子(ビクターエンタテインメント) 好スタートの新曲「夜桜ブルース」   エンカ・和楽器など〈和の世界〉を海外へ発信を [インタビュー]

◆演歌をニューヨークで聴いてもらいたいー。2019年6月26日に初のブルース調の「夜桜ブルース」を出したビクターエンタテインメントの歌手、長山洋子が自ら得意とする演歌・着物・和楽器など〈和の世界〉をニューヨークなど海外へ向けて発信することに意欲を見せている。「36年好きな歌を歌ってきた」という彼女が今、一番に目指すところで、出足を好調な新曲はそうした想いの足がかりとしたいところである。

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好調な「夜桜ブルース」 京都を舞台に歌う演歌 海外発信へも期待を寄せる


 昭和9年生まれの父親の影響で民謡を歌い始め、アイドル歌手として歌の道に入って36年。「父親がいなかったら歌い手にはなっていなかった」というほど、長山洋子にとって父親の存在は大きい。
 だが「いまだかつて私の歌を褒めてくれたことは一度もない」ほどに厳しい存在なのである。ところが新曲「夜桜ブルース」だけは「洋子の独特な澄んだ声が魅力的」と、スマートフォンに届いたメールで初めて褒めて見せたのである。

 長山を喜ばせたのは言うまでもないが、多くのファンの反応もオリコン初登場5位、8月5日付けのチャートでも41位にランキングされるなど、好調な売れ行きが、それを確かなものとして裏付けている。

■作詞家とのコミュニケーションが生んだ今作

 懐かしい昭和のブルースを歌ってみたい。長山のそんな想いから新曲は生まれたが、好調な要因のひとつに、「夜桜ブルース」とカップリングの「あの夏の蝉しぐれ」共に、制作に際して作詞家との密なコミュニケーションがあったことが大きいようである。

 詞を書いた作詞家、友利歩未とは4回に渡って、食事をしながらの打ち合わせをしている。友利の詞を長山が歌うのは、シングルでは今回が初めてであった。共に同年代ということもあって会話は弾み、友利はメモも取らずに長山の歌への想いに耳を傾けていた。この時間が双方にとって、楽曲のイメージを膨らませることに繋がっていった。

 「制作段階で作家の方と直接に話をすることって、ほとんどないんですね。今回は懐かしい軽快な昭和のブルースを書いてほしかったんです」
 そんな話をしながら2人の距離が縮まったことで、想いがより現実的なものになっていった。しかも歌の1番から3番までに、「捨てられて」「蒼月」「遠い街」といった彼女のヒット曲のタイトルが1つずつ入れるという友利ならではの洒落を見せた。

 カップリング曲の「あの夏の蝉しぐれ」も同様であった。初めて戦争・平和・未来をテーマに歌うこの作品は、戦死した息子が母に会いに来るというストーリー設定である。長山が戦争をテーマに歌うのは初めてのことであった。
 「長い歌手生活をしているけれど、戦争というものは何も知らないし、もちろん歌うのも初めて。けれども歌を通じて戦争の悲しさを、決して暗くなり過ぎずに未来へ向けてのメッセージを一度は投げかけたかった」
 長山は、この作品でも友利と意見を交わしている。

■再びニューヨークで歌いたい

 長山洋子はデビュー10年目に、25歳でアイドル歌手から演歌歌手に転身している。中でもヒット曲「じょんから女節」(2003年)で見せた、重い太棹の津軽三味線を弾きながら歌う立ち三味線は、彼女の得意技であり「武器」のひとつである。
 このような演歌・和楽器・着物は演歌歌手、長山洋子の七つ道具であり、武器なのである。これらは日本独特の和の世界の産物でもあり「海外へ発信させるチャンスを狙っている」そのものなのである。

 2013年1月には、長山はニューヨークもカーネギーホールで公演をしているが、今再び、ニューヨークで彼女の武器を余すところなく見せて、感じ取ってもらうことを考えている。
 日本のアニメが世界に浸透するように、演歌・和楽器・着物が世界から日本へと逆輸入されることもあり得る。とりわけ「海外の若い人たちに、演歌を聴いて知ってもらいたい」と長山は意欲を見せる。新曲の「夜桜ブルース / あの夏の蝉しぐれ」が、そうした海を越えて発信されることを夢見る。

■細川たかし・長山洋子、ふたりのビッグショー

 長山洋子が細川たかしと共に、全国各地で行なっているコンサートツアー「ふたりのビッグショー」 https://yumeconcert.com/concert/bigshow は、2019年9月2日の兵庫県尼崎市のあましんアルカイックホールを皮切りに、10月9日の大阪市の大阪国際交流センターまで関西6ヶ所を巡る。


[長山洋子 オフィシャルサイト]
http://www.jvcmusic.co.jp/yoko/
[長山洋子 ビクターエンタテインメント]
https://www.jvcmusic.co.jp/-/Artist/A000403.html








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たくみ稜(日本クラウン) 金色の雑魚になりたい! 絶好調の4月リリース「雑魚(ざこ)」 秋口からはライブも [インタビュー]

◆日本クラウンの歌手、たくみ稜が、好調な売れ行きを見せている2019年4月に出した新曲「雑魚」 で、自らのステップアップへの自信を強めている。オリコンのチャートでは初登場1位という、本人初の快挙を達成している。今まで以上に関西・関東で、CDショップでの予約キャンペーンを展開した効果も大きい。「ファン層の広がりも感じられます」とたくみは、この楽曲で過去の自分を捨て去って「新たな<たくみ稜>を作る」のに懸命である。

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金の雑魚を目指すたくみ稜


たくみ稜・雑魚.jpg 雑魚。価値の薄い小魚のことであるが、大した人物でないことを指したりする。
 そんな雑魚にも意地はある。♪ まだあきらめるな まだくたばってねえ 〜 の歌詞の通り「僕ももっと多くの人に知ってほしい、認められたい」と、今年、歌手生活35年を迎えているたくみ稜本人への応援歌でもある。
 「35年に相応しい楽曲にしたいですね。絶対に世に出すぞ、と歯を食いしばって、歌い手としてケジメを付けたい」
 たくみは、政治の世界じゃないけれど、痛みを伴っても大変身をしようとしているようである。

 詞は「新世紀エヴァンゲリオン」やしきたかじんの「東京」などの作詞を担当した及川眠子(ねこ)が書き、普段から交流のある杉本眞人が作曲した。初顔合わせの作品である。出来上がった詞を手にした杉本は「作曲家としてのアドレナリンが吹き出した」と、創作意欲をかき立てられたという。
 たくみもデモテープを聴き「すごい楽曲だと直感しました。もちろん注文を付ける余地もなく、売れる要素を持っている、とビビッと感じました」と、話している。

 ところがこれは、彼にとっては初めて歌う曲調の楽曲だった。杉本も「果たしてたくみに歌えるかな」と、心配したほどである。
 それでもレコーディングで、たくみは歌い切った。
 「戸惑いながらの歌唱でしたが、うまく消化して表現できたと思います」
 杉本もその時の歌を聴いて「よく歌った」と称賛したという。

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「雑魚」でたくみ稜は生まれ変わる

 今までのたくみはブルース、バラード、歌謡曲などを手堅く歌いこなしてきた。とりわけ日本クラウンに移籍してからは、徐々にヒットへの手応えは感じられるようになってはいたものの、決して飛び抜けて目立つ存在でなかったことには違いなかった。

 そうした自分を捨て去り、新たなたくみ稜を作り出すのが、今作の「雑魚」を制作する際のコンセプトでもあった。

■金の雑魚に

 7月22日付けのオリコンチャートでは17位(同29日付けは47位)であった。このランキングはCDの売り上げ枚数で決まるが、CDの売れない時代の今、彼は「自分の歌を聴いてもらう場所を多く作ってもらい、たくさんの人に僕の生の歌に触れてもらいたい」と、秋口からはライブを始めることも計画している。

 たくみは「雑魚の中にも1匹や2匹は、高級魚が混じっているものです。同じ雑魚でも金の雑魚になりたい」として、ジャケットやポスターなどのタイトル文字は金色を指定した。そう言えば、たくみ稜の「み」の字の表記は、日本クラウン移籍第1弾の「一人静」からずっと、金文字が使われている。


[たくみ稜 オフィシャルサイト]
https://www.m-plus-ryo-takumi.com/
[たくみ稜 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/takumi/whats.html








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おおい大輔(テイチクエンタテインメント) 「春な女(やつ)」   20周年記念曲   今までにないニュー演歌    10.29は今年も「まあええかLIVE」 [インタビュー]

おおい大輔.jpg◆おーい!デビュー20周年やで 〜 。テイチクエンタテインメントの歌手、おおい大輔がデビュー20周年記念曲「春な女(やつ)」を2019年6月26日にリリース。陽気な本人にピッタリなリズム演歌で「歌詞はマイナー調ですが、曲はレゲェのような、まったく新しい演歌です」と、そのギャップが見事なハーモニーを奏でているようである。



おおい大輔 「春な女(やつ)」.jpg









 「この楽曲はスーツに例えるならばスペシャルオーダーのような、僕の体型にピッタリと合った作品です」
 おおいは「春な女」を、このように説明している。
 「僕が歌いやすいように作ってある」のだが、曲の途中 ♪ 堕ちるとこまで 堕ちればいいと 〜 の後に間が設けてある。最初は間はなかったが「あえて、ここで間を空けよう」と、中村が独特な曲の作りを試みた。

 「今までに聴いたことも、歌ったこともない演歌に仕上がっています。♪ おまえひとり 〜 のサビのところでは、ビブラートに特徴が出せるようになっています」

おおい大輔 2.jpg 作詞は水木れいじ、作曲は中村泰士である。いずれもおおいとは初顔合わせの2人に、おおいは「20周年に相応しい楽曲を」と制作を依頼した。
 歌の主人公は「春のように暖かで、パッと興味をそそられてしまう女性」だという。

 それだけに聴いていて心地いいし、おおいも「歌っていても気持ちいい」というから、この楽曲はおおい節がストレートに伝わってくる作品なのであろう。
 さらにジャケット写真では、珍しく彼はネクタイ姿を見せている。
 「ジャケット写真でネクタイを締めると、不思議とCDが良く売れている」といった縁起を担いだものである。
 彼のCDジャケットの多くはノーネクタイ姿の写真だが、2012年に出した「昭和時代の忘れ物」もそうだったように、ネクタイジャケットは評判がいいようである。


 おおいはこの楽曲で「今までの僕は演歌歌手として通してきたけれど、それを忘れて振り返ることなく、新曲を境にアーティスティックな色彩を出していきたい」と、20周年を機に生まれ変わろうとしている。

 「春な女」が完成した時点で「それとは別に6、7曲を作ってもらっています。中村泰士アルバムができるほどです」と笑わせる。
 カップリングの「兄貴風」も水木、中村の手による作品である。当初はこれがメイン曲だったが、トラックダウンの際にメインに代わった。「イントロがトリッキー」(おおい)なのが特徴で、師匠の天童よしみの「大阪物語」のアンサーソングのように作られているという。


 発売日前日には大阪府内で歌唱キャンペーンを行なった。「気合いを入れて歌っていきます」と、9月には東京でミニライブを予定するなど意欲を見せていた。
 占いでは「メッチャ金持ちになる」と言われているそうだが、新曲ではなく買い続けている宝くじに期待を寄せると見せて笑わせるあたりは、達者なトークで和ませるおおいらしさでもあった。





[おおい大輔 オフィシャルサイト]
http://www.daisuke-ohi.com/
[おおい大輔 テイチクエンタテインメント]
http://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/ohi/








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石原詢子(ソニーミュージックダイレクト) 31年目の新曲「通り雨」 令和最初のヒットへ 惹きつけられる演歌ファン [インタビュー]

石原詢子 2.jpg◆ソニーミュージックダイレクトの歌手、石原詢子が2019年5月に出した「通り雨」は、曲が詞よりも先に出来上がっていた。曲を書いたのは岡千秋。自ら「力作」と言ってはばからない作品だけに、曲の入ったデモテープには2行ほどの詞が、岡のダミ声で入っていたという。あまり例のないケースで、いかに力の入った1曲であるかが分かる印象的な出来事だった。この渾身の1曲を彼女は「令和最初のヒット曲に」と、意気込む。










 ♪ 女は 淋しいね 女は せつないね 〜 で始まる「通り雨」は、これぞ石原詢子と言わんばかりの曲作りが、巧みに岡の手によってなされている。石原は「高音でバーンと出ます。これがきまった時には、気持ちが良いんです」と、この作品にぞっこん惚れ込んでいるようである。

石原詢子・通り雨.jpg 「通り雨」は、過ぎ去った恋なのに、忘れられずに想いを寄せつづける、切なく哀しい女心を歌っている。ありふれた演歌のストーリーなのだが、何故か演歌好きの心をグイグイと引きつけてくれる。
 それだけに、発売後のコンサートではCDの販売枚数も予想を超える順調で、石原自身も「確かな手応えを感じている」と顔色は明るい。

 実はこの作品は前作の「遥かな道」(2018年)と同時に出来上がっていたのである。それだけに「早く歌いたい」と思い続けた石原にとっては、気持ちを熟成させ満を持して、1年1ヶ月ぶりにリリースした新曲だったのである。

 石原は2000年と2003年の2回、NHK紅白歌合戦に出場している。初出場曲は前年4月に出してヒットした「みれん酒」だった。
 「あれよあれよ、という間にCDの販売枚数が伸びて、オリコンのチャートでは2度1位に輝き、ヒットとはこういうものなのか、と感じました」

 ヒットする兆しはキャンペーンにおける、ツーショット撮影会などでのファンの行列の長さでも感じ取れるという。「通り雨」もインストアライブでは「かなりの人たちが集まってくれて、ツーショット撮影もなかなか終わらない」といった会場が多いという。発売から1ヶ月余経過した6月24日付けのオリコンチャートでは、ランキング25位を保つほどで、確かにヒットへの兆しを感じさせている。

 「ヒットする歌は最初の2行がインパクトがあって、耳に残ります。そんな歌は自然と口ずさんでいますよね」
 作曲家の岡は自ら鼻歌で歌ってデモテープに入れた最初の2行に、その魔法をかけたのだろうか。

 好調を支えるのは、健康を保つことだと石原はいう。
 「納豆やキムチ、自分で作るぬか漬けなど、食べるものに気を使っている」
 今年はまだ一度も風邪を引いていないのも、そうした食べ物の効果なのかもしれない。

 デビュー31年目になる石原の歌は、ますます円熟味を増してきており「新曲はイントロから、いいなぁって思える作品です。歌っていて、コレはいけそうだな、という気がするんです。令和最初のヒット曲を目指して頑張ろう、といった気持ちが高まっています」と、ヒットへ向けての意欲を見せている。






[石原詢子 オフィシャルサイト]
http://junko-ishihara.com/
[石原詢子 ソニーミュージックダイレクト]
https://www.sonymusic.co.jp/artist/JunkoIshihara/








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ほのか りんご(ダイアモンドレコーズ)  「俺ら東京さ行くだ」〜わぁ青森が好きだ Ver〜 . ご当地アイドル・りんご娘を経て歌手デビュー [インタビュー]

◆青森県が大好き〜の思いを込めて歌うのは、青森県弘前市出身のほのかりんご。地域活性化アイドル・りんご娘のメンバー、レットゴールドとして青森県内を中心に活動をしていた。グループを卒業後、上京して歌手、藤あや子の付き人として勉強をしていたが、2019年4月3日に、「俺ら東京さ行くだ」〜わぁ青森が好きだ Ver. 〜 でCDデビューしている。吉幾三の作品のカバーであるが、本歌の演歌からJPOP調にアレンジされている。

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青森県を代表する歌手の1人、吉幾三の「俺ら東京さ行くだ」は、青森県の<県歌>かと思うほどに、地元では今なお親しまれ続けているという。それをアレンジしたのが、ほのかりんごが歌う「俺ら東京さ行くだ」〜わぁ青森が好きだ Ver. 〜 である。
その吉とりんごの関わりは、彼女がまだ中学3年の時に、県内のテレビ3局が合同で30分ドラマを制作した時に遡る。

「そのドラマで吉さんの娘役で出演させてもらったのが、初めての出会いでした。今回、CDデビューするのに際して、青森県ナンバー1の吉さんの楽曲をカバーしようということになりなした。吉さんのように、皆さんに愛される歌手になりたいです」

6D603F32-CCA3-4288-B001-B7AF1F668004.jpeg ほのかりんごは、この歌で大好きな青森を全国にアピールしていく思いを募らせる。CDは通常版とねぶたのはねとの衣装を身に付けて、三味線を手にしたジャケットのイラスト盤の2種類を用意して、青森の魅力を再び全国へと力を込める。

カップリングの「大丈夫」は、りんごが高校2年の時に書いた歌詞を今回、芸能界へ進みたいと夢を抱いてきた今までの自分を振り返って、全面的に書き直した。曲も彼女が書いている。
「自分に、あるいは聴いてくれるすべての人たちに向けてエールを込めた1曲です」

歌手としてのスタートを切った今、再び自分をこの歌で鼓舞させようとしているようでもある。


弘前市で祖父が営むりんご農家で生まれたほのかりんごは、小学生の頃からりんごの袋掛けなど祖父の仕事の手伝いをして育った。地元新聞の東奥日報に、青森を元気にするアイドル・りんご娘のメンバーを募集する記事が掲載されたのを見ると、芸能界を目指す彼女は迷わずに応募した。

りんご娘のメンバーとなって9年間、青森県やりんごのPRのために全国をキャンペーンし、テレビ出演の機会も掴んでいる。大阪にも2度訪れている。
「歌手としてデビュー出来ると思ったんですが、メンバーが辞めていくなど、なかなか独立を切り出すことは難しかった」

ようやく上京を果たして藤あや子の門をたたき付き人になるが、ほのかりんごの名前でのデビューは、藤のデビュー30周年の東京・明治座での公演の舞台に立った2017年だった。
それから2年、念願の歌手デビューを果たすことになった。

やっとスタートライン

歌手となったほのかりんごは、デビュー曲のキャンペーンのために大阪にもやって来た。その取材の礼状が記者の元にも届いた。それを読みながら、取材の際に彼女が話していたことを思い出した。
「りんご娘時代に叩き込まれたのは、会った人には必ず礼状を書くことでした。メールもありますが、手書き文字によるそれは自分の気持ちを相手に伝えることが出来ると教わり、それを実践しています」

葉書を読んで、再度「俺ら東京さ行くだ」〜わぁ青森が好きだ Ver. 〜> を聴いてみた。吉の演歌とは違う、おもしろい青森があった。7月にはまた大阪にやって来るという。 ほのかりんごは「CDデビューして、やっとスタートラインに立てた、といった思いです。明るくて元気が出て、親しみやすいデビュー曲を沢山の人に届けていきたいです」と、話している。 [ほのか りんご オフィシャルサイト] https://ameblo.jp/ringo-honoka/ [ほのか りんご ダイヤモンドレコーズ http://diamondrecords.net/artist/detail.html?info=19
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清水まり子(アクトラスレコード) 「おんな風林火山〜ニューバージョン 〜 」 アップテンポなメロディーと衣装で魅了 [インタビュー]

◆カバー曲「雪哭き津軽」でオリジナルを上回る人気曲にしてしまったアクトラスレコードの清水まり子が、2019年2月に出したのが「おんな風林火山 ?ニューバージョン ? 」。彼女が歌った前年の「こうふ開府500年記念曲」をリメイクしたものだが、「雪哭きー」同様にアップテンポなメロディーはファンを魅了している。

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3年ぶりに出したニューシングル「おんな風林火山 ? ニューバージョン ? 」には、新たに三味線や尺八を挿入し、詞も書き換えている。テンポも一段と早くなって、賑やかなノリのいい楽曲になった。
「雪哭き津軽」で定着させた明るく威勢のいい清水まり子のイメージをさらに高めている。

清水は「父娘(おやこ)坂」でデビューして25年になる。
出身はl山梨県出身甲府市である。実家は今年で創業110年のいなり寿司専門店で、今なお父親が寿司を作り続けている。
「あの山を越えると何かが見えるはず、の想いを抱いて東京へ出ました」

その時の清水の想いは、「おんな風林火山?ニューバージョン ? 」の冒頭、♪ 山に囲まれて 育った私 山の向こうには夢があり ? によく現れている。
まるで京を目指して天下を狙った戦国一の武将、武田信玄のようだった。

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2015年にはその山梨県から「やまなし大使」を委嘱されている。そんな縁があって2018年、甲府市から開府500年記念曲を、と依頼を受けて制作されて歌ったのが「おんな風林火山」である。

新曲には清水の、独自の世界を開拓する、といった挑戦への意欲が込められている。それを最も良く表しているのが、サイケなデザインの衣装と思い切り弾けてみせるプロモーションビデオ(PV)である。

[新月]?ブロードウェイを体験

躍動感あふれるビデオは、法螺貝と三味線の音ではじまる。着物を脱ぎ捨て、奇抜なドレス姿に変身する映像はまさに、彼女の挑戦意欲そのものであろう。アニメを見るようなその映像は、見るものを退屈させることなく楽しませてくれる。
そこで登場するサイケな衣装は、アメリカの衣裳デザイナー、パトリシア・フィールドにデザインを依頼したもので、今、歌謡界の話題をさらっている。

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清水が尊敬する歌手、マドンナの自伝で「そこにしばしば登場するパトリシア・フィールドを知った」のがきっかけだった。去年、本物のエンタテインメントに近づきたいと、渡米した際に1週間、ニューヨークに滞在し、面談がかなった彼女に衣装のデザインを発注したのである。
パトリシアとの面談もさることながら、ニューヨークのブロードウェイで体験したショーの数々は、今回の新曲にも少なからず影響を与えているようである。


https://youtu.be/_z8twglqTWw
動画


[清水まり子 オフィシャルサイト]
https://ameblo.jp/marikokanzaki1205/
[清水まり子 アクトラスレコード]
http://www.actrus.jp/marikoshimizu/
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山口瑠美(テイチクエンタテインメント)   「恋ひととせ」 20周年記念曲 7月には記念コンサートも [インタビュー]

山口瑠美 3.jpg◆テイチクエンタテインメントの歌手、山口瑠美がデビュー20周年を迎えている。2019年2月に20周年記念シングル「恋ひととせ」をリリースしており、デビュー記念日3日後の7月26日には東京・日本橋の日本橋公会堂で「山口瑠美20周年記念コンサート~居酒屋瑠美 花咲く旅路~」を予定する。




山口瑠美・恋ひととせ.jpg









 20年を振り返ってー。
 「同じところをグルグルと回っていたような気もしますが、でも、それだけ<地面>を耕せたのかな、と思っています」
 少々、謙遜気味だが、周囲は確実に前進していると見ているようである。

 その証拠がデビュー14枚目のシングルで20周年記念曲という新曲「恋ひととせ」であろう。自ら「自分の土台が見えた」という作品であり、担当ディレクターも「清楚というか、楚々としたと言うべきか、そのような彼女が持つ空気感を、この作品で強調した」と指摘する。

 山口が師匠の市川昭介から教わった「歌は心である」を、ひと時も忘れずに歌ってきた20年の成果なのであろう。

山口瑠美 4.jpg

 この楽曲はタイトルにもあるように恋歌である。
 ところが山口は「自分も含めて、夢に向かっている人をはじめ、生きている人すべてへの讃歌にも思えます」と、独自の解釈を含めて多くの人へ向けて歌う。

 ファンの評判も上々である。
 「デビュー以来最高の歌」と絶賛する声もあれば、「母にも聴かせたくて」と母親を伴ってキャンペーン会場にやって来た若い男性もいるほどである。

■父と母を歌ったカップリング

 20周年記念シングルということもあって、カップリングには2曲を収録している。「この道」「お酒の歌」である。いずれも自ら詞を書いている。2015年に出した「呼子舟唄」のカップリング曲「臥龍梅」を書いて以来である。

山口瑠美 2.jpg

 「この道」は15周年記念コンサートのために書いたものだった。評判は良かったが「私小説のようでもあり、すべての人に伝わるように、今回書き直した」ものである。詞を読むと母親のことが書かれている。
 「母の思い出を、本人から聞いて書きました」
 しかしレコーディング3日前になって、突如、再度の書き直しの依頼が入った。
 「その日は休日で温泉に行くことになっていました。予定通り温泉へは行ったのですが、詞を考えていると楽しむことも出来ませんでした」

 いずれにしても思い出深い作品となったようである。

 「お酒の歌」は、日本酒ソムリエ(日本酒唎酒師)の資格を持つ山口ならではの、楽しくお酒を飲もうという20周年乾杯ソングである。「父の思い出を2番に入れています」と山口。


動画


[山口瑠美 オフィシャルサイト]
https://yaplog.jp/yamaguchirumi/1
[山口瑠美 テイチクエンタテインメント]
http://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/rumi/







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一条貫太(日本クラウン) 「やんちゃ船」 スケール感増した昭和なボイス <クラウン船歌3人男>に [インタビュー]

一条貫太.jpg◆デビュー2作目の「やんちゃ船」を2019年1月にリリースしている。最近の新人では「早い時期に2枚目を出してもらった」と笑みを見せるのは、日本クラウンの歌手、一条貫太である。新曲はデビュー曲とはまったく曲調の違った作品だが、カラオケランキングでも上位に食い込むなど、たくさんの人たちに歌われているようである。



一条貫太・やんちゃ船.jpg










 大学3年間で卒業に必要な単位は修得していたので、デビューしてからの1年間はほとんど大学へは行っていないが、18年11月には学園祭に招かれて歌っている。演歌を聴く機会がない同世代の人たちに、デビュー曲「ふたりの始発駅」などを聴かせたが「みんな新しい音楽のように聴いてくれたようです」と一条。

 3月22日には大学も卒業した。学生歌手としてデビューして1年が過ぎた。「ファンの皆様に支えられていることを肌で感じた1年でした」と満足そう。

 「やんちゃ船」は自分にとって等身大の歌のようだという。
  実はデビュー曲の候補作の4、5作の中には、すでに「やんちゃ船」も入っていた。この楽曲には掛け声が入る。 ♪ やーれ どっこい どっこいしょ 〜 は歌う人を心地よくさせてくれる。
 「かけ声の入る歌はたくさんありますが、これは特に力が入りますね」
 と、次の ♪ やんちゃ船 〜 へと続ける。

 船に乗る男を歌う歌も少なくない。
 同じ日本クラウンには、「なみだ船」「北の漁場」などの北島三郎「兄弟船」の鳥羽一郎といったベテラン歌手がいる。それに一条が加わって、3人の<クラウン男船>である。

 北島からは「代表作になるように頑張りなさい」と励まされ、鳥羽も「船(海)の歌を歌ってもらえるのが嬉しい」と声援を送る。

 新曲の「やんちゃ船」は学生歌手から、歌手専業へと船出する自分の歌への思い入れと共通する部分があるという。

 「今まで以上に気を引き締めて、頑張って歌っていきます」意欲を見せる一条。4月6日には地元千葉でコンサートを開き、会場いっぱいに埋め尽くしたファンを前に「これから歌手1本でやっていきます」と宣言。
 たくさんの励ましの声援が寄せられていた。





[一条貫太 オフィシャルサイト]
http://www.crownmusic.co.jp/artist/ichijo/
[一条貫太 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/ichijo/whats.html


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市川由紀乃(キングレコード) 7月から新歌舞伎座初座長公演 「人生いろいろ〜島倉千代子物語〜」 新曲「雪恋華」で夢再び [インタビュー]

市川由紀乃3.jpg◆キングレコードの歌手、市川由紀乃が2019年7月5日からの新歌舞伎座開場60周年記念の特別公演で初座長を務める。芝居と歌謡ショーの2部構成で、1部の芝居は今年7回忌を迎えている島倉千代子の人生を演じる「人生いろいろ〜島倉千代子物語〜」で、歌謡ショーは新曲「雪恋華」などオリジナル曲を中心に披露する「市川由紀乃オンステージ」。子供の頃から憧れだったという歌手、島倉を演じ歌う市川は、3月末には東京・品川の東海寺にある島倉の墓前で公演の報告をするとともに「どうぞ力を貸してください」と手を合わせている。公演は18日まで。



市川由紀乃・雪恋華.jpg




 「私で良いいのでしょうか」
 昭和、平成と時代を彩ってきた歌手、島倉千代子の幼少期から最後の楽曲となった「からたちの小径」(2013年、日本コロムビア)のレコーディングまでの一代記を演じる話をもらった市川由紀乃は、思わず呟いてしまった。
 「イメージを壊してはいけないし、かなりのプレッシャーに襲われました」

 島倉とは2、3度、仕事で一緒になっただけある。市川にとってはテレビを通して見てきた大スターであったから、デビュー2年目で初めて楽屋へ挨拶に行った時、島倉は「頑張ってね」とただ一言、優しい言葉を返してくれている。市川にとっては憧れの人を目の前にして「嬉しくて、胸キュンの一瞬」だった。

 実は市川はデビュー当初から島倉千代子のビデオを見て、リズムの取り方やステージングを学んできている。
 首を傾げてみたり、可愛らしい表情や話し方など一つひとつの所作は、6月からという本格的な稽古で身に付けていくのだろうが、市川が心強く思っているのはマイクを持つ手が島倉と同じ左手ということである。

市川由紀乃・新歌舞伎座公演チラシ.jpg

 左手でマイクを持って歌うのは女性歌手では少ないと言われる。
 子供の頃に左利きから右利きに直されたというが、マイクを持つ手だけは左のままなのである。
 「右と左では力の入れ具合が異なってきますから」と、同じ左だったことに感謝する。

 島倉の約60年にもなる歌手人生は、華やかな反面、借金や病気など多くの苦労を背負う道のりであった。
 「明るく微笑みを絶やさなかった島倉さんは、どのような思いでステージに立っていたのだろうか。台本を読んで、その時の心境を考えさせられてしまいました」

■時間の大切さを感じる

市川由紀乃2.jpg 座長公演の1部は芝居、2部は歌謡ショーである。
 劇中では島倉の歌も披露する。
 市川は「日頃からカバー曲もとことんレッスンして臨んでいます」と自ら課題を課している。地方で仕事を終えて帰ってきても「時間の大切さを感じながら、先生の元でレッスンを受けている」ほどである。

 若いといっても、疲れはたまる。
 でも「そんな疲れも、今はいとおしいのです」と話すのは、以前から「人一倍努力しないと、先輩たちの背中を追いかけて行けなくなるから」といった、彼女ならではの生真面目さの現れでもあるようだ。

 2019年3月、名古屋・御園座での五木ひろし特別公演では、五木演じる浪人の妻の役をこなしたが「正座から立ち上がる姿をより美しく見せるために、繰り返し稽古して本番に臨んだ」が、公演後半はサポーターを付け、痛みを隠しての熱演だった。

 その痛みの跡が、今回の新歌舞伎座での初座長公演へ向けて、気持ちを奮い立たせている。

■「雪恋華」で再び紅白へ

 4月14日、4年ぶりという大阪・堺市のショッピングセンター、おおとりウイングスでのキャンペーンステージには、会場を埋め尽くす約1000人もの人たちが彼女の歌を聴こうと集まった。
 ファンからお帰りなさいのかけ声で迎えられ新曲「雪恋華」を披露。新歌舞伎座での初公演については「楽しみにしているよ」と、声援もかけられていた。

市川由紀乃.jpg

 その「雪恋華」は「2019年は勝負の年」とする市川が、紅白復帰をかけて歌う1曲である。這い上がることの難しさは、良く理解していると現実は隠せないが「この楽曲は多くのチャンスをもたらしてくれているし、喜んでくれる人たちに応えることにもなる」と、去年悔しい思いをしたことが今、大きなバネになっているようである。

 インタビューの終わりに市川は「たくさんの思い出が詰まった新歌舞伎座さんから、今年、大きなチャンスを頂きました。千秋楽まで精一杯演じていきたいです」と語った。





[市川由紀乃 オフィシャルサイト]
http://www.primecorp.co.jp/yukino-ichikawa/index.html
[市川由紀乃 キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=13522
[新歌舞伎座 市川由紀乃特別公演]
https://www.shinkabukiza.co.jp/perf_info/20190705.html








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秋岡秀治(日本クラウン) 「夜の雨」 代表曲「黒あげは」の流れをくむ男っぽくワイルドな新曲 [インタビュー]

◆日本クラウンの歌手、秋岡秀治が歌う2019年2月発売の「夜の雨」は、彼がデビュー10周年記念曲で歌った「黒あげは」を思わせる。「男っぽくワイルド」な歌唱が人気だった「黒あげは」は、評判の良さがひとり歩きして、2000年に出したCDはすでになく、前作の「夢落葉」のカップリングに再収録したほどであった。最初に出して20年が経過している節目に合わせて、「これと同じラインにある」という今回の新曲「夜の雨」が出来上がった。作曲は同じ岡千秋である。

秋岡秀治.jpg
秋岡秀治


 2018年の秋、秋岡秀治の師匠で作曲家の岡千秋は秋岡に「いい作品が出来た」と誇らしげに言った。その年の5月に再収録した「黒あげは」が、男っぽいメロディと歌いやすさがいい、と存外に好評だったことを受けて、メロディが先行して出来上がった。

秋岡秀治・夜の雨.jpg 「夜の雨」はまさに、「黒あげは」を踏襲した作品で「惚れているから背を向ける、強がりな男を歌う」硬派な楽曲である。ハバネラ調というゆったりとしたモダンなメロディが、主人公である男の辛い想いを一層強く感じさせてくれている。
 それを秋岡は押し殺したような声で、前半は語るように、辛い男の胸の内を<ワイルド>に表現する。

 20年前に「黒あげは」を歌った秋岡は、岡から「線が細くて男っぽさがない。もっとガァーと歌ってほしい」と言われているが、当時はその言葉の意味が全く理解できていなかった、という。

 「それが最近良くわかってきました」
 その言葉の通りに30年近く歌ってきてようやく、歌の魅力を十分に引き出せるようになったのである。

 「夜の雨」は円香乃が詞を書いているが、「黒あげは」は吉岡治であった。その吉岡は生前、秋岡に「君の歌の魅力は、聴くと秋岡が歌っている、とすぐに分かる日本一の泥臭さだよ」と話している。

 ところが若い秋岡にはそれは分からず「優しく色っぽく歌ったり、高音やパンチを効かせて歌うこともやってみました。吉岡先生や岡先生の言葉が分かるようになったのはずっと後ですが、それからは先生たちが指摘されたことを目指すようになりました。聴いてくれている人たちの反応を感じ取りながら勉強をしてきました。今にしてそれが完成してきたようにも思います」と、今の域に達するまでにはかなりの時間と試行錯誤があったようである。

 それだけに今、ファンからは「歌ってみたい」「あの歌い方だ堪らないんだよ」などと反応も良い。これぞ秋岡節と言わんばかりの喝采である。
 この作品を担当したディレクターも「昔と全然違っている。年齢と共に声が分厚くなっている」と評価する。
 秋岡も「中低音が響くようになりました。『黒あげは』のように、長く歌って行ける作品にしたい」と意気込みを見せている。

 かつて「黒あげは」はスーツ姿で歌っていた。ところが地方の興行主からは、秋岡らしくない、不評だったこともあって、途中から着物に替えている。もちろん今作の「夜の雨」も期待を裏切らない着流し姿である。






[秋岡秀治 オフィシャルサイト]
http://akioka-syuji.com/
[秋岡秀治 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/akioka/whats.html








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辰巳ゆうと(ビクターエンタテインメント) 高い人気に支えられてセカンドシングル 「おとこの純情」 歌謡浪曲にも挑戦中 [インタビュー]

辰巳ゆうと.jpg◆ビクターエンタテインメント期待の新人、辰巳ゆうとが、2019年3月27日にデビュー2枚目のシングル 「おとこの純情」を出している。それに先駆けて3月23日には東京・赤羽で初のワンマンコンサートも開いて、多くの観客を沸かせた。去年は第60回日本レコード大賞最優秀新人賞も受賞。それを受けての今年は「歌を聴いてくれる人たちに満足してもらえるように、1曲1曲を(大切に)歌っていきたい」と意欲を見せる。



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「おとこの純情」Aタイプ

 前作のデビュー曲「下町純情」は、高校生の主人公をイメージしたものだったが、今作の「おとこの純情」はそのタイトルからも伝わるように、21歳になった辰巳自身と重ね合わせ「成長した自分を見てほしい」とアピールする。

 作曲は徳久広司である。
 徳久が歌うデモ歌唱を聴いて、その「ダンディで渋い歌」に圧倒された辰巳だが、
 「若さだけの自分の取り柄を前面に出して歌おう」と、開き直ってレコーディングに入った。

辰巳ゆうと44.jpg

 ファーストコンサートを開いた赤羽は、彼がデビューする以前にストリートライブを行なっていた懐かしい街。そこのホールに満員の600人を集めて、オープニングで「おとこの純情」を発売に先駆けて披露した。
 発売日の27日には、埼玉県内のショッピングモールでの歌唱キャンペーンで3回のステージを務めた。それぞれ200人を超えるファンが詰めかけ声援を送るといった盛況ぶり。
 「新人賞をもらってから、同世代の人たちはもちろんですが、10代30代の人たちにもたくさん応援に来てもらえるようになりました」

 とりわけ女性ファンからの人気は高く、新曲発売翌日の神戸でのキャンペーンライブでも、ペンライトを振って応援する人たちが目立った。
 <ゆうとコール>に迎えられて、ジャケット写真と同じ衣装でステージに登場した辰巳は、早速「おとこの純情」を熱唱してファンを喜ばせた。客席も回って観客とハイタッチして、歌手・辰巳ゆうとをアピールしていた。

■全国47都道府県踏破へ

 辰巳は東京都内の大学に通う学生歌手である。幼い頃からの憧れだった歌手になって1年、彼は今、どのような想いなのだろうか。
 「思っていた以上に演歌歌手って大変だということが分かりました。歌のレッスンはもちろんですが、慣れないメイクもすべて自分でしています。ノドの調子も常にいい状態を保たなければいけないので、いろんな方法を試しています。このように皆さんからは見えない部分で、かなり努力をしているんですよ」

 そう言って笑って見せる辰巳にとって、化粧は歌手になって初めての経験であった。
 ニキビが出来た時の隠し方など、母親に尋ねることも多いという。

 歌でも、三波春夫が歌った「俵星玄蕃」など歌謡浪曲にも挑戦する。小学生の頃からカラオケ喫茶店で歌っていたという。今は三波の長女、三波美夕紀から歌と振り付けの指導を受けて、自らの歌の幅を広げようと取り組んでいるところである。

辰巳ゆうと2.jpg

 今年は47都道府県の全国踏破を達成するのが目標。
 「仕事で訪ねた先の人たちの縁をもらうことで、青春歌謡曲や演歌っていいなぁ、と思ってもらえるとうれしいですね」
 すでに15都道府県へは足を運んでいるが、まだ先は長い。

 大阪・藤井寺市出身の彼は、地元関西にはもう何度も帰ってきている。
 「皆さんが熱い応援をしてもらって、僕のハートも熱くなり、うれしいです。多くの人に新曲を知ってもらって1歩1歩ステップアップして行きたい」

 今年も辰巳からは目が離せないようである。






[辰巳ゆうと オフィシャルサイト] https://www.nagarapro.co.jp/top/artist/artist.php?id=98
[辰巳ゆうと ビクターエンタテインメント] https://www.jvcmusic.co.jp/-/Artist/A025361.html








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はやぶさ(ビクターエンタテインメント) 「ルビーの指環」「夏の日の1993」 など昭和・平成を彩る8曲収録「歌謡カヴァーソングス2」 5月には水森かおりの新歌舞伎座特別公演 [インタビュー]

◆新世代歌謡グループのはやぶさが、昭和と平成を代表する名曲をカバーしたアルバム「歌謡カヴァーソングス2」を2019年2月にリリースした。デビュー8年目に入った彼らが出す2枚目のカバーアルバムであるが、今回は演歌から歌謡曲、Jポップと次の世代に歌い継ぐ8曲を彼らの声で伝える。4月には箕面劇場で、5月は新歌舞伎座と劇場出演も相次ぎ、はやぶさは日々、変身中である。

はやぶさ.jpg
はやぶさ


 はやぶさのカバーアルバムの第1弾はムード歌謡曲を揃えたが、今回は「岸壁の母」(菊池章子・二葉百合子)「祝い船」(門脇陸男)「あずさ2号」(狩人)などの演歌・歌謡曲から、Jポップの「夏の日の1993」 (Class)まで、2人組の歌手の作品中心に8曲を収録している。
はやぶさ・カヴァーソングス2.jpg 収録曲のうち6曲はグループリーダーのヒカルとヤマトが一緒に歌っているが、伸びのある高音が真骨頂のヒカルは「祝い船」を、ヤマトは持ち前の低音で「ルビーの指環」(寺尾聡)をと言った具合にソロで聴かせる楽曲も揃えている。

 「歌い方がすぐに演歌になってしまうんです」というヒカルは「夏の日の1993」 の収録には苦労したようだ。
 「聴いたことはありましたが、歌ったことがなかったので、演歌との違う歌い方などをボイストレーニングの先生からレッスンを受けました」

 それでも2人は「どれを歌っても同じになることは避けて収録しました」と、新たなアルバムへの意気込みを見せた。

■10日間の新歌舞伎座公演

 5月4日から13日までは大阪・上六の新歌舞伎座での「新歌舞伎座開場60周年記念 水森かおり特別公演」に出演する。水森をはじめ椎名佐千子、岩佐美咲といった同じ事務所の先輩歌手とも、芝居と歌で共演である。
 これより先、3月9日から18日は明治座で同じ水森かおり特別公演にも出演しており、新歌舞伎座では一味違ったステージを見せてくれそうである。

水森かおり新歌舞伎座特別公演 ・小.jpg

 芝居での2人の役柄はヤマトが水森の従弟役で、ヒカルはヤマトの親友といつた設定。
 「芝居は初めてのことも多く、色んな方に応援してもらっています。とくに水森さんには出番をチェックしてもらうなど、助けてもらっているので安心してステージ集中できます」

 このところ劇場生活の多いはやぶさだが、新歌舞伎座の前の4月7日には大阪・箕面市の箕面温泉スパーガーデン箕面劇場で「箕面天空 歌のコンサート」に出演する。
 4回目の出演で、昼夜2回公演をする。はやぶさは「昼夜それぞれ別の内容をお見せするようにしています。ご期待ください」と、張り切っている。

 1月に東京で開いたコンサートでは、ヒカルの実生活をヒントにヤマトが書いたコントを2人で演じて、会場を大いに笑わせたという。箕面劇場での再現も期待したい。



タイプA・箕面天空 歌のコンサート編


タイプB・新歌舞伎座開場60周年記念 水森かおり特別公演編


[はやぶさ オフィシャルサイト]
http://8823.click/
[はやぶさ ビクターエンタテインメント]
https://www.jvcmusic.co.jp/-/Artist/A023877.html








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和田青児(日本クラウン) 「おもかげ」 3作連続の自作曲 ファンのニーズを取り入れた曲作りで人気度上昇 [インタビュー]

和田青児.jpg◆日本クラウンの歌手、和田青児が2019年2月に出した新曲「おもかげ」は、前々作から3作連続して彼自身が、星つかさのペンネームで作詞・作曲した作品である。「自分のカラーが確立されてきた」と自信を強めるが、その陰には歌う人たちの好みに耳を傾けてきた真摯な取組みがある。テレビで聞いた実業家の言葉を参考にした曲作りから生まれた作品は今、ファンの高い支持を得ようとしている。










 切ない別れを歌った「おもかげ」は、「望郷縁歌」「哀愁子守唄」と続いた前2作品とは違う。和田青児にとっては今までになかったテーマである。
 ところがキーとテンポ、さらにはいずれも5行詞であることなど、ヒットした今までの2作品を踏襲したところもあり「支援してくれたファンが期待するカラーを残した」のが今作でもあった。

和田青児・おもかげ.jpg 「おもかげ」とカップリングの「故郷が呼んでいる」は、共に作詞と作曲が星つかさ、編曲は石倉重信である。「望郷縁歌」から3作続く自作曲である。
 ここ数年でギターと譜面を書くことを覚えたこともあって、オリジナル曲をいくつか書きためていた。2015年に出した「男の懺悔(ざんげ)」のカップリング曲「心 〜こころ〜」で、自ら作詞・作曲した作品を初めて世に送り出した。以来、今作まで11作品がリリースされており、和田青児は誰もが認めるシンガーソングライターなのである。

 和田がこれまで歌ってきた作品の中には、今作のような別れをテーマにした悲恋ものは少なかった。どちらかと言えば、前向きに周りを元気にしてくれる作品が主流だった。今年7月には50歳になることから「『おもかげ』のような、切ない歌にも向き合っていかなければ」と、新しい引き出しを作った。

 1番の2行目に ♪ 赤い花 赤い花 〜 と、同じ言葉を2回繰り返す部分がある。言葉は変わるが、2番3番にも同じ繰り返しがある。聴いていて心地が良くなる箇所でもある。
 「楽曲を作る際には自己満足にならないことを心掛け、歌う人に喜んでもらえるように書くように務めています。カラオケ発表会にゲストで招かれた時などは、歌う人の好みのを探るヒントになります」
こうした積み重ねがヒット作につながっているようである。

和田青児2.jpg

 北島三郎の北島音楽事務所に23年間、独立して8年になる。北島の下では「歌うこと学ぶと共に、ピアノ前に座る先生の姿を見て歌を作ることを勉強した」という。当時はレコーディングも1日で終わらず、デビュー曲の「上野発」は3日間にも及んだ。
 レッスンでは歌詞を1行ずつ北島が歌う通りに歌っていく。「真似ないとOKが出ない」から、自然と歌は似てくる。

 今、和田は「売れる歌よりも喜んで歌ってもらえる作品作りにこだわっていきたい。そうすれば後から自然と売れてくる」と考える。
 これは、すかいらーくの創業者の1人として知られる横川竟(きわむ)の言葉を参考に、自ら考え出した作品作りのためのガイドラインである。
 「レストランも歌(CD)の世界も同じなんですね。買ってくれる人のことを考えると、良いものが出来ます」
 ファンの声に多く耳を傾け続けているのも、そのためなのである。





[和田青児 オフィシャルサイト]
http://www.seiji-wada.com/
[和田青児 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/wada/whats.html








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山口ひろみ(テイチクエンタテインメント) 「最終出船」  女性の悔しく切ない想いをぶつけて歌う哀愁演歌   レコ―ディンクに4時間半   映像シーンを再現させる作品 [インタビュー]

山口ひろみ2.jpg◆テイチクエンタテインメントの歌手、山口ひろみが2018年11月に出したシングル「最終出船」(作詞・麻こよみ、作曲・岡千秋、編曲・南郷達也)は、レコーディングに約4時間半もかかった、彼女にとっては<難産>とも言える作品であった。カップリングの「心の糸」が、わずか30分で終了したのに比べると、大変な作業だったことが分かる。その理由は、従来の演歌とは違う主人公の性格表現に手間取ったからであった。彼女にとっては「17年歌ってきて初めて」の体験で、未だに完成形に至っていないという。



山口ひろみ・最終出船.jpg









 最終の船で去ってゆく男性を、主人公は坂道を裸足で、しかもつま先は凍り、髪の毛も振り乱しながら「どうしてなの、行かないで」と、悔しさを滲ませながら叫んで追いかける。
 従来の演歌の主人公なら、泣きながら船を見送る切なく健気な女性なのだが、この作品は大阪弁で言えば「私を置いていくなんて、なんでやねん」と叫ぶところであろう。

 レコーディングの前には、繰り返しレッスンも受けた。
 「最初は弱く歌っていたんですね。すると岡(千秋)先生が、全く良いところがない、もっと悔しさ辛さを前に出して歌いなさい、言われるんです」
 山口は何度も歌い直すが、一向にOKが出ない。
 思わず「しんどい(歌)ですね」と漏らすと、岡は「歌うということはしんどいもんなんや」と叱咤した。

山口ひろみ4.jpg山口ひろみ3.jpg
第271回大阪発流行歌ライブで歌う山口ひろみ

 この歌のサビでもある ♪ あなたなぜです 〜 は、今までならば「色っぽく歌っていたフレーズ」だったが、遠くへ届くように前へ前へと声を出す。
 さらに ♪ 髪が乱れて 〜 から最後の2行は「従来ならば押し殺していた感情を、入れ過ぎるぐらいに表に出して歌うように、と忠告されました」と山口。

 こんなに難航したレコーディングは初めてで、いつも明るく元気な彼女も「つい悲しくなって涙が出てしまい、とうとう泣いてしまった」一幕もあったほどである。

 山口に岡が楽曲を提供するのは久しぶりだった。その岡が「山口ひろみの殻を破りたい」と言って作ったのが、今作である。キー合わせの段階から、美空ひばりのキーを試すなど、いつも以上に力が入っていたようだ。

 それだけではなく「腕を大きく挙げて」など、珍しく岡は振り付けの指導まで行なっている。「こんなことは初めてでした」と、山口は驚く。
 その岡は「難しい歌だけど、これには低音から高音まで音域の広さ、感情表現の方法、コブシの入れ具合など演歌に必要な要素の多くが詰まっている<演歌の教科書>でもある。これを歌えると、どんな歌でも歌えるから頑張れ」と励ましの言葉も掛けている。

■新たなファン層獲得へ

 CDが発売されて約4ヶ月がたつ。それでも山口は「今なお課題がいっぱいで、ステージに立つたびに歌は進化しています」と、表現方法に工夫を凝らす。
 山口がそう話す「最終出船」だが、ドラマチックな歌に聴き手からは予想を超えて、なかなかの好評である。

 普段はまったく演歌を聴かないという20代の女性が「これを聴いて胸を掴まれ、涙が出てきました」と感想を漏らしたというが、演歌を聴かない人、カラオケを歌わない人が映像作品を見るかのように、ストーリーに惹きつけられるケースも少なくない。この歌ならではなのだろう。





[山口ひろみ オフィシャルサイト]
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[山口ひろみ テイチクエンタテインメント]
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津吹みゆ(日本クラウン) 「由良川恋文」 鮎のようにきれいな心で待ち続ける健気に綴った恋文 京都・由良川が舞台 「望郷さんさ」のカップリング曲 [インタビュー]

津吹みゆ.jpg◆日本クラウンの歌手、津吹みゆが京都府北部を流れる由良川を歌っている。2018年10月に出したデビュー5作目の「望郷さんさ」のカップリング曲「由良川恋文」がそれである。宮下健治が作曲を、作詞は万城たかしである。福島県出身の<みちのく娘>の津吹はキャンペーン先で「どうして由良川なの、と質問を受けることも多い」のであるが、その理由は分からないと首をかしげて笑う。その姿はまったく<恋文>とは程遠いのだが・・・。


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 由良川は京都府の北、丹後・丹波地方を代表する河川であり、日本海へ注いでいる。朝霧で知られる由良川流域の街で、高校時代を過ごした記者にとっては郷愁を誘われる。
 そこを舞台にした「由良川恋文」を、デビュー5年目、23歳の津吹みゆが歌っているというので話を聞いてみたくなった。彼女とはデビュー前に大阪で偶然に会ったのが最初であったが、徐々に人気を高めている。

 由良川を舞台にした演歌・歌謡曲はいくつかあるが、福島県出身の津吹は由良川の名は初めて耳にするようだった。万城たかしの詞で宮下健治が歌うデモ音楽をもらうと「1番に出てくる ♪ 跳ねて身を焼く 鮎になり 逢いに行きたや 〜 とは、どのような気持ちなのか」と気にかかって仕方なかったようである。

 「それにデモで宮下先生が歌う声がとても素敵で、胸にグッときました。その気持ちとは、きっと清流に泳ぐ鮎のように、きれいな心になって逢いに行きたい、といった乙女ごころなのでしょうね」

津吹みゆ2.jpg

 由良川を代表する魚である鮎に万城は女性の恋心を重ねたのであろう。
 彼は野中さおり(徳間ジャパンコミュニケーションズ)のヒット曲「雪国恋人形」(1994年)や、去年、第51回日本作詩大賞に選ばれた福田こうへい(キングレコード)が歌った「天竜流し」(2018年)などを書いている。

 津吹の作品は、曲はすべて師匠の四方章人が書いてきた。今回初めてカップリング曲で宮下健治が担当した。作詞の万城たかしも初めてだった。彼はメイン曲と両方を受け持っている。
 新たな津吹みゆを作りたい想いがディレクターにあったのだろう。それが由良川とつながったのか。

 この詞はタイトルにある通り、想い人への<恋文>そのものであるわけだが、津吹は「中学の時に<恋文>を書いたことがあります」というものの、鮎の塩焼きの方が気になるように思えた。


[津吹みゆ オフィシャルサイト]
http://www.crownmusic.co.jp/artist/tsubuki/si.html
[津吹みゆ 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/tsubuki/whats.html







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竹川美子(日本クラウン) 「三年椿」 作詞家松井由利夫の遺作 詩情豊かな15周年記念曲 22日には東京でコンサートも [インタビュー]

竹川美子2.jpg◆デビュー15年になる 日本クラウンの歌手、竹川美子が、2019年3月22日、東京・渋谷区文化総合センター大和田・伝承ホールで開く初のホールコンサート「美子と仲間達」で、同6日にリリースした新曲「三年椿」と共に落語家、古今亭志ん五から指導を受ける落語も披露する。新曲は23枚目のシングルで、初めて故・松井由利夫の詞を歌う。「レトロな昭和の情景が浮かんでくる」(竹川)という作品。恩師叶弦大が曲を書いている。


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 15周年を記念したコンサート「美子と仲間達」は、生バンドで「三年椿」やデビュー曲で代表曲の「江釣子のおんな」などオリジナル曲10曲余を歌うほか、民謡のメドレー、三味線による弾き語りも盛り込む。
 同時に見せ場の1つが、5分程度の落語の披露。出し物は「初天神」で、息子と父親のコミカルなやり取りを語る。同門の長谷川真吾、知里、六本木ヒロシも共演する。広島からは両親も応援に駆けつけるという。

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落語を披露する竹川=歌う王冠ライブで(2019.3.15)

 幸せ薄い女の切なさを歌い続ける竹川美子が今月6日に出したばかりの「三年椿」は、男性と別れて3年ぶりにふる里に帰った女性が主人公。捨て切れない想いを振り切ろうとする健気な女性を歌う。演歌好きにはたまらない<演歌の王道>を行く作品である。松井由利夫の美しい詞が情景を引き立てる。

 松井が生前、叶に預けていた詞に、竹川の15周年記念曲にと、今回、叶が曲を書いた。
 「美空ひばりさんのように、どっしりと大きく歌いなさい。さらに最後の2行はつぶやくように、島倉千代子さんっぽく可憐さを出して、と叶先生から注文されて驚きました。結局はレコーディングでは竹川美子っぽくなってしまいましたが」

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大きく可憐に「三年椿」を歌う

 大物歌手を手本に、と言われた竹川だったが「覚えやすいメロディーだけに、歌いやすいのでは・・・。最初に大きく歌うと、あとはスッーと入っていけます」と、歌う際のポイントも説明してくれた。


 カップリングの「いのちの鎖」も、松井由利夫作詞、叶弦大作曲、そして編曲は蔦将包である。やっと巡り合えた幸せな作品を歌う竹川は「詞を読んで涙がポロポロと出てきたんです。こんな事って初めて。分かりやすい詞で、簡単に歌の世界に入っていけました」と、ようやく笑顔で歌える楽曲をもらって嬉しそうであった。

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 彼女はデビュー曲の「江釣子のおんな」以来、決して結ばれない恋に苦しむ女性をずっと歌ってきた。本人もきっとそうだろうと、聴くものを錯覚させてしまうかのように。
 そうした想いは「三年椿」でも十分に感じられるのだが、真逆に「いのちの鎖」はイントロの鐘の音が表すように、幸せいっぱいに包まれた作品なのである。その歌は、15年のキャリアと心境の変化が、彼女に自信を持たせた結果でもあるようだ。


 そんな竹川は15周年を迎えられたことの喜びを「皆さんへの感謝の気持ちを大切に、1歩1歩前進して歌の財産を増やして、お見せできるようにしたいです」と、話していた。






[竹川美子 オフィシャルサイト]
http://www.havmercy.co.jp/takegawa/pg313.html
[竹川美子 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/takegawa/whats.html









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真木ことみ(日本クラウン)   「恋散らしの雨 / あたたかい雨」  ふたつの雨が見せる切ない女性のドラマ [インタビュー]

真木ことみ2.jpg◆日本クラウンの歌手、真木ことみが2019年2月6日にリリースした新曲「恋ちらしの雨」は、カップリング曲「あたたかい雨」とともに、雨がキーワードである。発売日には東京・中野のCDショップで歌唱キャンペーンを行ったが、偶然にも空は雨模様。2曲とも雨がが重要な意味を持っているだけに、さい先のいいスタートであった。1ヶ月たった3月11日付けのオリコン演歌チャートでも16位にランキングされているなど、好調な売れ行きを見せている。










真木ことみ・恋散らしの雨.jpg 恋散らしー。聞き慣れない言葉だった。しとしとと静かに降る雨が、花びらを散らせていく光景に、恋の終わりを重ねている。真木は「まるで絵でも見ているかのような、日本の美しい情景を感じさせてくれます」と説明している。

 作詞は麻こよみ、作曲は徳久広司。この売れっ子コンビによる作品は、真木にとっては2作目になる。

 1番から3番まで、ラスト近くで 〈雨 雨 雨 雨 〉と雨が4つも続く。感情が高まるところでもある。「すべて違う雨を表現しており、最初は強く、次は弱く、再び強く、最後は色っぽくといった具合に表現を微妙に変えています」
 これはあくまでも真木の解釈による表現であり、正解はないという。
 「歌う方の気分で表現を変えてみてもいいですね」

 真木の声は太く「女性の優しさを表現するのは苦手」と自身で告白しているが、今作の「恋散らしの雨」では「徳久先生のメロディーによって角が取れて、優しさや柔らかさを表現できたように思えます。素の自分も出すことができました」と、レコーディングも短い時間で終えている。

 真木の「スッとレコーディングが終わると、歌い手としてはもっと違う表現ができるんじゃないかと思うんですよね」の言葉は、やはり歌い手であることを感じさせる。、


■心を癒す雨

 カップリング曲は「あたたかい雨」。バラード調の歌謡曲である。やはり雨がキーワードになっている。作詞は真木のマネージャーである浦千鶴子。真木に提供するのは3作目になる。作曲は鳥羽一郎の子息でシンガーソングライターの木村竜蔵で、真木にはこれが初めての作品になる。

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 「切ない歌なんだけど、不安なことや苦しみも、貴方と一緒ならば幸せに思えるでしょうといった歌なのです。癒されるメロディーで、繰り返し聴きたくなる楽曲です」

 演歌だとコブシや感情が入ってしまいがちだが、この作品では「それを入れないで歌うのがポイント」のようでもある。

 この歌の雨はタイトルの通りに、心を温かくしてくれる。一方のメイン曲の「恋散らしーー」では冷たい雨がしとしとと降るといった、2つは対照的な雨を表現している。






[真木ことみ オフィシャルサイト]
https://ameblo.jp/maki-kotomi/
[真木ことみ 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/maki/whats.html







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長保有紀(日本クラウン) 「つよがり」 馴染みやすい3連のブルース演歌 メイン曲2作目の自作詞 [インタビュー]

長保有紀.jpg◆日本クラウンの歌手、長保有紀が2019年2月6日に出した新曲「つよがりは」は、メイン曲とカップリング曲のいずれも彼女自身が「はずき」のペンネームで詞を書いたものである。作曲はシンガーソングライターの美樹克彦。はずきは長保の生まれ月である8月から取った、旧暦の8月の名称。タイトルは詞が書きあがった当初、もっと演歌っぽいものだったが、あれこれ変更して今のものに落ち着いた。カップリングの「虹の橋から」はペットの目線で書いた、これもはずき作品である。


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 長保が「歌詞は演歌だけど、3連のメロディーがお洒落」という「つよがり」は、語るような口調で歌うブルース演歌。まだ演歌という言葉がなく、流行歌と呼ばれていた時代から歌に馴染んできた彼女が歌いたかったのは、こんな作品なのではと思わせる。

 彼女はかれこれ20年以上も、着物に不倫ものと言った演歌を歌ってきた。「長かった。歌は世につれ世は歌につれ、と言いますが、今の演歌は決して世に連れていないよう思うんです」
 と長保が指摘するように、今、歌を聴き、歌う人たちの好みと離れて過ぎている。そこに投じられたのが「つよがり」だった。

 書き上げた詞に付けたタイトルは、曲が付くと「どうもしっくりとこなかった」(長保)ことから、変更することになる。曲調は演歌ではなく、かつての歌謡曲だったからである。色々考えた挙句、浮かび上がったのが、今の「つよがり」であった。


 ところが「歌詞の中には<強がる>といった言葉は出てくるが、タイトルの『つよがり』はまったく出てこないんですよ」と笑う。
 3番にある ♪ 無理に笑えば 尚つらい 〜 が強がりな主人公を連想させるのだが、タイトルも作品の重要な1部であり、設定は難しい。

 メイン曲を長保自身が作詞したのは、「露の花」(2017年)に次いで、これが2作目であるが、作詞家としての長保のキャリアは20年以上にもなる。これまではアルバム収録曲やカップリング曲が専らであった。
 新曲の表題曲となった「つよがり」は美樹が曲を担当した。長保と1年前に千葉での仕事で出会ったことがきっかけとなって実現した。

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 カップリング曲の「虹の橋から」は、長保が3年ほど温めていた作品である。詞はペットの犬や猫の目線で書かれている。
 タイトルの虹の橋は、亡くなったペットが行く架空の場所で、ペットを飼う人たちの間では広く知られている。飼い主が亡くなると、この橋で再会して、一緒に虹の橋を渡って天国に行くのだと伝えられている。

 長保自身も犬を2匹、猫を1匹を飼う、彼らにとっては<お母さん>なのである。すでに何匹もペットを見送っており、作品では、そうしたペットたちが<飼い主がいつまでも涙を流してはいないか>と、虹の橋で心配している姿を歌う。
 「私と同じように犬猫を家族同様に飼っている人たちに聴いてほしい1曲です。キャンペーンなどで歌うと、動物好きの人の中にはこの歌で救われた、と涙する人もいます」

 長保にとってはメイン曲にも増して自信をみせる1曲である。





[長保有紀 オフィシャルサイト]
https://ameblo.jp/nagahoyuki/
[長保有紀 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/nagaho/whats.html







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