So-net無料ブログ作成

神野美伽(キングレコード) 夢を追い求めて来春、米・オースチンでのフェス参加 1月1日にはデビュー35周年記念曲リリース 3日からは新歌舞伎座公演も [インタビュー]

神野美伽2.jpg◆ニューヨークで演歌を歌い続け、その反応を問い続けて4年になるキングレコードの歌手、神野美伽が、2018年3月、米・テキサス州オースチンで開かれる音楽と映像のフェス「サウス・バイ・サウス・ウエスト」に初参加する。世界中から音楽関係者が有能な新人アーティストを求めて集まってくると言われ、事前のオーディションには毎年約8000組の応募があったという。デビュー35周年を迎える来年は1月1日にシングル「千年の恋歌」と、同曲を収録したアルバム「夢のカタチ」(全11曲)を日本でリリースするとともに世界120ヶ国で同時配信する。






 「フェスでは海外のプロデューサーと出会いたい」
 神野美伽は早くも期待に胸を膨らませる。
 先ごろオーディションの合格通知を受け取ったばかりで、目下、参加のために必要な書類を英文で作成中で、渡米へ向けてのビザも申請中だという。
 フェス当日の歌唱持ち時間は45分で「神野美伽の音楽をすべて見てもらいます。衣装は着物です」と、日本らしさを精一杯に演出して、ニューヨークで歌ってきた4年間の成果を、そこで結実させる考えである。

 歌うのは「たとえば『無法松の一生』にアレンジを加えるとか、オリジナル曲をアカペラでとか、または新曲の『千年の恋歌』もありえるなど、日本を感じさせる」ことを狙って選曲を進める。

神野美伽3.jpg 神野は「ここ10年ほどは演歌の閉塞感に危機を抱いてきました」と、カラオケで歌いやすい楽曲だけがもてはやされている今の状況を危ぶむ。演歌はもっと可能性のある音楽ジャンルであるはずなのに、どうすれば立ち直れるのか。
 それを考えた彼女が目を向けたのは海外だった。

 世界的なジャズヴォーカルグループ「The Manhattan Transfer」のジャニス・シーゲルは、神野が歌う「リンゴ追分」のニューヨークでのライブ音源を聴いて「これは何という素晴らしい音楽」と驚嘆したというが、それに背中を押されるように神野は「演歌が格好良くて自由な歌であると、多くの外国人が言ってくれることで、その評価は国内でも変わるかもしれない」と期待を寄せる。

 米国・フェスへの挑戦はその試みのひとつなのである。




 しかし、フェスへの参加に至るまでには、決して一筋縄ではなかった。初めてニューヨークへ渡って「(演歌を)歌わせて」とライブハウスの門をたたくが、行く先々で断られ続けた。ようやく1軒のジャズクラブが「15分やるから歌いな」とOKをくれたのが、今につながり、そこで4年間繰り返し歌ってきた。それが少しずつニューヨーカーに演歌を届けることになった。


 来年2018年4月28、29の両日には仙台市の隣、宮城県川崎町、みちのく公園北地区エコキャンプみちのくで行われる東北最大級のロックフェス「ARABSKI ROCK FEST .18」にも参加することが決まっている。古市コータロー、クハラカズユキと共に参戦するという。

 神野は「夢は若い人が見るもの、と思われがちですが、わたしはこれからも夢を追いかけていきたい」と、世界に通用する演歌を届ける夢を見続ける。

■無駄のないメロディーな35周年記念曲

 デビュー35周年の来年、1月1日に神野はシングル「千年の恋歌」と、デビューから今まで彼女と一緒に音楽を作ってきた音楽家と1曲1曲を作ったアルバム「夢のカタチ」(全11曲)を同時リリースする。そこに収録した1曲「千年の恋歌」(カップリングは「夢のカタチ」)をシングルカットしている。

神野美伽・千年の恋歌.jpg神野美伽・夢のカタチ.jpg
デビュー35周年記念シングル(左)と同アルバム

 神野が歌う楽曲の8、9割は作詞家の荒木とよひさが書いている。「千年の恋歌」も荒木が詞を書き、作曲家の弦哲也が曲を付けた。編曲は船村徹の子息、蔦将包。神野にとっては初のワルツ調で、3拍子の楽曲である。
 荒木と離婚して2年半になる神野だが「わたしに歌わせたい、と思う詞を書いてください」と、改めて願い出ている。
 すると2、3日して「すごく良いのが出来た」と電話をかけてきた荒木は、電話口で詞を読み上げて「良いだろう」と自信たっぷりなところを見せた。

 「それを弦先生が、荒木さんが紡いだ言葉のテンションそのままに、無駄なく音楽にしてくれました」と神野。
 彼女を知り尽くした荒木と弦の2人のコンビによって「わたしが歌うべき絶妙な作品に仕上がった」と、神野は笑顔を見せる。

■新歌舞伎座新春特別公演

 エキサイティングに米国のフェスに参加するかと思えば、国内のコンサートホールを巡るツアーや地方の公民館で演歌を聴かせもする。さらにはロックライブハウスのクラブクアトロで歌うなど、いろんな顔をを見せる神野美伽。

神野美伽・新歌舞伎座特別公演.jpg

 そんな彼女が2018年1月3日からは大阪・上六の新歌舞伎座での新春特別公演に出演する。人情喜劇「おおきにな ~浪花のゆうれい女房~」と歌のオンステージ「感動!天下無双の神野節」の2部構成である。
 芝居は次々と待ち受ける困難から、愛する家族を助け出そうとひとり奮闘するお春に神野が扮し、その亭主役に太川陽介が出演。そのほかにもおりも政夫、山田スミ子、曽我廼家寛太郎らが顔を揃える。

 昭和の名曲からオリジナルナンバーまでを歌うオンステージでは、もちろん夢の結晶でもある「千年の恋歌」なども披露してくれるはずである。公演は1月25日まで。





[神野美伽 オフィシャルサイト]
http://www.shinno-mika.com/
[神野美伽 キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=13450






nice!(6)