So-net無料ブログ作成

長山洋子(ビクターエンタテインメント) 好スタートの新曲「夜桜ブルース」   エンカ・和楽器など〈和の世界〉を海外へ発信を [インタビュー]

◆演歌をニューヨークで聴いてもらいたいー。2019年6月26日に初のブルース調の「夜桜ブルース」を出したビクターエンタテインメントの歌手、長山洋子が自ら得意とする演歌・着物・和楽器など〈和の世界〉をニューヨークなど海外へ向けて発信することに意欲を見せている。「36年好きな歌を歌ってきた」という彼女が今、一番に目指すところで、出足を好調な新曲はそうした想いの足がかりとしたいところである。

長山洋子.jpg
好調な「夜桜ブルース」 京都を舞台に歌う演歌 海外発信へも期待を寄せる


 昭和9年生まれの父親の影響で民謡を歌い始め、アイドル歌手として歌の道に入って36年。「父親がいなかったら歌い手にはなっていなかった」というほど、長山洋子にとって父親の存在は大きい。
 だが「いまだかつて私の歌を褒めてくれたことは一度もない」ほどに厳しい存在なのである。ところが新曲「夜桜ブルース」だけは「洋子の独特な澄んだ声が魅力的」と、スマートフォンに届いたメールで初めて褒めて見せたのである。

 長山を喜ばせたのは言うまでもないが、多くのファンの反応もオリコン初登場5位、8月5日付けのチャートでも41位にランキングされるなど、好調な売れ行きが、それを確かなものとして裏付けている。

■作詞家とのコミュニケーションが生んだ今作

 懐かしい昭和のブルースを歌ってみたい。長山のそんな想いから新曲は生まれたが、好調な要因のひとつに、「夜桜ブルース」とカップリングの「あの夏の蝉しぐれ」共に、制作に際して作詞家との密なコミュニケーションがあったことが大きいようである。

 詞を書いた作詞家、友利歩未とは4回に渡って、食事をしながらの打ち合わせをしている。友利の詞を長山が歌うのは、シングルでは今回が初めてであった。共に同年代ということもあって会話は弾み、友利はメモも取らずに長山の歌への想いに耳を傾けていた。この時間が双方にとって、楽曲のイメージを膨らませることに繋がっていった。

 「制作段階で作家の方と直接に話をすることって、ほとんどないんですね。今回は懐かしい軽快な昭和のブルースを書いてほしかったんです」
 そんな話をしながら2人の距離が縮まったことで、想いがより現実的なものになっていった。しかも歌の1番から3番までに、「捨てられて」「蒼月」「遠い街」といった彼女のヒット曲のタイトルが1つずつ入れるという友利ならではの洒落を見せた。

 カップリング曲の「あの夏の蝉しぐれ」も同様であった。初めて戦争・平和・未来をテーマに歌うこの作品は、戦死した息子が母に会いに来るというストーリー設定である。長山が戦争をテーマに歌うのは初めてのことであった。
 「長い歌手生活をしているけれど、戦争というものは何も知らないし、もちろん歌うのも初めて。けれども歌を通じて戦争の悲しさを、決して暗くなり過ぎずに未来へ向けてのメッセージを一度は投げかけたかった」
 長山は、この作品でも友利と意見を交わしている。

■再びニューヨークで歌いたい

 長山洋子はデビュー10年目に、25歳でアイドル歌手から演歌歌手に転身している。中でもヒット曲「じょんから女節」(2003年)で見せた、重い太棹の津軽三味線を弾きながら歌う立ち三味線は、彼女の得意技であり「武器」のひとつである。
 このような演歌・和楽器・着物は演歌歌手、長山洋子の七つ道具であり、武器なのである。これらは日本独特の和の世界の産物でもあり「海外へ発信させるチャンスを狙っている」そのものなのである。

 2013年1月には、長山はニューヨークもカーネギーホールで公演をしているが、今再び、ニューヨークで彼女の武器を余すところなく見せて、感じ取ってもらうことを考えている。
 日本のアニメが世界に浸透するように、演歌・和楽器・着物が世界から日本へと逆輸入されることもあり得る。とりわけ「海外の若い人たちに、演歌を聴いて知ってもらいたい」と長山は意欲を見せる。新曲の「夜桜ブルース / あの夏の蝉しぐれ」が、そうした海を越えて発信されることを夢見る。

■細川たかし・長山洋子、ふたりのビッグショー

 長山洋子が細川たかしと共に、全国各地で行なっているコンサートツアー「ふたりのビッグショー」 https://yumeconcert.com/concert/bigshow は、2019年9月2日の兵庫県尼崎市のあましんアルカイックホールを皮切りに、10月9日の大阪市の大阪国際交流センターまで関西6ヶ所を巡る。


[長山洋子 オフィシャルサイト]
http://www.jvcmusic.co.jp/yoko/
[長山洋子 ビクターエンタテインメント]
https://www.jvcmusic.co.jp/-/Artist/A000403.html








nice!(5) 
共通テーマ:音楽

nice! 5