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五木ひろし・天童よしみ初春歌合戦   昭和・平成の名曲とオリジナル曲を聴かせる   大阪・新歌舞伎座で夢の競演が初めて実現 [舞台公演]

◆昭和、平成を代表する歌手の五木ひろし天童よしみが、平成最後の年となる今、大阪・上六の新歌舞伎座で初の歌の競演を見せている。初春歌合戦のタイトルに相応しく、実力伯仲の2人による3時間超に及ぶ歌謡ショーは、1部は 日本人が愛した歌をテーマに、2部はオリジナルヒット曲パレード。戦後の日本の歌謡史を彩った美空ひばりから田端義夫、春日八郎、三橋美智也をはじめとする名曲の数々や、自身の新曲や代表曲などオリジナル曲も聴かせて、会場を埋め尽くした人たちは誰もが満足し切った様子であった。2019年2月10日まで。

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 多くの日本人の心に残る昭和から平成にかけての歌の数々を、五木ひろし天童よしみの2人が平成最後の年に歌い継ぐ。誰もが納得する時代を代表する実力派歌手である。その歌声と姿を耳と目に刻んでおきたい、会場はそんな人たちがばかりだった。

 1部のオープニングは、バタやんの愛称で知られた田端義夫の「かえり船」を五木のギターで天童が歌うところから始まり、五木が「憧れのハワイ航路」(岡晴夫)「哀愁列車」(三橋美智也)天童は「赤いランプの終列車」(春日八郎)「別れの一本杉」(同)と、聴くものを次々と懐かしい世界へと誘って行く。

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 「もう何時間でも歌っていられるね」と五木が天童に話しかける。分厚い歌謡史のページをめくるかのように、早くも2人は最高潮のようである。
 ステージバックの大型スクリーンには、歌に合わせた映像が流れている。テレビなどでお馴染みの、元NHKアナウンサーで今はフリーアナの石澤典夫の声が、テレビのドキュメンタリー番組でも見ているかのように思わせる演出である。

 昭和を華々しく駆け抜けた美空ひばり。
 天童はかつて、彼女の舞台に子役としてデビューしたのが最初の出会いであったという。そしてこの日、美空の「津軽のふるさと」を歌った。生前、美空はステージ脇でじっと自分の歌に聴き入る天童に「あなた歌が好きなのね」と声をかけてもらっている。歌手として生きていく糧として、今も忘れられない記憶だという。

 1部のフィナーレは、美空と同じく昭和を代表する島倉千代子の「人生いろいろ」を選曲し、五木と天童のふたりでステージを盛り上げた。今年は島倉の七回忌にあたるという。

■充実の2人のヒットパレード

 2部は五木と天童ふたりによる「ダンシング・オールナイト」で幕を開けて、ポップスの名曲が続く。「糸」で中島みゆきの世界を五木が再現してみせる。天童は今も尊敬してやまないやしきたかじんの「やっぱ好きやねん」を聴かせると、五木から「シングルで出しなさいよ」と勧められるほどに、すっかりと昇華させた歌いっぷり。

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 2人による寸劇を挟んで、ラストはいよいよヒットパレードである。
 天童が競作の中から抜きん出た歌唱力で存在感を示して代表曲とした「道頓堀(とんぼり)人情」、歌手としての地位を不動にした「珍島物語」そして今回の新歌舞伎座公演初日の1月9日に出したばかりの新曲「一番星」などを披露。「これからも1曲1曲を心を込めて皆さんの心に届くような歌を歌っていきたます」と語りかけていた。

 今年で歌手生活55年になる五木は、自らを生まれ変わらせたかのような平成のヒット曲「夜明けのブルース」壮大な「九頭竜川」や、作家の五木寛之と一緒に作り上げたという「ふりむけば日本海」など平成に入ってからの代表曲を歌った。18年8月に出したなかにし礼作詞による、スペイン語で人生万歳という意味の「VIVA・LA・VIDA! 〜生きてるっていいね!〜 」も聴かせた。
 「去年は48年連続して紅白に出場することができました。新曲は生きているこの素晴らしさを歌っています。先ごろスペイン語版もレコーディングしました」と再び新たな挑戦への意欲をみせた。

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 エンディングでは男女8人によるダンシングチームによるダンスを交えて、美空ひばりの「お祭りマンボ」を賑やかに歌い、演中恒例の新歌舞伎座開場60周年記念の手ぬぐいをステージから撒いて会場を沸かせていた。


※写真はいずれも新歌舞伎座提供。

[新歌舞伎座 五木ひろし・天童よしみ初春歌合戦 ]
https://www.shinkabukiza.co.jp/perf_info/20190109.html






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