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こまどり姉妹(日本コロムビア)  高松と高知で2公演  80歳で元気に感動ステージ  みやま健二(徳間ジャパン)もゲスト歌唱 [イベント]

◆来年で歌手デビュー60周年を迎える80歳のこまどり姉妹が2018年10月21日、高松と高知で、それぞれ約1時間余の感動の公演を見せた。デビュー曲の「浅草姉妹」(1959年)から18年ぶりに出した最新曲「こまどりのラーメン渡り鳥」(2014年)までオリジナル曲を披露するとともに、歌謡浪曲「岸壁の母」などカバー曲も元気いっぱいに歌い上げた。今なお元気に歌える秘訣は、欠かさないウォーキングと、北海道から上京して始めた流しで夕方から明け方近くまで飲み屋を100軒~200軒と歩いて足を鍛えたお陰だという。

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 この日、1回目の公演は高松市今新町にあるパブ劇場狸ご殿。ここでの公演は4回目だという。マスターの藤岡清春さんは「高松での公演はこれが最後になるでしよう」という触れ込みもあってか、対岸の岡山県からもファンがやって来るなど会場は超満員の70余人でぎっしり。
 デビュー曲の「浅草姉妹」から「三味線姉妹」(同)「ソーラン渡り鳥」(1961年)「未練ごころ」(1962年)「こまどりのラーメン渡り鳥」といったオリジナル曲から「湯島の白梅」「岸壁の母」といったカバー曲、さらには姉の栄子が「二輪草」(川中美幸)の歌に合わせての踊りも見せてくれて、公演は聴きどころ見どころ満載であった。

 背筋をピーンと伸ばして控室の中を歩いている2人からは、まったく年齢を感じさせることはなかった。
 「私たちは18歳の時から別々に住んでいるんですよ。姉は暗い室内じゃない寝られないの。でも私は明るくしてテレビも付けっぱなしで寝るから一緒は無理ね」と葉子。
ステージではこんな逸話がたくさん飛び出す。

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 「一度は花嫁衣装を着て温かい家庭を作りたかったけど、2ヶ月で45日間も興行に出る忙しさでは、同世代の人との出会いもなかったんですよ。働いて貯めたお金は両親に渡すといった具合で、結婚どころではありませんでしたね」

 父親は結核で働けなかった。母親は歌を聴いてもらってお金を稼ごうと、2人を連れてあちらこちらを1軒1軒訪ね歩いたという。でも玄関を開けてくれる家はなかった。
 ある家の玄関に立った時、姉妹はいつも通りに母親の後ろに控えていたのだが「その子たちが歌ったらお金をあげる」と言われ、母親の反対を押し切って2人は歌ったこともあった。

 するとその歌を聴いていた、今までドアを開けてくれなかった近所の人たちが集まってきて「あと1曲歌うともっとお金をあげるよ」というから、この時に歌うことでお金をもらえることを知ったのである。

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 こまどりの2人は小学校も卒業せずに「一生懸命に働いて生きてきた」という。上京してからも流しをして生計を立て、稼いだお金は北海道の親の元へ送り続けた。オリジナル曲の数々には、そんな思い出がいっぱい詰まっているのである。

 披露してくれた最新曲「こまどりのラーメン渡り鳥」は、そんな姉妹が流しの合間に食べたであろうラーメンの思い出が詰まっているかのようである。その健啖家ぶりを感じさせる1曲でもあり、1番の北海道から4番の博多まで、ご当地ラーメンが次々と出てくる。思わずラーメンが食べたくなる、そんな歌なのである。

■高知市内からもファンが

 衣装の着物姿のまま車で3時間余をかけ午後7時からの高知・安田町へ移動した。こまどり姉妹がこの町で歌うのは30年ぶりだという。やって来たのは携帯電話もつながらない山の中にある、客席がわずか100席という小さな映画館であった。1ヶ月のうち映画を上映するのは1週間から10日間ほどで、壁面には石原裕次郎、吉永小百合など昭和映画のスターたちが出演した映画ポスターが壁面いっぱいに貼られていた。

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 2人は疲れも見せずに控室で化粧直しをして出番を待つ。「若い時には30分で済んだものも、今は5時間もかけなけければ」と笑わせる余裕も見せる。

 舞台途中では妹の葉子が、ツケまつ毛を直す、といってステージを降りた。
 「ツケまつ毛はデビュー1年目の時に、同じ映画に出ていた浅丘ルリ子さんから『これを付けると目がパッチリとするわよ』と言ってもらって付けたのが最初でした。それから付けずずにはいられなくなってしまいました」
 物静かな姉の栄子とは反対に、葉子はトークで客席をよく客席を笑わせる。

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 彼女たちの舞台の前座では、高松・高知ともに徳間ジャパンコミュニケーションズの歌手、みやま健二が新曲「能登の灯祭り」を歌った。高松の狸ご殿では何度となく歌っているみやまであるが、この大心劇場での出演は初めてだった。
 ♪ イヤサカヨッセ~ と歌う彼に続いて<サカセ~ (栄えるの意)>の掛け声が会場いっぱいに飛び交い、「初めての舞台でありながら大きな声には感動しました」とみやま。

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 こまどり姉妹の舞台が終わると、もう外は漆黒の闇だったが、小さな映画館だけは光り輝いていた。サインを求める人たちなど、名残を惜しむかのように、多くの人たちがなかなかその場を立ち去れないでいた。


[こまどり姉妹 オフィシャルサイト]
http://columbia.jp/artist-info/komadori/
[みやま健二 オフィシャルサイト]
https://warakasu.jimdofree.com/







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