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椎名佐千子(キングレコード) 「舞鶴おんな雨」 しっとり感いっぱいに降らせる涙雨 6月には舞鶴で新曲キャンペーンも [インタビュー]

椎名佐千子1.jpg◆会うたびに女らしさが増すキングレコードの歌手、椎名佐千子が2018年1月に出した新曲「舞鶴おんな雨」は、恋に破れひとりで生きていくことを決めた女性を、数少ない京都・舞鶴を舞台に歌った演歌。主人公はこのところ椎名が挑戦し続けている、静かに落ち着いた「しっとり感いっぱい」な女性である。所作だけではなく、歌の表現力も今作の作曲家岡千秋からもらっていた課題をクリアして、聴くものの心を揺さぶっているようである。










 舞鶴出身の記者が、椎名佐千子が新曲で舞鶴を歌うということを知ったのは去年だった。それだけに、どんな楽曲になるのかが楽しみであった。歌詞には定番の赤れんが倉庫が出てくる。しかし演歌には欠かせない岬宿や北行く船の最終便は、この街のシンボルとしては意外なようにも思えた。
 ところが北行く船は、舞鶴と小樽を結ぶフェリーであり、これからひとりで強く生きて行く、と主人公の芯の強さを表すものとして重要な意味を持ってくる。舞鶴湾に突き出た岬の宿も、女性が切なさに堪えてひとり佇む舞台にはもってこいなのであった。

 舞鶴へは2、3年前に歌のキャンペーンで1度行ったことがある、という彼女が抱くその街のイメージは・・・。「情緒があって、出会った人たちには品があり、いつかはこの街を歌ってみたい、とその時に思わず口にしたほどでした。そんな街です」。

椎名佐千子・舞鶴おんな雨.jpg キングレコードの若手ディレクター、竹内凉が椎名の新曲にイメージしたのは、彼女の「哀愁・・・日本海」(2015年)以来という日本海側の街を舞台にすることだった。それが舞鶴なのである。3作前から椎名を担当する彼は、しっとりとした女性に彼女を仕立て上げようとしている。

 デビュー曲「御意見無用の人生だ」(2002年)がハカマにブーツという衣装だったように「私は本来しっとり女性よりも、そちらの方に近い」(椎名)という活動派なのだが。


 そんな椎名が今、新しい自分を作ろうとしている。
 「しっとり感を出すために一生懸命に所作を習い始めています。もっと早くやるべきことだったかもしれませんが、それが表現力につながれば、と思っています」

 歌い方も改善した。
 それまで彼女の楽曲の作曲はすべて師匠である鈴木淳が担当していたが、「哀愁・・・日本海」から岡千秋が書いている。その岡が指摘したのは「スピード感が弱い。それを良くするには母音を前に出して歌うこと」だった。
 そうすることで「歌の骨格が出来て、聴く人にしっかりと届けられる」というのである。

 それから1番から3番まで母音をすべて書き出して、母音を前に出して歌う練習を繰り返した。それによって「出船桟橋」(2016年)「ソーラン鴎唄」(2017年)と、弱いと指摘された部分は1作1作改善され「今作ではレコーディングで何も注意されませんでした」と、歌は徐々に情感を増してきている。


 6月に椎名は舞鶴で新曲発表キャンペーンを開く。久方ぶりの訪問である。新曲「舞鶴おんな雨」は舞鶴の街にしっとりと雨を降らせるのだろうか。





[椎名佐千子 オフィシャルサイト]
http://shiina-sachiko.jp/
[椎名佐千子 キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=18032






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