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大月みやこ(キングレコード) 大阪・新歌舞伎座歌謡で恒例のコンサート 和・洋とオリジナルヒット曲で ファンも大満足 心の奥まで歌を届けたい [コンサート]

◆ラストソングは「女の駅」(1987年)だった。第29回レコード大賞最優秀歌唱賞受賞曲である。もちろんレコード大賞受賞曲の「白い海峡」(1992年)も聴かせ、新たな代表曲となる可能性を秘めた新曲「流氷の宿」(2017年)もー。キングレコードの歌手、大月みやこが2018年1月29日、大阪・上六の新歌舞伎座で、大月が描く女の歌世界を魅せて聴かせて酔わせる「2018 大月みやこコンサート」を開いた。芸者スタイルの和装、早変わりの洋装でカバー曲を披露したのに続いて、極め付けはオリジナルヒット曲のオンパレード。期待を裏切らない満足感たっぷりの内容であった。

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旭日小綬章の表彰状の前に立つ大月みやこ

 ふる里の風はいつも暖かいー。毎年の大阪での公演は大月みやこにとって格別な意味を持つ。毎回、趣向を凝らした演出を見せているが、1部では、今まで数多く演じてきたが、そのひとつ舞台芝居「婦系図お蔦ものがたり」から、1人芝居で大月の歌世界を見せ、主題歌「命の花」を歌った。

 この日はまた、一昨年の文化庁長官表彰に続いて去年春の旭日小綬章受賞をステージから観客に報告した。53年に渡る歌一筋の半生が文化・芸術分野の発展に貢献したと認められたものである。
 「授与式はまるでニュースを見ているようでした」という大月だが、今年で亡くなって21年になるという母親にも見せたかったであろう、大きな出来事であった。コンサートの前日、同28日には大阪・八尾市に墓参に出かけている。

 その母が病気療養中だった頃、大月は舞台で演じることになっていた芝居「夢千代日記」の主題歌「夢日記」を歌っていた。看護師から勧められて覚えた手話を使って、母親の枕元で ♪ なにが欲しいと 聞かれたら 愛が欲しいと 答えます 〜 と聴かせた。そんなエピソードを交えながら、手話を交えて「夢日記」を歌った。

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今までの舞台芝居のパネル写真展

 一転して2部は洋の世界。ピンクやイエロー、バラの花のような真っ赤、次々と8着のドレスを着替えて、「夢の中へ」(井上陽水)「ブルーライト・ヨコハマ」(いしだあゆみ)「別れの朝」(ペドロ&カプリシャスと高橋真梨子)などを立て続けに歌うといった見せ場を作って、女性ファンの期待に応えていた。

 3部はオリジナルヒット曲のメドレー。「命の海峡」「乱れ花」「紅の傘」「白い海峡」「流氷の宿」「女の駅」と続けた。
 最新曲「流氷の宿」は2017年9月にリリースしたもので、最北の厳寒の地に立って明日の幸せを目指す女性を歌っている。大月の中にある「船村徹ワールドを継承する作曲家弦哲也」(大月)が書いた作品だけに、新たな代表曲として、ヒットの兆しも感じさせている。

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 大月は今年6月20日でデビューして54年目に入る。「こんなに歌っているとは思ってもいなかった」という大月だが、「この間に、切ないことや、辞めたいと思ったことは一度もありませんでした」と、歌えることに1番の幸せを感じてきたようである。

 事実、この日、昼・夜の公演を終えた大月は、次のように話していた。
 「国鉄大阪駅の0番線ホームで母親に見送られて、1964(昭和39)年、17歳で上京して、6月にはデビューしました。三橋美智也さん、春日八郎さんの2人の前座で12年間歌っていました。北海道で仕事を済ませ、東京のアパートに戻って洗濯をし、今度は九州といった、そんな毎日でもステージで、たとえ1曲でも歌えたのは幸せでした」

 その気持ちは今も変わりなく、大月は「今が1番幸せです。これからも心の奥まで届けるように、懸命に歌い続けていきたい。あと少し、この声を聴いてもらえれば幸せです」と、大阪・新歌舞伎座でのコンサートを締めくくった。


[大月みやこ オフィシャルサイト]
http://www.otsukimiyako.com/
[大月みやこ キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=10066






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