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中村美律子(キングレコード)  新歌舞伎座でデビュー30周年記念公演 みっちゃんのすべてが分かる「雲の上の青い空 ~中村美律子物語~ 」 歌謡ショーも  増位山太志郎がゲスト出演 [舞台公演]

◆デビュー30周年を迎えている中村美律子が、自身の半生を描いた、ほぼ実話通りの舞台劇「雲の上の青い空 ~中村美律子物語~ 」(作・演出:ジェームス三木、監修:富田梓仁)を大阪・上六の新歌舞伎座で演じている。新歌舞伎座では20年ぶりの再演である。林与一、三林京子、増位山太志郎らも出演している。2部の中村美律子オンステージでは長編歌謡浪曲の新曲「無法松の恋」の挿入歌を披露。と言ってもこちらも歌唱時間は5分弱。このほか「瞼の母」「河内おとこ節」なども歌った。公演中の2016年7月31日には66歳の誕生日を迎えている中村は「芝居は再演でしたが、たくさんの人たちに見に来て頂いています」と話しており、客席で涙を流す人たちの姿も見られた。13日まで。

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「恋の肥後つばき」でデビューして各地でキャンペーンを行う中村美律子

 東大阪・瓢箪山の銭湯で得意の歌を歌って、客から評判の幼い女の子小松美津子は、後に「河内おとこ節」で世に出る歌手、中村美律子である。芝居はその銭湯の脱衣所で彼女が歌うところから始まる。歌い手になりたい夢は持っているものの、母親の死などで父親、姉弟ともバラバラに生活することになる。

 30歳を過ぎた美津子は、生活のために歌手の夢は捨てて、浪曲師として身を立てようと三林京子演じる浪曲師、春野百合子を訪ねて弟子入りする。ここで中村は、今までただ上手いだけの歌に、心の底の悲しみを搾り出して歌うことを身に付ける。今日の中村美律子の基礎を築きあげていく。

 それより以前、まだ20代の中村にはすでにプロ歌手の肩書も付いて、ヘルスセンターやキャバレーで歌っていた。オリジナル曲を作ってもらってレコードを自費出版もしている。そんな時に事務所の依頼で台湾で歌うことになるが、日本に呼び戻されることもなく現地で泣き暮らす経験もしている。芝居ではそんな辛い時期のエピソードも数多く描かれている。

 帰国したしばらくして、劇中ではシンプロダクションとして登場する音楽事務所の富田梓仁によって、その歌唱力を見出された中村は、1986(昭和61)年にワーナーパイオニアから「恋の肥後つばき」でデビューすることになる。
 当初、35歳という中村の年齢を聞いたプロダクション社長役の林与一は「なんやおばはんやないか」と難色を示すが、富田の熱い説得が功を奏して事務所で中村美律子として売り出すことになる。

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歌の上手い美津子は富田梓仁の目に留まってメジャーデビューへ

 デビューしても順風満帆ではない。レコードはうれないし人気は出ない、事務所は多額の借金を抱える。しかし富田の厳しいレッスンは続いた。課題曲の美空ひばりの歌を歌うと「ひばりを真似るな、超えるつもりで歌え」と、何度も叱りつけられる。中村が「もう耐えられません」と泣いて、スタジオを飛び出していくシーンも。

 デビュー3作目の1989(平成元)年6月に東芝EMIIから出した「河内おとこ節」は、半年で大阪を中心に8万枚も売れた。それに続いて「大阪情話」「しあわせ酒」「瞼の母」も売れ、ようやく陽の目を見ることになる。1992(平成4)年にはついにNHK紅白歌合戦に出場するとになり、「河内おとこ節」を歌う。
 ラストシーンではその紅白の出番を待って緊張する中村が楽屋にいる。「私のことは全国では誰も知らへん」と弱気になる彼女に、富田は「大スターが大勢いるけど1500曲も歌ってきた歌手は1人もおらへん」と勇気づける。中村はその言葉に押されるように舞台へと花道を駆けていく。

 大阪のプライベート盤歌手に過ぎなかった中村が、歌手ならば誰もが憧れる紅白の舞台に立つまでのサクセスストーリーに、客席のあちらこちらには涙して、鼻をすするファンがたくさんいた。

■長編歌謡浪曲「無法松の恋」の挿入歌を披露

 その余韻が収まらないうちに2部の歌謡ショー「中村美律子オンステージ 浪花の夏祭り 2016」が始まる。

 この日、観客の期待は久々に出した長編歌謡浪曲。新作を求める人たちの声も多くなってきたこともあって、7月6日に発売されたのが歌唱時間が21分余にも及ぶ「無法松の恋」。さすがに「このステージには収まりきらない」と、中村が選んだのがカップリングに収録されている同名の挿入歌。これでも約5分という長さ。無法松が吉岡大尉の未亡人、良子へ抱く恋心を歌い上げた。

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「無法松の恋」(挿入歌)も披露する中村美律子

 もちろん何度聴いても涙が出てくると、いまだに評判の衰えない「瞼の母」もたっぷりと聴かせてくれる。

 「河内おとこ節」では、きまたにはっぴという威勢のいい姿で登場する中村は、うちわを振りながらこれが中村美律子と言わんばかりの見せ場を作る。
 さらに彼女には「河内音頭」も欠かせない。そぅ~りゃ~の掛け声とともに、歌と踊りで賑やかに盛り上げる。そしてラストは50人の踊り手による総踊りを交えて、新曲「土佐女房」のカップリング曲「美律子の河内音頭~酒飲め音頭」で、華やかに締めくくった。

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友情出演の増位山太志郎

 友情出演している増位山太志郎も新曲「男のコップ酒」などを歌っている。


[中村美子 オフィシャルサイト]
http://www.goldenmusic.co.jp/mitsuko_nakamura.html
[中村美律子 キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=34462
[中村美律子デビュー30周年記念公演 新歌舞伎座]
http://www.shinkabukiza.co.jp/perf_info/20160725.html





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