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福田こうへい特別公演  きょうから初座長公演   歌芝居「歌こそ我が命 ~ 三橋美智也物語 ~ 」と歌謡ショー [新歌舞伎座]

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「福田こうへい特別公演」


◆あの「古城」が、そして「哀愁列車」「おんな船頭唄」も、三橋美智也の名曲の数々が蘇る-。福田こうへい(キングレコード)が初の座長を務める歌と芝居の「福田こうへい特別公演」が、きょう(2015年7月10日)から大阪・上六の新歌舞伎座で幕を開けた。一部は福田主演の歌芝居「歌こそ我が命 ~ 三橋美智也物語 ~ 」で、三橋美智也の幼少期から人気歌手としてレコード大賞最優秀歌唱賞を受賞するまでを歌と芝居で描いている。福田がメガネと学生服で歌う姿は必見。長男の暉穏(きおん)君(9歳)が三橋の幼年役として出演する。二部は「こうへい夏の歌祭り」で、大ヒット曲の「南部蝉しぐれ」から「峠越え」などのオリジナル曲や北島三郎の「北の漁場」なども披露して聴き応え満点。成世昌平、山本みゆき、杜このみらも出演し、成世は新曲「雪の宿」などを歌う。1部の歌芝居では、三橋美智也の前座歌手をデビュー間もない頃に務めていた同じキングレコードの大月みやこがナレーションを担当している。31日まで。

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福田こうへいと長男暉穏君(左)


 民謡を聴き歌って育ってきた福田にとって、キングレコードの大先輩歌手、三橋美智也は、とてつもなく大きな憧れの存在であった。今回はその人を演じ、歌う。わずか1週間の稽古で本番に臨む不安もあったが「三橋先生の辛さ、哀しさ、楽しさといった歌の人生を、自分自身が楽しみながら歌謡界のよき時代を再現できるように演じます」と福田。

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上京間もない頃、銭湯で働きながら民謡を教えていた三橋を演じる福田(右から2人目)

 公演に先駆けて福田は7月7日、大阪府東大阪市の石切霊園にある三橋の墓参りをしている。大阪市でコンサートを開いた13年から続けており、今回も公演開催の報告を兼ねて出かけた。
 偉大な歌手であると曽祖母たちから聞かされて大きくなった彼が三橋と初めて会ったのは、17歳の高校生の時だった。民謡歌手だった父親の福田岩月が、日本武道館で開かれた日本民謡大賞決勝大会に初めて出場した際に、楽屋へ向かう審査委員の三橋の姿を見かけて握手を求めた。

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珍しい福田の学生服姿(右)

 「握手をしてもらえますか」と声をかけた福田に、三橋はただ「あっそう」と応えて手を差し出してくれた。それが彼にとって、伝説の人との最初で最後の対面であった。

長男暉穏君が役者デビュー


 その手の温もりを想い出しながら歌芝居で福田は、三橋の歩みを追いながら、まずは「古城」を朗々と歌い上げ、大ヒットした「おんな船頭唄」、さらに「母恋吹雪」「ああ田原坂」「達者でな」などと、その時代時代の代表曲を歌っていく。
 三橋の幼年時代から始まる芝居は、上京、そして銭湯での下働き、民謡劇団に入っての巡業などを経て、高校に通いながらついに歌手デビューする。最後はレコード大賞最優秀歌唱賞受賞までを再現する。

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レコードデビューに向けて吹き込みをする三橋役の福田

 ラストは今から3年前に三橋の遺族から譲り受けた舞台衣装のスーツを着て、最優秀歌唱賞受賞曲の「星屑の町」を、出演者全員が揃った中で歌う。舞台は授賞式と重なり、最高のクライマックスである。

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母親に民謡を褒められる三橋少年を演じる暉穏君

 母親に叱られながら厳しい民謡の練習を繰り返す子ども時代の三橋を福田の長男暉穏君が演じる。母親から叱られる三橋少年は耐えかねて泣き出す。暉穏君は「お母さん(葉山葉子が演じる)から叱られて泣くのがとても難しかったです」と話していた。
 出演するにあたって、父親の福田とひとつの約束をしたという暉穏君。大好きな妖怪ウォッチとゲーム機を買うことを条件にしたのだ。
 その現代っ子ぶりには、民謡歌手の息子などと周りから揶揄され、今に見返してやると成長した福田とはまったく時代の違いを感じる。

圧巻の歌唱


 2部の歌謡ショーは福田こうへいの歌の魅力を存分に味わわせてくれる。
 大ヒット曲「南部蝉しぐれ」から「峠越え」や、得意の南部牛追唄が入った「南部酒」、さらには父親のオリジナル曲「男道」「夫婦かたぎ」も歌った。「父岩月が残したこの2曲を、これからも大事に歌っていきます」と福田。

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全力熱唱する福田(左)、三橋美智也の衣装を着て歌う福田

 歌謡ショーの圧巻は全力を使い果たしての「風雪ながれ旅」「北の漁場」「竹」といった北島三郎楽曲のメドレー。さらには母親が好きだったという「柔」、海シリーズとして「おやじの海」「兄弟船」など、全身に汗しての歌、歌、歌は、文字通り熱唱で聴く者、見るものを震わせるほどだ。

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成世昌平

 共演の成世昌平も迫力たっぷりに「はぐれコキリコ」「鶴の舞橋」「雪の宿」などを歌い、デビュー12年目という山本みゆきは新曲「萩の月」を、福田、成世同様に民謡出身の杜このみは「追分みなと」などを歌った。
 エンディングは出演者全員で「花笠音頭」で締めくくる。

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山本みゆき(左)と杜このみ

 福田は初めての座長公演を「やったことのない役者、20日の座長公演には緊張していますが、周りの皆さんに助けられながらアットホームな雰囲気で演じています。父が生きていると、こうして歌うこともなかったかもしれませんが、その父から受け継いだ声をみなさんに精一杯届けていきたいと思っています」と、話していた。


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まるで三橋美智也が乗り移ったかのような福田こうへいの歌唱ぶり



[福田こうへい オフィシャルサイト]
http://fukudakohei.info/
[福田こうへい キングレコード]
http://fukuda-special.jp/
[新歌舞伎座 福田こうへい特別公演]
http://www.shinkabukiza.co.jp/perf_info/20150710.html



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南部のセミ

初日、行ってきました。やっぱり歌が上手い。あの歌唱力で懐かしい歌が沢山聴けて本当に良い時間でした。人生初の追っかけ人になりたいと思った位。喉、大丈夫かと心配します…。これからも応援し続けます。頑張って下さい。大阪歌舞伎座、もう一回行きた~い
by 南部のセミ (2015-07-11 08:46) 

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