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石川さゆり(テイチクエンタテインメント) 新歌舞伎座で25日まで「夢売り瞽女」を熱演 2部で新曲「天の夕顔」などのオンステージ [新歌舞伎座]

石川さゆり1.jpg石川さゆりが2011年4月25日まで大阪・上六の新歌舞伎座で、すでに見られなくなった瞽女を描いた芝居「夢売り瞽女」で主役の瞽女たまえを演じている。特別出演の近藤正臣や山口馬木也らが共演。2部のオンステージでは「津軽海峡・冬景色」「天城越え」といった代表曲から最新曲の「天の夕顔」(作詞・なかにし礼、作曲・浜圭介、編曲・若草恵)まで14曲を歌っている。












天の夕顔.jpg 「夢売り瞽女」は、山奥の寒村にやって来たひとり瞽女たまえを描く。
 瞽女は盲目の女旅芸人。数人の瞽女が一緒に村々を渡り歩いて、人々を楽しませる。ところが、そこからはぐれた瞽女は<ひとり瞽女>として、忌み嫌われた。
 たまえも最初は疫病神と遠ざけられるが、三味線を弾き、歌うと村の生業である養蚕をはじめ村中が活気づいた。
 そんなたまえに、いつまでも村で暮してくれという村人は頼むが、旅立たねばならないと断る。そんな時、村を襲ったのは流行病などの災い。


 たまえは村人のために鬼神の様に三味線を弾き続け、気を失う。しかし、その甲斐あって、村には再び平穏が訪れる。
 くすり売りの喜平を演じる近藤が、語りを兼ねる。

 主役たまえを演じる石川さゆりは、18歳の時に大阪・難波にあった旧・新歌舞伎座の舞台を踏んでいる。新しくなった新歌舞伎座は「不思議な新鮮さを感じます」という。
 そこで瞽女を演じた石川は、3年前から日本の芸能である瞽女について調べ始めた。
 「昭和52年の旅を最後に、いなくなったという、逞しく生きた彼女たちを演じ、皆さんに観てもらいたかった」

歌への執念を見せる


 オンステージでは10代の頃に歌った懐かしい「春一輪」「沈丁花」や、小説をモチーフにした文芸作品とも言える「朗読~飢餓海峡」「滝の白糸」「夫婦善哉」も披露した。
 新曲「天の夕顔」も、1938(昭和13)年に中河与一が発表した小説がモデルになっている。

石川さゆり2.jpg


 小説では、学生の主人公は京都の下宿で知り合った女性にほのかな恋心を抱く。彼女は人妻と知るが、2人は心と心の結び合いだけで、20余年、相手への純真な愛を貫いたという内容。
 歌では主人公を女性に置き換えて、女の男への熱い想いを描いているが、ストーリーは小説と同じ。石川のそれは、同じなかにし礼が作詞している「風の盆恋歌」と同様に、ぐいぐいとドラマの中に引きづり込まれるようである。


 かつて「長崎ふらぶら節」では、伝説の民謡を探して歩く女、愛八を演じている。愛八、たまえのどちらも、歌に執念を燃やす女である点で共通している。
 「そこには必死になって生きていこうとする力強さを感じる。そのエネルギーを感じ取ってもらいたい」
 来年でデビュー40周年を迎える歌手石川さゆりの、歌への強い思いを感じた。



[石川さゆりオフィシャルウェブサイト]
http://www.ishikawasayuri.com/
[石川さゆり - TEICHIKU RECORDS]
http://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/ishikawa/



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  • 作者: 中河 与一
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1954/05
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