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CDコピーとカラオケ教室 [コラム]

◆先ごろ、大阪市内で開かれたレコード店とレコードメーカーの集まりで、CDのコピー問題が話題になった。常連だったはずのカラオケ教室の先生たちが、このところバッタリと足を向けなくなった、というのだ。

 かつてカラオケ教室の先生たちは、毎月、教室で歌唱指導するための課題曲を決めて、生徒の数だけCDをまとめ買いをしていたという。
 ところが、そうした客が居なくなったというのだ。課題曲の音を手にに入れると、あとはコピーをして配布しているのだそうだ。

 しかも集まりでは「私の店も同じだ」と、相づちを打つ経営者も出てくるなど、そうした問題に悩むレコード店は少なくないようだ。

 そこで提案されたのが、日本レコード協会や日本レコード商組合などの団体によるカラオケ教室の認定制度であった。違法なコピーをしないことを条件に認定しようというものだ。

 まだ具体案は出ていないが、CDコピーの抑止効果をねらっている。
 これによって成果が得られるかどうかは判らないが、違法コピー撲滅に向けて一歩、前進することになるのは確実であろう。

◆「演歌は大阪から」といった言葉がある。
 あった、と言ったほうがいいのかもしれない。
 と言うのも、この言葉が実態に合わなくなってきているからだ。
 大阪発のヒット曲が見当たらないのだ。

 たとえば関西のレコード店が後押ししてヒット曲を作る動きも、このとろトンと聞かなくなった。そんな元気はすでにレコード店にはなく、それどころではないのかもしれない。

 何人ものプロ歌手を生んできた関西歌謡大賞からも、最近は新たな誕生を聞かない。
 大阪と神戸で開かれている流行歌ライブにしても、関西発ヒット・歌手を育てるよりも、毎回の出演歌手の頭数を揃えるのに汲々としているのが実情のようだ。

 流通をはじめ関西の業界全体で再び、「演歌は大阪から」という熱い想いを取り戻してもらいたいものである。

 9月8日にキングレコードから発売される神野美伽の「あんたの大阪」は、そんな大阪にエールを送る歌のように聴こえてくる。



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