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前川清(テイチクエンタテインメント)、京都・南座で藤山直美と初の全国縦断公演「気になる二人~持ちつ持たれつ~」 [松竹特別公演]

劇中で岬光太郎を演じる前川.jpg◆前川清が、8月5日から8日までの4日間、京都・四条の南座で、藤山直美との初めての全国縦断公演中の「気になる二人~持ちつ持たれつ~」を、コミカルに演じた。2部の歌謡ショー「二人のオンステージ」では、藤山とのデュエット曲「Love Song が聴こえない」など10曲を歌い、会場を埋め尽くした女性客たちからは大きな歓声が湧きおこっていた。


 気になる二人~持ちつ持たれつ~は、新進作家の佐々木渚の作品。

 敗戦から数年後の東京が舞台。国民的大歌手と言われる椿リン子(藤山直美)もとで、マネージャーを務めるようになったのが前川清演じる3人の幼子を育てているヤモメ男、竹村良太である。
 竹村の本当の姿は一世を風靡した歌手、岬光太郎であり、その二人が繰り広げる人生喜劇仕立てになっている。



 2か月という長丁場の全国公演に前川は「初めてのことですが、周りは直美さんなど役者さんたちに固めてもらっているので、楽しませてもらっています」というと、藤山は「前川さんは緩衝材のような存在で、ステージにいるというだけで魅力になっています」と、前川を持ち上げる。

 大阪や東京とはまた違って独特の雰囲気があるという京都・南座だけに、さすがの前川も緊張する様子が感じられた。
 終演後のインタビューでも「3回ぐらい台詞がシドロモドロになりました」と、正直に告白していた。

Love Song が聴こえない.jpg 前川と同じく直立不動で歌うなど劇中の歌手、岬光太郎が前川本人とダブって見える場面もあったが、前川は「役と自分は全然違いますね」ときっぱり。
 また、椿リン子(藤山直美)が、意に沿わない歌を歌わされる場面に前川は「同じようなことはありますよ。嫌々歌ってヒットした<中之島ブルース>のような曲もありますが」と、それは歌手の宿命のようでもある。

 二人のオンステージで、前川は劇中の岬よろしく直立の姿勢で歌う。

 オープニングの「この愛に生きて」に続いて、「噂の女」「恋歌―2007―」「長崎は今日も雨だった」「逢わずに愛して」「東京砂漠」「そして神戸」と名曲の数々を披露。
 そして新曲「ゆれて博多で」を歌って、前川は「最近はヒット曲が出ないと生きていけない時代になりましたので、CDを買ってください」と、会場を笑わせていた。





前川&藤山.jpg



◆全国縦断公演は、7月15日に前川のふる里の長崎県佐世保市からスタート。九州各地を回り、その後は山口県長門市、広島市を経て、藤山の地元である京都市へと入った。

 10月1日から25日まで大阪・道頓堀の大阪松竹座で予定されている全国縦断公演の凱旋記念公演では、舞台は敗戦後の大阪に置き換えられることになっている。
 また、藤山直美は、椿リン子と友人の通天閣のマリーの二役を演じる。
 そのあと11月には名古屋・御園座、12月には新橋演舞場で公演して幕を閉じることになっている。

 前川と藤山は来年8月も、南座で1か月間の公演をすることになっている。



[清にゾッコン!]
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