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松尾雄史(日本クラウン)  「トマム絶唱」 雄大な北海道・トマムを舞台に歌う悲恋歌 [インタビュー]

◆デビュー5年目を迎えている日本クラウンの歌手、松尾雄史が2017年1月11日に出した新曲「トマム絶唱」。北海道のほぼ中央部に位置するリゾート地として知られている苫鵡(トマム)を舞台に歌う歌謡曲調の楽曲である。トマムとはアイヌ語で湿地という意味である。そこで繰り広げられる悲恋のドラマ。「何時もよりも優しく歌っている」という松尾は、今年、この楽曲にかけている。

松尾雄史.jpg
松尾雄史

 2014年に出した「北斗岬」は、架空の岬を歌っているものの、舞台は北海道だった。それに次ぐ北海道モノ。今回のタイトル「トマム絶唱」は、先が見えない悲恋の切ない胸の内を吐露するかのような、板橋雅弘の詞が綴られている。作曲は松尾の師匠である水森英夫。

 松尾は「今回は歌謡曲寄りの楽曲を作ってもらいました。そのため、何時もよりは優しく歌っています。演歌っぽくならないように気をつけているつもりですが、歌っているとどうしても演歌になってしまいますが」と笑う。


松尾雄史・トマム絶唱.jpg 水森からの優しく歌えというアドバイスを受けた松尾、「ボリュームを落とさず、笑って歌うことで、自ずと優しさが出る、と言われました。あれこれと試して、コレと思う歌唱でレコーディングに臨みました」とも。
 作曲家を含む制作スタッフからの要望は、それぞれの感性から発せられるものが多い。しかも1足す1は2といった、数学的な正解もないだけに、素人には理解しがたいのであるが、そこは松尾らしく、:決して哀し過ぎずに切なさを表現する。

 「楽曲をもらって、練習してレコーディングが終わるまでは、他のことは何も手がつかないんです。終るとホッとしますよ」
 録音してから発売までは、ほぼ2、3ヶ月だという。その間に、制作スタッフの要望に沿いながら歌い込むのが彼の何時ものパターンである。その間の集中度の高さは並大抵ではない。ホッと一息つくのも分かる。

■旅情感も漂う悲恋歌

 「トマム絶唱」には、ラベンダー、風吹く大地、銀河の星など、近年リゾート地として発展しているトマムのビューポイントが散りばめられ、聴く者の旅情も誘う。
 松尾が最初に詞をもらった時にはタイトルは「トマムの春」だった。ところがレコーディングの時には「トマム絶唱」に変わっていた。
 約5分間ある楽曲は1番から3番まで、夏秋冬と3シーズンを歌っていた。春だけがなかったのだが、レコーディング時にタイトルから春を取って、新たに ♪ トマムの春は 氷の下で 〜 の詞を3行加えている。
 これでトマムの四季を歌うことになった。ファンからも「歌い易い」と評判もいい。

 カップリング曲の「ラストソング」は、コンサートやライブの最後に歌う歌、文字通りラストソングとして作られたという。こちらも反応は上々だ。

 今年7月16日で26歳になる。デビュー記念日はさらに1ヶ月早い6月6日であり、その日までには「5周年を記念した、何かイベントをやりたいですね」というが、まだまだ何も具体的ではないとも。
 「5周年!? 5年前は先輩ばかりだったのが、どんどん後輩が出てくる訳で、あまり気持ちの良いものじゃないですね」
 実績を積み重ねつつある松尾だが、彼なりに想い悩む一面もあるようだ。




[松尾雄史 オフィシャルサイト]
http://matsuoyushi.com/
[松尾雄史 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/matsuo/whats.html





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黒川真一朗(徳間ジャパンコミュニケーションズ)  2月リリースの「人生酒場」  鼻歌まじりのような歌唱で余分な力を抜いて楽しく歌えると話題に 2月発売はヒットのジンクスも [インタビュー]

黒川真一朗2.jpg◆ヒット曲は2月にリリースされるんだよ ー 。作曲家の水森英夫が徳間ジャパンコミュニケーションズの歌手、黒川真一朗にそう言った。水森が手がけた作品の中でも2月発売の楽曲がヒットする確率が高いことから、縁起を担いで言ったのだ。1年半歌い、それに続くデビュー11作目となる「人生酒場 」は、水森が曲を書き、さいとう大三が詞を書いた。水森のジンクス通りに2017年2月1日に出ている。その通りになるのか「少々プレッシャー」を感じている黒川だが、 明るいメロディーに合わせるかのように「手応えは十分に感じています」と笑顔を見せる。


黒川真一朗・人生劇場.jpg









 水森門下生のひとり氷川きよしがデビュー曲「箱根八里の半次郎」を出したのは2000年2月だった。そして2枚目、3枚目とシングル盤の発売は2月であり、最新曲の「みれん心」も2月と並んでいる。確かに2月リリースが売れるというジンクスの確率は高い様ようある。

 そのジンクスにあやかろうという訳でもないのだろうが、「人生酒場」が発売されたのは2017年2月1日だった。その少し前に、黒川はファンを前にそれを披露している。
 「今までと曲のイメージが変わって、皆んなと一緒に鼻歌でも歌うように歌える」と言ったファンの評価は思いのほか高かった。それに黒川は「手応えを感じています」と、ジンクスを意識せざるを得ないようである。
 「僕が歌ってきた楽曲は明るいメロディーが多いのですが、詞はどちらかというと暗い内容のものが目立っていました。今回はどちらもが明るく、人生の応援歌というか幸せ演歌ですね」

黒川真一朗.jpg

 手応えの良さの要因は、そんなところにもあるようだ。
 水森も黒川に「上手に歌おうと思わずに、鼻歌を歌うかのように楽しく歌えばいい」とアドバイスしており、それに応えて黒川も「その言葉が余分な力が抜けて歌えている」と話す。

■話す声で歌う

黒川真一朗3.jpg 黒川は水森の門下生として2003年に「家族」でデビューして、今年は14年目になる。立派な中堅歌手であるが、ごく最近まで「歌手、黒川真一朗の個性は一体何なのか、と思い悩んでいた」というのだ。「どの歌い手さんもそれぞれ個性を持っておられますが、自分にはそれがなかった。何が個性なのかが分からなかったんです」と黒川。

 悩み続けていたある日、発売前の新曲「くれない酒場」(2012年)のレコーディングの時だった。上手く歌わなくてはいけない、と思うと緊張度は高まるばかりだった。水森の「自分で歌ってみたいように歌ってみな」といった助け舟に、黒川はそれまで自ら封印していた鼻にかけた歌唱をしてみた。

 なんとそれが彼の良さを作り出したのである。
 鼻歌で歌うムード歌謡・演歌があったっていいじゃないか。デビューして10年近く経ってやっと見つけた自分の個性だった。元々、自分が普段話す声で歌うのが 、自分にも負担をかけずに、黒川の魅力につながったようだ。
 「あれこれアドバイスも受けたのですが、結局は自分で見つけ出さないといけないということが、時間はかかりましたがよく分かりました」


 今作の「人生酒場」でも、その歌唱法は生かされている。
 もともと華にかかった声で話す黒川にとって、その声で歌うことは「声を出すのも楽だし、力まないので聴く人にとっても聴きやすくなったみたいです」と、いいこと尽くめとなっているようである。

 黒川は「2月リリース楽曲はヒットするのジンクスを壊さないように頑張ります。2、3ヶ月は全国各地でキャンペーンですが、NHKなどのテレビやラジオ番組にも出演していきます」と、張り切る。

黒川真一朗1.jpg

 忙しい時間を割いて黒川は、魅せるステージを目指して、歌謡曲エクササイズを始めている。
 「演歌歌手も踊る振り付けが多くなっている」(黒川)ことから、スポーツジムで見つけたコースを受講しているものである。昭和の歌謡曲に合わせて60代の人などが踊る中に混じって身体を動かす。もう3年も続いているが、現場ではまだ披露する機会に恵まれていないと笑う 。




[黒川真一朗 オフィシャルサイト]
http://blogs.yahoo.co.jp/shinchanclub2006
[黒川真一朗 徳間ジャパンコミュニケーションズ]
http://www.tkma.co.jp/enka_top/kurokawa.html





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岩本公水(キングレコード) 初の三連演歌「北の絶唱」 カラオケボックスで生まれた話題曲 ヒットへ向けて快走中! [インタビュー]

岩本公水4・小.jpg◆くみ、おまえは今までにどんな歌を聴いてきたんや-。作曲家岡千秋の唐突とも思えるそんな質問から、キングレコードの歌手、岩本公水が2017年1月11日に出した、デビュー21年目の新曲「北の絶唱」が誕生した。岡の作品を岩本が歌うのは「夜桜」以来、17年ぶり。カラオケボックスで岩本が歌うのを数曲聴いただけで新曲のイメージをふくらませた岡は、あっという間に<彼女を研究>して、翌日には曲を仕上げる早業を見せた。岡と岩本の息がぴったりと合った今作は、初めての三連のリズムに乗って、ヒットへ向けて軽快に歩み始めている。


岩本公水・北の絶唱.jpg









 久しぶりに岡の作品を歌うことになって、彼に誘われるままにカラオケボックスで都はるみ、石川さゆり、三船和子など好きな歌を次々と歌っていった岩本公水は、岡の問いかけに「石川さゆりさんの『波止場しぐれ』のような歌を歌いたい」と答えた。
 歌を聴きながら岡は突然に「よし、曲のイメージが出来た。飲みに行こう」と、スタッフと一緒に居酒屋へと向かった。
 岩本たち4、5人と池袋で 酒を酌み交わしながら岡は「デビューしてから今まで大変だったろう。売れないとなぁ」とポツリと言った。

 岩本にヒット曲をプレゼントしたい、と思ったのだろう。
 その想い通りに「北の絶唱」は、発売直後から好調な売れ行きを見せている。ライブやキャンペーンでの即売では「すごく売れる」と、岩本自身も目を細めるほどである。オリコンの演歌チャートでは初登場7位にランキングされた。名古屋地区でのキャンペーンでは、CD購入者に割り当てられる最前列の椅子の列が幾重にも並び、販売を担当したCDショップも「最近こんなに売れたことはない」と驚きの表情を隠せないでいた。
 レコード会社のキングレコードには「バックオーダーが連日入っている」といった盛り上がりぶりである。

■歌って気持ちいいスピード感

 岩本はデビューして今年で21年目になる。途中、約3年間の休業をしたが、2007年11月にはシングル「草枕」で見事に復帰を果たした。それから10年がたつ。個人事務所へと体制が代わって、もう間も無く1年間が過ぎようとしている。
 「この間、いろんなことを乗り越えてきました。誰もが口ずさんでくれる、岩本公水と言えばこの歌といったヒット曲をそろそろ出さなければ」といった焦りが岩本を襲うこともあった。

岩本公水3・小.jpg岩本公水1・小.jpg


















 そんな彼女に大先輩の五木ひろしは、こんな言葉を贈っている。
 「誰かが必ず見ていてくれるから、歌い手は歌うことだけに必死になっていればいいのです」
 2年前に大阪・新歌舞伎座で共演した時のことだった。

 これに勇気付けられて黙々と歌い続けている。それに岡が架け橋を渡した。この楽曲は先に詞が出来ていた。作詞を担当したのはいとう彩だった。いとうは岩本が大好きだという「東京砂漠に咲いた花」を作詞している。この楽曲は2007年に水田かおり(徳間ジャパンコミュニケーションズ)がアルバム収録曲として発表したが、思わぬ好評を得て2011年にシングルカットされ、今なお水田はライブやコンサートなどで歌い続けている。

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 「北の絶唱」は、ラップのように淡々とと始まって、♪ ここで点々 血のしずく 〜 と盛り上がっていく。「その流れが気持ちいいんです。そのスピード感が歌のドラマを表現しやすい」
 そして続く ♪ 雪に散らせば 雪に散らせば ・・・死ねますか 〜 と激しく燃える恋情を表す詞。8拍伸ばすそこを岡は、まだ伸びるまだ伸びると、岩本とふたりで半ば楽しむかのように何度も挑戦して出来上がったのが「北の絶唱」であった。

■歌い継がれるヒット曲への予感

 今では趣味とは言えななくなった岩本の陶芸は、1年前に電気釜を設置した工房を開くなど、腕前もプロ級とも言われる。4月4日から5月14日まで、毎年恒例の陶芸展を埼玉県埼玉伝統工芸会館(埼玉県小川町)で開く予定だ。期間中の4月23日には同会館内でコンサートも開く。
 今は出展する作品を制作中である。なんとか釜に入る大きなランプシェードはメイン作品のひとつとなる。素焼きをして、色付けを施し、本焼きをすると完成である。

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 陶芸作品が完成する期待感と同じように、久しぶりに岩本は大阪で歌を披露し、会場でその歌に耳を傾けるたくさんの人にもワクワクさせた。もちろん「北の絶唱」である。
 そこで岩本は、20周年の記念曲として出した「道の駅」を書いて、先頃亡くなった作曲家船村徹の思い出を披露している。
 「とにかく愛情深い方でした。岩本くん、なかなか歌が上手いね、と言って、いつも可愛がって下さいました。わたしの故郷の鳥海山の麓で採れたワラビをお送りすると、おいしいと言ってよろこんでおられました」
 船村が彼女をほめた通り、岩本が歌う新曲の「北の絶唱」は聴き応えたっぷりで、とても情熱あふれる歌である。CDの売れ行きも好調なのもうなづける。

 スタートが良かった今年、何かいいことありそな気持ちにさせてくれるという。「そろそろヒット曲を残さないとね。それに今が一番いい声が出ているしね」。そいう彼女の表情も明るい。





[岩本公水 オフィシャルサイト]
http://iwamotokumi.com/
[岩本公水 キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=10094





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津吹みゆ(日本クラウン)  デビュー第3弾「雨のむこうの故郷」 夢に向かって奮い立たせる望郷シリーズ演歌 [インタビュー]

津吹みゆ2.jpg◆間もなくデビュー3年目を迎える日本クラウンの歌手、津吹みゆと初めて会ったのは、彼女がデビューする1ヶ月余前だった。その彼女がもう3枚目のシングルを出している。2017年1月25日にリリースした「雨のむこうの故郷」である。新曲のたびにインタビューをしているが、会うたびに美しくなっており、その表情は生き生きとしている。覚悟を決めて演歌歌手になった彼女だが、夢を叶えるまでは・・・という彼女の強い決心は、新曲と重なってくるのである。










 津吹はおじいちゃん・おばあちゃん子である。毎日のように夜、電話で祖父母にその日の出来事を報告をしている。
 「明日、テレビに出るから見てねーと伝えると、必ず録画して寝る前に見てくれています。長生きしなければなぁ〜 なんて、いつもうたをほめてくれます。それに甘えずにがんばろう、といつも心に誓ってるんです」

 受話器の向こうからは「声を聞くと安心するよ」という声が返ってくる。それを聞くと津吹もまた、1日の疲れが飛んでいくという。
 「雨のむこうの故郷」には、2番に ♪ いつも電話じゃ 強がるけれど ~ といった歌詞が出てくるが、歌うたびに「よし、がんばろう、と自分を奮い立たせてくれます」と津吹はこぶしを握る。

 「雨のむこうの故郷」はデビュー3作目であるが、実はこれは「会津・山の神」でデビューする以前に手にしていたデビュー曲候補だったのである、もしかするとデビュー曲になっていたかもしれなかった。ところが、新人らしくパンチがある方がいい、といった制作スタッフ陣の意見が通って「雨のむこうの故郷」は、次の出番を待つことになった。

津吹みゆ・雨のむこうの故郷.jpg デビュー曲から3作とも作詞は原文彦、作曲四方彰人、編曲前田俊明と同じトリオである。
 デビュー前から師事していた四方からは、デビュー曲が決まった時にすでに、「雨の ー 」も練習しておくように、と言われていた。その四方は、自らの練習で自分なりの歌い方を見つけろ、というのが方針で、細かなレッスンはしないといわれている。
 だから独習が大切になる。「先生に『雨の - 』を練習するように言われていたのですが、デビュー曲に目がいってしまって、今回、レコーディングに合わせて練習するまで、忘れていました」

 その四方は「今回の楽曲はスルメ演歌だよ。聴けば聴くほど良さが伝わってくる。それを頭に入れて歌いなさい」と、津吹にアドバイスしている。
 その言葉を思い起こしながら、言葉を大切に伝えるように歌う。
 「雨のむこうの故郷」のサビは5行目の ♪ あの日は雨 きょうも雨・・・ ♪ こころが雨 きょうは雨・・・ ♪ あの日も雨 きょうも雨・・・ ですが、最初の雨は言葉を置くように、それに続く雨は伸ばして歌います。そこにがんばっているのに、私ってダメなのかしら、と思い悩む心の雨を表現しています」

 雨の向こうに見えるのは、故郷で応援してくれている人たちなのだ。
 そして津吹の夢は、♪ あなたには あなたの きっと花が咲く ~ と歌うカップリング曲の「あした咲く花」へと続くのである。

■大のヅカファン

 津吹は2017年2月19日、神戸・垂水のレバンテホールで開かれる「第4回震災復興チャリティー歌謡ショー」に出演して、初めてのミニ芝居にも挑戦する。共演は純烈(日本クラウン)工藤あやの(徳間ジャパンコミュニケーションズ)星まさる(エクシング・ミュージックエンタテイメント)といった、いずれも先輩歌手たちである。
 その芝居のセリフも「全部覚えました」と、振付を交えながら一部を披露してくれた。

 実は彼女、上京してから宝塚歌劇の世界に入れ込んでいる。芝居を見るたびに、コンタクトレンズが外れるぐらいに感涙するほどだそうだ。
 2月に兵庫・宝塚市の宝塚大劇場で宙組公演「王妃の館」を見ている。予期せぬ休日になった同月のある日、梅田芸術劇場では日本人が演じる韓国ミュージカル「フランケンシュタイン」も見た。



 「フランケンシュタイン」は、宝塚を退団した女優が目当てで、観劇だけに止まらずに、楽屋口で何と出待ちまでした。帰りの新幹線の時間を考えると、待つ時間のリミットは1時間。終演後1時間たった頃、楽屋口から彼女が出てきた。声もかけることもなく、ただ眺めているだけだったが「スターのオーラを感じた」という。

 もちろん津吹みゆにも出待ちをしてくれるファンも多くなってきた。「感謝です。1曲1曲成長する自分を見てもらえるとうれしいです。でも、それに甘んじることなく、さらに成長できるようにがんばつていきます」と意気込みを語ってくれた。


[津吹みゆ オフィシャルサイト]
http://www.crownmusic.co.jp/artist/tsubuki/
http://ameblo.jp/ayd-miyu/
[津吹みゆ 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/tsubuki/whats.html




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真木柚布子(キングレコード)   リズム歌謡「夜明けのチャチャチャ」  作詞家下地亜記子の遺作 6年ぶりのメイン曲に [インタビュー]

真木柚布子.jpg◆キングレコードの歌手、真木柚布子がメイン曲では「紫のマンボ」(2011年)以来のリズム歌謡となる「夜明けのチャチャチャ」を2017年1月11日に出している。リズム歌謡と言えば真木といわれるぐらいに、そのイメージは定着し、今回も首を長くして待ち望むファンの要望に応えてのリリースであった。メイン、カップリングともに作詞は真木のことを最も知り尽くしているといわれる作詞家下地亜記子。彼女はこの作品を遺し、去年11月17日に亡くなっている。下地がこの楽曲のテーマにした「女性の複雑に変化する哀しい心のうち」を多くの人に届けようと、真木は今年、ミニライブを各地で開いていくという。








 下地の遺作になった「夜明けのチャチャチャ」は、マイナーからメジャー、再びマイナーへとリズムが変わっていく。それによって、彼女が最も伝えたかった女性の複雑な心理状態の移り変わりを巧みに表現している。さらに下地がこだわったのが ♪ いやよ いやよ いやよ 強く 強く 抱いて ~ と繰り返すところである。
 「制作スタッフからは、歌いにくいのでは、と変更を求める意見もありました。でも下地さんは、浮気な男性に理解を示しているようで、その実、ノーと言いたい女性の気持ちを、この言葉に込めたんです。ですから頑なに変えたくない、と主張されていました」

 そのような下地の想いを真木が理解したのは、レコーディングが終わってからだった。それはCDに録音されたものよりも、今、ライブで歌う生歌の方がずっと強く表現されていることからも分かる。

 最期の力を振り絞るように書いた下地は、すでにレコーディングに顔を出せる状態ではなかったようだ。真木に「行きたかったのに、ごめんなさいね」とメッセージを寄せている。それより前、真木のキー合わせにやって来た下地は、何時もならば終わった後に一緒に食事をするのだが、この時には「また、しゃぶしゃぶを食べに行きましょうね」と言って帰ったという。これが真木が下地と交わした最期の会話だった。

 好きな人への伝わらない想いを書かせると比類なき作詞家だった下地、それをまた哀切感たっぷりに歌う真木。♪ 男と女が 酔いしれて 古びたラジオが 恋唄流す ~ とまるで映画の1シーンを見ているかのような、下地の2013年の作品「北の浜唄」でも、ふたりのそれは遺憾無く発揮されていた。
 真木が得意とする歌芝居で披露した「九段の母」では、下地が自分の息子のことを頭に描いて書いたというセリフを挿入したほどである。
 下地とのコンビを組めなくなった真木は「今までに頂いた楽曲を大事に歌っていきます」と、下地へ想いを馳せる。

■ファンを惹きつけるリズム歌謡

真木柚布子・夜明けのチャチャチャ.jpg 真木が歌うリズム歌謡は今作の「夜明けのチャチャチャ」で20作目になる。中でもデビュー10周年記念作品として2002年9月に出した「大阪マンボ」は、後悔の残る作品だったという。
 今は真木の代表曲になっているこの楽曲は、発売してから歌ったのはわずか4ヶ月で、すぐに次作の「冬桜」(同年12月)に切り替えられている。

 「発売して3ヶ月ほど歌っていたんですが、反応が良くない。やっぱり演歌じゃないとダメか、といった声がひろがり、ディレクターたちは早々と次曲に切り替える準備を始めました。12月1日には群馬県鬼石町で新曲発表会も開催するといったことも決まっていました。するとどうでしょう、有線放送で1位に躍り出たんです。でも次曲も決まっていましたから 、時すでに遅しでした。あのまま歌っていたら、さらにヒットしていたでしょうけれどもね」

 そんな残念な楽曲もあるけれども、歌って踊れるリズム歌謡は、まさに真木の本領を発揮する楽曲にほかならない。新曲の「夜明けのチャチャチャ」へのファンの反応も「リズムに乗って楽しく歌ってもらっています」と、評判はいい。
 東京では2017年2月3日、ダンスホールを会場に観客が取り囲む中、ドレス姿で「夜明けのチャチャチャ」を披露する新曲発表会を開いた。同じレコード会社の歌手、山本あきも応援に駆けつけて喜ばせた。
 「大ホールで会場いっぱいに声を届けるのは目標ですが、観客の近いライブも大好きで、去年からは西日本各地でミニライブを開いています」
 今年も関西、九州、北陸、北海道など各地で歌声を聴かせる予定である。




[真木柚布子 オフィシャルサイト]
http://www.yukomaki.com/
[真木柚布子 キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=12453




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松前ひろ子(徳間ジャパンコミュニケーションズ)   「月の帯」  ソニー時代のアルバム収録曲をセルフカバー 50周年へ向けてのステップに [インタビュー]

松前ひろ子.jpg◆日本語によるきれいな表現がたまらなく良いんです。デビュー48年を迎えている松前ひろ子が2017年1月25日にセルフカバー曲「月の帯」を出している。23年前にソニーレコードから出したアルバムに収録した楽曲で、当時からお気に入りの1曲だった。徳間に移籍後も事あるごとにシングルカットを申し出ていたが、今回、漸く実現した。作詞家の故・松井由利夫の文学的な詞を歌うことで松前は、2年後のデビュー50年を見据えてのステップにしたい、と話している。











 23年ぶりに新録音した「月の帯」は「まるでドラマの中に入り込んでしまうようで、素敵な歌です」と、ファンからはそんな声が聞こえてくる。
 そうした声に松前は目を細めている。
 デビューから48年になる松前は<夫婦もの>1本と言われるほどに、夫婦演歌を歌い続けてきた。いつの間にかそれは彼女の代名詞になっていた。
 「3番にある ♪ 肌になごりの 紅の月 ~ は、肌についた口紅のあとを意味しますが、このような言い回しは松井先生ならではでしょう。こういう歌こそ、歌ってみたい、と思っていたんです」

 もちろん「月の帯」を収録したアルバムの中には男歌や酒場歌など、彼女にとっての実験的な楽曲は数多くあった。中でも、それは格別な存在だったのだが、それでもシングルカットされることはなかった。

松前ひろ子・月の帯.jpg そんなに気に入っていた楽曲てあったが、自身のコンサートやライブなどで、「月の帯」は1度も歌ったことがなかった。新曲を売らなければ、といった想いが強かったからである。
 毎年、新曲の企画がもちあがると松前は、この楽曲はどうかと提案したが、レコード会社からは「同じなら新しい楽曲を作ろう」と、意見は取り入れられずにきた。

 ところがデビュー50年を目の前にした去年、様子が変わってきた「今までのような金太郎飴のように、松前ひろ子の歌はどこを切っても同じ夫婦演歌ばかり、といったことから抜け出て、色んな引き出しを打ち出したい」と、ディレクターに熱く訴えた彼女の想いが、今回は運良く聞き入れられた。

 「月の帯」は、松井の作品にしては珍しいともいわれる、女性の切ない恋心を情熱的に描いてある。1番の歌い始めは ♪ まるい月さえ 日毎にやせて いつか淋しや 眉の月 ~ と、時間の流れを感じさせるとともに、来ぬ人を待ち焦がれる女性の切なさが浮かんでくるようである。
 松前は代表曲へと押し上げていく意気込みを見せるかのように歌う。

 詞はもちろんのこと、メロディーも20年余の時間を経過した古さは一向に感じられず、むしろ「時を経過していますが、斬新な作品だと思います」と松前はいう。
 カップリングの「北へ行く女」も、同じアルバムに収録されていた。同じく松井の作詞である。作曲はいずれも松前の夫である中村典正が山口ひろしの名前で書いている



 デビュー50年に向けての計画は?
 「どんな路線の歌を歌っていくかは分かりませんが、1年1作の新曲を今まで通り守り、ディナーショーやライブを開いていく」としている。そして今年は「月の帯」カラオケ大会を開き、グランプリに選ばれた1人を11月中旬頃、東京都内のスタジオで体験レコーディングし、CDをプレゼントすることになっている。
 第2弾、第3弾の企画が楽しみである。


[松前ひろ子 オフィシャルサイト]
http://www005.upp.so-net.ne.jp/h-matsumae/
[松前ひろ子 日本クラウン]
http://www.tkma.co.jp/enka_top/matsumae.html




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北川裕二(キングレコード)  新曲「ついておいでよ / 宵待草の女(ひと)」  歌って心地いい楽曲  スタートから好評判  来年はデビュー35周年記念コンサートも [インタビュー]

二黒土星の生まれの僕は今年、良いことがありそうな年回りですー 。何かにつけて暦を読んで運勢の吉凶を気にかけるキングレコードの歌手、北川裕二。第18弾の新曲「ついておいでよ / 宵待草の女(ひと)」を2017年1月25日に出したばかりで、オリコン演歌チャートは初登場5位、東京・銀座のCDショップ山野楽器の演歌CD売上ランキングでは1位と好スタートを切っている。しかもデビュー33年目の今年、東京・文京区の護国寺で節分恒例の豆まきを初めて体験するなど、あれやこれやとめでたい話が身の回りを取り囲んでいるのだ。

北川裕二.jpg
今年はいいことありそうな北川裕二

 とりわけ大阪人には評判の良かった大衆演歌と名付けたジャンルの楽曲を5作続けて歌ってきた。今作も同じ路線か、と思ったていたら、少々おしゃれになった雰囲気が漂っている。今までの北川裕二の作品にはなかった新鮮なメロディーだとして、スタッフの8割がメイン曲に推したのが「ついておいでよ」だった。

 制作の企画段階で詞は、去年11月に亡くなった作詞家の下地亜記子さんに依頼する予定だったが、すでに病床にあったことから断念するといった経緯があった。
 そのため作詞は岩本公水の「道の駅」などを手がけたさわだすずこさんが、メイン、カップリングともに担当し、作曲は北川の師である弦哲也さん。さわださんの詞は北川の楽曲では初めて。1番から3番までそれぞれに現在、過去、未来が散りばめられている。そんなことからも「新鮮な感じがするのでしょうか」と北川。


北川裕二・ついておいでよ.jpg 「ついておいでよ」は軽快なメロディーで、作曲家の弦さんは「鼻歌でも歌うような感じで歌ってもらえるといい」と話しており、北川も「結婚式などで皆さんがひとつになって歌って頂けます。歌っていて気持ちのいい歌です」と話している。

 メイン曲にはならなかったものの、カップリングの「宵待草の女」は北川自身が、メイン曲として疑わなかった作品。キングレコードのディレクター、中田信也さんもまた、これをメインに推したひとりであったが、一連の大衆演歌の流れをくんでいるという作品であることが<落選>の原因となったようだ。

 とは言うものの、従来の大衆演歌と呼んでいた作品が、コテコテの大阪演歌を想わせていたことからすると、今作の「宵待草の女」は最も大阪らしくない作品で、♪ せめて せめて 百日 ~ のくだりは「実に心地良くて、涙もぽろぽろ」という女性ファンも少なくない。カップリングから逆転ヒットしてくれそうな楽曲なのかもしれない。

 2月3日に護国寺で行われた「節分 豆まき式」に同じキングレコードの丘みどりとともに参加して、そこで開いたミニライブでは早速に新曲「ついておいでよ」「宵待草の女」を披露した。同寺での初めての豆まきに北川は「健康に気を付けて元気に歌っていきたい」と、無病息災を願っていた。

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丘みどりと一緒に東京・護国寺で豆まきをする北川裕二

 豆まきなど古くからの行事を大切にしたり縁起を担ぐのは、田舎で一緒に暮らした祖父母からの影響だという。「家を出て7日目に帰る、七日帰りなどには気を付けています」。
 そんな北川は 暦でいう1953(昭和28)年生まれの二黒土星にあたる。それによると「今年は非常にいい年になる」といい、新曲に寄せる期待も大きい。

 2月7日から3日間のスケジュールで関西キャンペーンをこなす。8日からのカラオケ喫茶店などでのサークルキャンペーンでは、関西のファンに初めて新曲を生で披露する。
 3月末には大阪で業界関係者に向けた新曲コンベンションも予定している。8月6日にはロサンゼルスで行われる在LAの日系人によるカラオケ大会にゲスト出演する。LAで歌うのは2回目。さらにデビュー35周年を迎える来年には「大きなコンサートを開きたい」と考えている。




[北川裕二 オフィシャルサイト]
http://www.kitagawa-yuji.com/index.html
[北川裕二 キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=10436




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北野まち子(キングレコード)  好評「明日舟」 元気づけられる演歌 来年の30周年に向けて大切な1曲 [インタビュー]

北野まち子.jpg◆リオデジャネイロ五輪で優勝し、4大会連続で金メダルを獲得したレスリングの伊調馨が2016年10月、国民栄誉賞を受賞した。彼女と同じ青森県出身のキングレコードの歌手、北野まち子は同月26日に新曲「明日舟」を出している。いじらしい女性の心情を歌っているが、♪ 泣いて笑って 笑って泣いて ~ の詞は、人一倍の努力を重ねて栄冠を勝ち得た伊調の姿を連想させるし、来年にはデビュー30周年を迎える北野自らの歌い手人生とも重なる。











 「明日舟」は、別れた人への捨てきれない想いを、浮き草に重ね合わせて、流れついた先には幸せがあれば良い・・・と歌っているが、♪ 涙の数だけ 幸せが いつか来るよと ~ の詞からは、世界の選手と闘ってトップの座に着いた伊調選手の姿を自然と連想させる。
 「まち子ちゃんは笑顔がいいよ」。
 彼女のファンは北野まち子を、そう表現する。
 明るく、くよくよしない北野は、かつて学校の部活ではバレーボールのセッターをしていたというから、どこかで伊調選手とも通じるのだろう。

北野まち子・明日舟.jpg 2016年10月に出した新曲「明日舟」を北野は「カラオケ好きな人たちが歌いたくなるような楽曲です」と、覚えやすく親しみやすさを強調する。
 「お客様と一緒に楽しめる歌だと思います」と北野。

 カップリングの「花まる女節」は、「明日舟」と同じ岡千秋が曲を書いている。先に曲が出来た作品で、ふる里が北野と同じ青森だという城岡れいが作詞している。北野は「城岡先生は、30年も住んでおられた大阪が出身地かと思っていましたが、青森・つがる市のご出身と聞き、親近感が強まりました」と話している。

■3月にカラオケコンテスト決勝大会

 北野は来年には、歌手デビュー30周年を迎える。
 「明日舟」を書いた作曲家、岡千秋が1989年に作った「包丁一代」の歌手募集コンテストでグランプリに選ばれて、同年に同曲でCBSソニーから歌手デビューした。
 「その時には30年も長く歌うなんて考えもしなかったことです。グランプリの記念に1曲を出す程度にしか考えていませんでした」(北野)



 ところが次々と新曲を出すことになり、彼女は「それを必死に歌う」ことをこなしていった。2002年にキングレコードに移籍、08年には20周年記念として岡千秋とデュエット曲「よさこい恋歌」も出している。
 気がつけば2年後には30年を迎えるが「今作の『明日舟』を30周年に向けての大切な1曲」と位置付けている。

 そんな大切な楽曲を歌う「北野まち子 『明日舟』カラオケコンテスト」の決勝大会が、3月11日、大阪市内で行われる。応募は2017年1月31日ですでに締め切られているが、前回の「女いのち川」のカラオケコンテストの決勝大会の開催地は東京だったため「西日本の人たちにも多く参加してもらいたい」(北野)ことから、今回は大阪が選ばれた。

■韓国でケジャンを体験

 去年秋、北野は新曲「明日舟」の発売を控えたある日、友人と3人で3泊4日の韓国旅行でショッピングやグルメを楽しんでいる。「ソウルで食べたワタリガニを醤油漬けにしたケジャンが美味しかった」と北野。
 韓国から帰ってからは、韓国料理に欠かせない調味料、コチジャンにハマってしまってしまったといういい味噌汁、サラダ、鍋料理などには必ず使うほど。

 その北野が、記者の食パンをアレンジする「しげちゃんキッチン」に「マスタードのようにコチジャンをパンにぬって、たまご、ウインナーなどをはさんだ北野風サンドイッチを作ってみてはいかが」と、提案してくれた。


[北野まち子 オフィシャルサイト]
http://www.machiko-k.com/
[北野まち子 キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=18678





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大月みやこ(キングレコード)  オンリーワンの新曲「紅ひとり」  2月15日リリース  ひとときの愛に生きる女を歌う新たな大月ワールド [インタビュー]

大月みやこ.jpg◆今年、歌手デビュー53年を迎える大月みやこが新曲「紅ひとり」を2017年2月15日に出す。幸せ感を漂わせる前作の「紅の傘」と同じ「紅」の文字をタイトルに使っているが、歌の世界は全く異なる。切ない女性の心情を歌っており、歌謡曲調のメロディーが心地いい。大月みやこの女の歌世界がまた、新たなページを開く。



大月みやこ・紅ひとり.jpg









 前作「紅の傘」は発売後約11ヶ月が経つが、2017年2月6日付けのオリコン演歌チャートでは41位にランキングされるほどロングヒットを突き進んでいる。それはなんと10数年ぶりという幸せ演歌であった。今までの大月の歌のイメージを変えたその新鮮さが、人々の心を惹きつけたのか、永く歌われCDの売れ行きにも好影響をもたらせた。

 新曲「紅のひと」は一転して、耐えて待つ、定番の大月ワールドに戻ったかのようでもあるが、必ずしもそうでもない。 ♪ いつか別れる さだめでも 今はあなたが いればいい ~ と歌うように、ひと時の愛を求める切ない女性の想いがテーマなのである。

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去年の三越劇場「大月みやこ 秋のコンサート」で歌う大月みやこ

 1983年の大月のヒット曲「女の港」が ♪ 口紅が濃すぎたかしら ~ で始まるように「紅」は女の優しさ、可愛らしさ、いじらしさ、そして決心を表すキーワードである。「紅ひとり」は「決して激しく歌う楽曲ではないのですが、歌詞にもあるひとり紅を引く姿が、身が引き締めるような、女性の凛とした決心を感じさせてくれます」と、大月は話す。

 作詞は「愛のかげろう」(2015年)などを書いた田久保真見、作曲は41万枚を売ったという「乱れ花」(1988年間)を手がけた幸耕平。「乱れ花」は、その前年に43万枚セールスの記録を残し、第29回日本レコード大賞最優秀歌唱賞を受賞した「女の駅」に続いてリリースしたものだった。
 「この時も前作と同じような作風の楽曲になるものと予想していたのですが、スタッフは全く違う作品を作ってきました。それが若い女性の間でも評判になりました」

■スタッフとの闘いが生み出すオンリーワン


大月みやこ・三越劇場2016.jpg 今回もその時と同じように、前作とはガラリと作風は変わった。このように大月の作品はすべてチーム大月と言ってもいい制作スタッフたちが考え出す。こんな挑戦をさせてみようとか、こうした歌を歌えばどうか、といった新しい試みが彼女の元にもたらされる。大月自らがこれをやってみたい、といった提案をすることはない。
 「自分が良いと思うことと、お客さんが良いと思うことは違うわけで、私を最もよく見てくれているスタッフの意見に従うほうが正しいことが多いのです」と、大月は独りよがりに陥ることを警戒する。

 大月はそんなスタッフとの闘いが続く。「色んな提案があるたびに、それに負けてはいられない、どのように声を出して表現するか、といった想いがメラメラと湧き上がってきます」
 新曲のたび、舞台に上がるたびに、この闘いは繰り広げられるが、どんな挑戦も受け入れてきた大月にとって、これは五分と五分の伯仲した闘いだという。



「大月みやこ 2016 秋のコンサート」で

 そうした中で築き上げてきたのが「オンリーワンな歌手」である。演歌・歌謡曲を歌う歌手はたくさんいるが、大月みやこの演歌は誰にも真似ができない「私にしかない空気を出す」歌を追求している。
 あのものまねタレントのコロッケも「他に良く似たタイプの歌手がいない。大月みやこさんはオンリーワンだ」と言っているほどに、彼女はまったく独自のワールドを作り出しているのである。

■美空ひばりに挑む

 53年に渡る歌手生活は去年、日本の歌謡曲を多くの人に伝えてきた努力が認められて、文化庁長官賞が贈られている。「白い海峡」が第34回レコード大賞を受賞した1992年には文化庁芸術祭賞受けているが、それに次ぐ栄えある賞であった。
 大月は「思いがけない受賞でしたが、今、すべきことを懸命にやっていると、どこかで誰かがきっと見てくれているものです。そうすることで良いことが近づいてきたのだと思います」と、自身が表現する女の世界を歌い続けてきたことで手に出来た誉であった。


大月みやこ・ベストオブ秋のコンサート.jpg 彼女は毎年秋に東京・日本橋の三越劇場でコンサートを開いている。去年も「大月みやこ 2016 秋のコンサート」を開催した。過去15回のコンサートで歌唱したカバー曲は200曲の中から、「見上げてごらん夜の星を」、ザ・ピーナッツの「大阪の女」、ダークダックスの「銀色の道」、美空ひばりバージョンの「テネシーワルツ」など、特にリクエストの多かった楽曲をオリジナルヒット曲の「白い海峡」「女の駅」「女の港」とともに歌っている。

 その日に歌ったカバー曲のほとんどを収録したアルバム「ベスト・オブ“秋のコンサート” ~夢であいましょう~ 」を会場でも先行販売して人気を博した。

 今年は美空ひばりの生誕80周年にあたるとから、4月5日には東京ドームで記念コンサートが開催されるが、大月はそれに先立ち2月19日から4日間、大阪・新歌舞伎座で由紀さおり、市川由紀乃とともに「美空ひばり劇場」に出演する。
 実は大月は美空ひばりと共演したことは1度もないというが、この日ばかりは「私自身の空気で挑んでみます」と、初のステージの企画に期待を寄せる。




[大月みやこ オフィシャルサイト]
http://www.otsukimiyako.com/
[大月みやこ キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=10066



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水田竜子(キングレコード) 好調「船折瀬戸」 渦巻く瀬戸を舞台にロングヒットねらう 日本作詩大賞新人賞最優秀作品 [インタビュー]

水田竜子2.jpg水田竜子が2017年1月1日に出した、愛媛県今治市の伯方(はかた)島と鵜(う)島の間、約300メートルの水道を舞台に歌った「船折(ふなおり)瀬戸」が好調である。発売直後のオリコン演歌チャートでは初登場から2週続けて1位にランキングされ、同30日付けでは4位といった具合で、多くの歌好きの人たちからも好評。彼女も「ロングヒットをねらいたい」と、来年のデビュー25周年に向けて意欲をみせる。










 「船折瀬戸」のロングヒットを予感させる人気の高まりに、水田竜子も「いろんな要因が重なったと思いますが、先ずは作品の良さがありますね。歌詞がシンプルで温かみがあり、ぐっと胸にしみてきます。何度歌っても飽きません」と、極めて高い評価をする。
 それもそのはず、これは第49回日本作詩大賞で、新人賞最優秀作品に選ばれている。作者の岸かいせいは地元愛媛県在住で、水田が歌うご当地ソングを、といった条件に沿って書かれて応募された。

 歌のサビである ♪ 行かさんよ 行かさんよ ~ は伊予弁で、歌の主人公の女性の気持ちを最も表しているところだという。水田が「一番気をつけて歌っている」のだとも。


水田竜子・船折瀬戸.jpg 船折瀬戸は、潮流が激しく、古くはここを行き来する船も真っ二つ折れたほど、海の難所として知られる場所。そんな激しい所が舞台だが、水田の歌はそれに反して滑らかに流れる。
 それを水田は「歌は3分間のドラマと言わけますが、それを聴く人を疲れさせずに満足してもらうことが大切です。そのためには、歌のテクニックや感情など、できるだけ色んなものを詰め込み過ぎて、力まないように歌っています」と、流れに揺れる船を操るように歌う。


 カップリング曲の「飛騨の恋唄」は同大賞の新人賞優秀作品である。同じ恋歌ながら、こちらは飛騨・高山祭りの情景に合わせて、作者の彩ちかこの女性らしい細やかな詞が綴られている。
 「レコーディングの際には『船折瀬戸』『飛騨の恋唄』のどちらが最優秀賞なのか決まってなく、初めてお会いした作者のお二人を前に、ワクワクしながら歌いました」

■新曲発売日は歴女らしく土方歳三の菩提寺で初詣

 新曲が発売されたのは元旦。CDショップには恒例の初荷となったが、当日は友人と新選組副長の土方歳三の菩提寺として知られる東京都日野市の高幡不動に初詣に出かけた。
 願い事はシークレットというが「健康に歌えるようにお願いしました」とだけは話してくれた。

 その3日後の1月4日は水田の誕生日。40歳になった。両親と一緒に熱海への1泊旅行を楽しんだ。新曲キャンペーンやテレビ出演など、正月早々から忙しくなるスケジュールに向けてパワーをチャージした。




[水田竜子 オフィシャルサイト]
http://www.mizuta-ryuko.net/
[水田竜子 キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=10431





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真木ことみ(日本クラウン) 「凛と咲く / 幸せの地図」  デビュー25周年記念曲 オンリーワンの自分を模索 今秋には東京で記念コンサートも [インタビュー]

真木ことみ.jpg◆デビュー25周年を2017年3月に迎える真木ことみ。その記念曲「凛と咲く」を1月11日に出した。一途で芯のある女性を歌う。周りからは「ことみみたいな歌だね」とも言われる。そんな女性が憧れるという彼女だが「健康でいつまでも歌い続けられる」のが夢だとか。カップリングは「幸せの地図」。「勇気づけられる歌」とファンからも評判。同じレコード会社の北島三郎には新曲発売後に「幸せそうな顔をしてる」と声をかけられ、ニコッと微笑んで「はい、幸せです」と応えたのは、新曲にかける彼女らしい想いの現れでもあったようだ。


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 25周年記念曲はどんな楽曲にするかー。去年、真木ことみを担当するディレクターたち制作スタッフは頭を悩ませていた。「感動的な詞がいいなぁ」という真木。マネージャーは「ペンギンのような歌がいい」と、意味不明なことを言って、なかなかまとまらない。それにしてもペンギンという突飛な意見が気にかかった。
 「ペンギンは我が子を守る時や、寒さに耐える時になどには、群れになって仲間を守るでしょ。そんな歌なら多くの人に歌ってもらえるんじゃないかな、というものでした」

 あれやこれやと意見をまとめたディレクターは、作詞家の伊藤美和に作品の構想を持ち込んだ。ここでも二転三転したが、ようやく「凛と咲く」が書き上がった。ディレクターはもちろん真木も大満足だった。
 「まずタイトルが気に入りました。中でも大好きななのが、 ♪ いのち預けて くれるなら 私の愛で 守り抜く 幸せその手に あげたくて ~ 。 とくに3番は『いのち川』(2003年)の続きかと思うほどの内容で、歌っていてもとても気持ちが良くて、歌が走り気味になって抑えるののが大変なぐらいにノッテきます」

真木ことみ4.jpg
 作詞の伊藤美和、作曲の小田純平と、いずれも真木の作品では初めてのコンビである。歌は「覚悟を決めた女性の強さを歌っています。好きな男性の前でも凛としている」といった内容。「イキイキとした楽曲になっています」と、真木にとってお気に入りの1曲になったようだ。
 ファンにとっては真木のイメージと重なるのだろう。その真木は「私は器用じゃないから、ひとつのことをやり続けることしか出来ないし、時間もかかってしまいます」と控え目だ。


イズミヤ今福店での歌唱キャンペーンで歌う真木ことみ


■大舞台が育ててくれた

 今年は真木がデビューして25周年である。脇目もふらずに頑張ってきた、と言いたいところだが、辛くて悩んだこともあったという。最も辛かったのはデビューして5年目を迎えた時だった。今までで一番大きな壁にぶつかっている。
 夜12時近くまでキャンペーンで飲食店を6、7軒を歌って歩くが、思ったようにCDも売れずに「このまま続けていて良いのかな」と迷うようになった。

 思い悩む世界から引き戻してくれるチャンスを見つけようと、先輩歌手たちのステージを見て勉強した。何十年も多くの人を自分の歌の世界へ引き込んでいるのはなんでだろう。その魅力はどこにあるのだろう。と考えながら見たが、一向に分からない。
 真木はデビュー3年目あたりから1000人、2000人規模の会場で、全国ソロツアーコンサートを行なっていた。ステージで真木が歌って、観客と話す。
 ある日「あっ、今、客席の皆さんと歌を共有していると思えたんです。歌ったり、しゃべったり、笑っているうちに、私の想いが届いていると感じました」という。

真木ことみ7.jpg真木ことみ6.jpg

















一途で芯がある女性を歌った「凛と咲く」を歌う真木ことみ

 それをきっかけに迷いは吹き飛んだ。自分は自分であって他人と比べなくても良くて「真木ことみらしさを確立して行けばいいんだ」と思うようになったのである。
 その真木らしさとは一体なんだろう。
 「周りと自分を比べずに、オンリーワンでいること。他人と競うことなく、ゆっくりでいいから真木ことみワールドを作り上げること」
 そんなことを想うと身体の力がスッーと抜けていった。

■幸せの応援ソング

 「凛と咲く」のカップリング曲「幸せの地図」は、やはり伊藤、小田による作品。 ♪ いつかあなたに たどり着くまで ~ と、まさに真木自身の背中を押してくれるような歌謡曲である。「不安で1歩も前に踏み出せない時に、勇気をくれるような歌をなんです」。
  と話す真木は「今はとても幸せ」な25年目を迎えています。今秋・冬には東京で記念コンサートも開きたい」と、目を輝かせていた。




[真木ことみ オフィシャルサイト]
http://ameblo.jp/maki-kotomi/
[真木ことみ 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/maki/whats.html





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純烈(日本クラウン)が神戸にやって来る! 第4回 震災復興チャリティー歌謡ショー  2017年2月19日開催 [インタビュー]

◆2017年第1回目の「星まさるの神戸からこんにちは」は、2月19日、神戸・レバンテホールで開かれる「第4回 震災復興チャリティー歌謡ショー」の案内です。




 龍のごとく昇っている純烈がメインゲストの第4回 震災復興チャリティー歌謡ショーは、スーパー銭湯アイドルともいわれる純烈のほかに工藤あやの津吹みゆの若手女子演歌アイドルが歌と芝居で楽しませてくれます。

 まだ純烈をご覧になっていない方、一度、ステージを見られるとファンになること請負いなしです。

 入場料は3000円。全席自由席。
 チケットの申込みはお問い合わせは 080-3816-8620 (星企画) まで




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水田かおり(徳間ジャパンコミュニケーションズ) 可愛らしい酒場演歌「風鈴酒場」を歌うハム女子 PVの舞台はは行きつけの居酒屋 [インタビュー]

水田かおりは2016年12月に出した新曲「風鈴酒場」を歌う徳間ジャパンコミュニケーションズの演歌歌手であるとともに、茨城県水戸市のコミュニティエフエム局、水戸コミュニティ放送(FMぱるるん)のパーソナリティを勤める。そ一方で、災害時の緊急連絡にアマチュア無線は欠かせないツールとして、会社が推奨する国家資格試験も取得しているハム女子といったもうひとつの顔も持っている。


水田かおり.jpg 水田かおりが勤めるエフエム局は去年夏、エリア内の茨城県常総市内の川が氾濫した際に災害放送局を立ち上げている給水場所、臨時風呂、物資配給などの場所を知らせるのがもっぱらであった。
 そんな中で局は、アマチュア無線(ハム)の必要性を痛感したという。全社員に資格取得を呼びかけるきっかけは、東日本大震災の時にあった。「震災の直後には携帯電話を始め電話がまったく使えなかったんですね、その反省から使える通信手段ということで、アマチュア無線に注目するようになりました」(水田)

 水田はそれに応えて、見事に資格を取っている。
 水田は自身のブログに趣味はパソコンの組み立てと書いているほど、元来、電子系が好きな女子だった。アマチュア無線の専門誌「CQ」誌には、無線の移動運用の様子などハムは連載記事を毎月2ページを担当する凄腕ぶりである。
 また同誌とタイアップしてアマチュア無線初心者向けの専門番組もラジオで始めている。さらに昨年夏には東京・ビッグサイトで開かれたハムフェアでは、メインステージでトークショーも行なっている。

 「ハム仲間の人たちが私の歌を聴きに来てくれる」など、思わぬ余禄もあるよだ。

[新月]?可愛らしい酒場演歌

 水田が歌手デビューしたのは1992(平成4)年。デビュー曲はテイチクから出した「悲恋華」であった。98年には現在の徳間ジャパンコミュニケーションズに移籍して「霧笛の波止場」を出して、今作「風鈴酒場」で18枚目のシングルになる。


水田かおり・風鈴酒場.jpg その「風鈴酒場」は、店を開いた時に風鈴をひとつ吊るしたのがきっかけで、 ♪ チンチリチン と馴染みの客が持ち寄った風鈴がひとつ、ふたつと店先に吊り下げられていく。3番の最後に ♪ チンチリチン・・・ ♪ チンチリチン ・・・ とインパクトを高めて締めくくる。

 ファンからは「覚えやすくていい歌」と評価も高く、男性もたくさんの人たちがカラオケを歌っているようだ。


 自身も日本酒が好きだという彼女は「酒や酒場の歌は歌っていて楽しいですね。とりわけ今作は、可愛くて今までの酒場演歌とは違った楽しさがありますね」と、これまでのひとり寂しく飲む歌とは異なっていることを指摘している。

 自ら「わいわいと楽しいお店が好き」というように、そこからは賑やかで可愛らしい女将の姿が浮かんできそうである。 楽曲のプロモーションビデオ(PV)も、大好きな行きつけの酒場で撮影した。もちろん「本気で飲みました」と笑っていた。




[水田かおり オフィシャルサイト]
http://www.fmpalulun.co.jp/mitakaori/
[水田かおり 徳間ジャパンコミュニケーションズ]
http://www.tkma.co.jp/enka_profile/mita.html






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千葉一夫(キングレコード) 新境地を拓くムード演歌「雪月夜」 新たなメロディーラインが評判 [インタビュー]

千葉一夫2.jpg◆キングレコードの千葉一夫が2017年1月11に出した新曲「雪月夜」は、今までの自身の楽曲にはなかったメロディーラインとして話題になっている。デ ュエットを含めて累計で40作品目になることから「来年の冬も歌えるといいですね」と、ロングヒットへの意欲を見せている。


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 今年の初詣で引いたおみくじで初めて大吉を当てた、とご機嫌の千葉一夫。今年は今までにない良いことがありそうと期待を膨らませる。それを受けて、2017年1月11日に出した新曲「雪月夜」は、オリコンの総合チャートで20位、演歌チャートでは3位でスタートしている。総合20位は、2011年の「絆酒」以来2度目で、さすがにうれしさを隠せないようである。

 それは今までの千葉演歌にはなかったメロディーラインが、本人たちの思いとは裏腹に、ファンの間では評判が高いことでも感じ取れる。
 「雪月夜」のサビである ♪ 遠く ちらちら ~ は、従来と違って、下から上へとまさに歌い上げていく。ここがなんとも心地いいのである。しかも千葉の甘い声が、それを一段と引き上げてくれる。

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 「最初、この曲を耳にした時、スタッフも僕もエッと驚いたんです。戸惑いましたよ。今までと全く違うし、これでいいの、といった感じでした」

 この楽曲は作詞が竜はじめ、作曲は花笠薫であった。花笠は、あらかじめふた通りのメロディーラインを用意していたが、この下から上へと持っていくメロディーにこだわり「それを使って欲しい」と固執したという。このほうがムードがより高まるからだった。
千葉一夫3.jpg 40作ある千葉の楽曲の中で最も多く手がけているのは、この花笠で、「雪月夜」で6作品目になる。それだけに千葉演歌のメロディーを知り尽くしていると言える。それを敢えて今回、変化を加えた。
 「だから変えたかったのかもしれませんね」と千葉は見ている。

 「ジュディ・オングさんのかつての『魅せられて』も同じ手法で、これは確かにヒット曲ですが、演歌ではないんですね。それだけにどうかなぁ、といった不安がありました」

 ところが花笠の主張は通り、こだわった通りに、歌のムードははるかに高まった。演歌を歌う千葉だが、実は彼は29歳でプロデビューする前から、ムード歌謡が大好きで、数多くの歌を歌ってきた。







 プロ歌手を目指していた彼は、20代でそれまで勤めていた国鉄(現・JR東日本)職員を辞め、故郷の千葉・銚子から東京へ出ていた。
 毎日ナイトクラブで歌っていたのだが、歌うのはもっぱらムード歌謡。石原裕次郎や鶴岡雅義と東京ロマンチカなど、今でもステージで時折聴かせてくれる<昭和の名曲>である。

 そんな千葉が「雪月夜」で、イントロから情緒たっぷりのムード演歌を歌う。新しい千葉一夫を見る思いがする。おみくじの「大吉」同様に、何やら幸運をもたらせてくれるような予感さえするのである。

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 カップリングは「国東は俺のふるさと」。大分県別府市に住む作詞家、竜はじめが故郷の国東の魅力を交えて書いている。2月には国東市で新曲発表会も予定する。会場では国東市の三河明史市長との初対面も叶うかもしれない。
 「常に大きくなりたい」と思う千葉は今年、この「雪月夜」を足がかりに、大きなステップを踏み出すチャンスを手にしているようでもある。


[千葉一夫 オフィシャルサイト]
http://www.a8k.jp/chiba_fc/
[千葉一夫 キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=10093





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山本謙司(徳間ジャパンコミュニケーションズ)   津軽弁で歌う土の匂いがする「津軽のブルース」  民謡歌手50周年の節目 世界へ響く津軽民謡 [インタビュー]

山本謙司2.jpg◆やっぱりライブはいいねぇ~!東大阪市内での新曲「津軽のブルース」の歌唱キャンペーンを終えた山本謙司は、そう話した。東北の人たちの息づかいが聞こえて来そうな民謡から、「東北にはブルースはない」と言い切りながら歌う新曲など、彼の歌は生のステージならではの、どれもが心に響いてくる。すべてを聴き終えて、楽しさとともに満足感が満ちていた。


山本謙司・津軽のブルース.jpg









 山本謙司は1943年3月28日、青森県西津軽郡森田村(現・同県津軽市)生まれの民謡歌手で演歌歌手である。今年3月で74歳になる。作詞家の志賀大介が書いた新曲「津軽のブルース」の、♪ こごさ流されて ~ の歌詞も、ありきたりの演歌てはなく、津軽弁で書くことによって津軽の土から発する歌へと変化させる。
 「恐らく女の歳は40は超えているのだろう。夢をなくした女の話を、ひとり聞いてやる男。地酒と三味の音色が、更けゆく夜を一層切なく哀しくする」
 山本は津軽弁で歌って、そう説明してくれた。

 カップリングには津軽民謡「木造の田植唄」「人生これから音頭」の2曲を入れる。「木造 ー 」は、津軽の田畑や野山の四季折々の自然を歌う。ライブでは東北の人の生活や風土を説明しながら歌う。
山本は今までに、青森にあるという民謡140数曲を歌ってきたが、最後の1曲を残すのみとなっていた。それが「木造 ー 」なのである。収録にあたって、三味線の音色にシンセサイザーの音を被せてことで、新鮮さを感じさせている。

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 民謡は単に歌を上手く聴かすだけではなく、歌が生まれた時代、その背景から土地の風土や人々の生活までを知って歌うことで、表現は変化する。「歌は時代を反映しているわけで、それは歌い方にも違いが出てきます。たとえば天保の飢饉の時代の歌であれば、歌に生活の苦しさがにじみ出る」。

 ライブではそんな背景も語ってくれる。
 津軽に伝わる民謡に実話に基づいた「弥三郎節」がある。山本の実家から300メートルと離れていない所が、その歌の舞台となったというが、9人もの嫁を次々といびり出した、弥三郎の実母である姑が歌われている。
 そうして歌が誕生した経緯や土地の様子を話しながら歌うのは、それを聴く人たちを民謡へ引き込ませるのには十分すぎるようである。

■歌が支えてくれた


山本謙司.jpg 山本は民謡歌手として23歳でデビューしている。中学を卒業した1958(昭和33)年に集団就職で大阪・西中島南方のクリーニング店に住み込んだ。仕事は自転車に乗って得意先への配達だった。店は市内北部の淀川区にあったが、配達先は南部の平野区あたりまで行くのである。今、地下鉄で移動するのでさえ時間を要する。それを自転車で行くのであるからなおのこと、かなりの道のりである。しかも毎日、朝6時から夜11時まで働いた。

 そんなきつい仕事の支えになったのは、民謡日本一になるという夢だった。仕事を終えてから毎晩、淀川の河原で津軽民謡を歌って練習を繰り返した。当時ラジオからは大好きな三橋美智也の「哀愁列車」「おさらば東京」が流れていたが、もちろんそれらも愛唱歌であった。
 持ち前の歌の上手さもあってか、出場する民謡コンクールではいつの間にか向かうところ敵なし、と言われるほどになっていた。

 決して楽な仕事ではなかったが「歌があったから辛抱出来ました。自転車に乗りながらも歌っていました」と山本は目を細める。

 東京オリンピックが開かれた1964(昭和39)年に東京へ出ている。もちろん歌手になりたいといった想いからである。「店の親父さんに東京へ行くと告げると、5年以内にレコードを出せなかったら、また店へ戻ってこい、と言ってくれたんです。うれしかったですね」

 しかし東京でも生活は変わらなかった。違ったのは、歌の勉強をする時間が取りやすかった牛乳配達に仕事を変えたことだった。その甲斐あって、1965(昭和40)年にはNHKのオーディションやフジテレビの民謡名人戦で優勝している。1968(同43)年には念願の民謡の全国大会で優勝を勝ち取った。

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 上京後しばらくして、作曲家の服部良一の門をたたいている。そこで服部から「君は歌謡曲は無理だよ。民謡歌手で頑張った方が良い」と指摘された。民謡でひと旗上げるのは夢だったが、歌謡曲での名を成したいと思っていただけに、その言葉はショックであった。世の中は橋幸夫、舟木一夫、西郷輝彦といった歌謡界の御三家が活躍し始めていた頃である。
 「仕方がないですよね。この顔とこの声ですからね。3人にはかないっこないです。それから民謡に絞りました」

 1969(同44)年、東芝音楽工業から「謙良節・ホーハイ節」でデビューしたのが23歳の時だった。
 そして28歳で結婚したが、デビューしたからといって生活は決して楽ではなかった。「仕事のオファーがなかった」のだ。ガス工事の穴掘り、鉄くず屋など様々な仕事をこなして家族を支えた。

■海外で人気を集める津軽民謡

 2004(平成16)年に徳間ジャパンコミュニケーションズから出した「津軽慕情」は、津軽弁の演歌として、たくさんの人たちに歌われる人気曲になった。
 ここ数年、海外でも歌うことが増えている。去年はドイツ・ベルリンでも歌った。イベント「カルナヴァール・デア・クルトゥーレン」で、着物姿で津軽民謡を歌うと言葉は違っても通じるものがあるようで、聴く人たちに感動を伝えていたという。民謡を歌っていて良かった、と山本を思わせたひと時であった。




[山本謙司 オフィシャルサイト]
https://yamamotokenji.jp/
[山本謙司 徳間ジャパンコミュニケーションズ]
http://www.tkma.co.jp/enka_top/yamamoto.html








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加門亮&大下香奈(ホリデージャパン) 「トワイライト横浜」 デュエット曲のスタンダードにと真剣勝負のニューコンビ 最近にないデュエット曲と評判 [インタビュー]

加門亮&大下香奈.jpg◆2人でデュエットのスタンダードを作ってみようー。いつになくノリに乗っているのが、2016年11月にデュエット曲「トワイライト横浜」を出した、ムード歌謡を歌わせると天下一品な加門亮と、アナウンサー出身でホリデージャパン期待の中堅、大下香奈である。2人は「この楽曲で真剣勝負で挑んでいます」と、まるで漫才コンビかと思うほどのしゃべりを織り交ぜたステージで、見る者聴くものを楽しませてくれる。










 平成の世もすでに29年。なのに男女で楽しく歌えるデュエット曲と言えば、いつまでも昭和の歌しかないのは寂しい限りである。そんな思いを持つのは、58歳の加門亮と40歳の大下香奈の、ともに昭和生まれの2人も同じ。
 ムード歌謡を歌ってきた加門とポップス中心の大下の組み合わせは、2人にとっても意外であったようだ。加門も「てっきり新曲はムード歌謡だと思っていたが、全然違った」と驚き顔だが、アクティブでノリやすいメロディーに「最近にないデュエット曲」と、チャレンジ心を掻き立てられているようである。

 平成になって新たなデュエット曲が一時、多くのレコード会社から相次いで発売されたが、広く浸透し定着しているかと言えば、そうとは言い難いのが現実である。加門も2014年に鹿児島在住の歌手、翠明とムード歌謡のデュエット曲「ごめんね絵梨子」を出しているが、在籍10年になるホリデージャパンでもデュエット曲はそれ1曲だけである。どうもデュエット曲は売れない、というのが今の歌謡界のジンクスとでも言えそうなのである。

加門亮&大下香奈2.jpg しかし「トワイライト横浜」は少し様子が違った。
 発売されて間もない去年12月11日、東京・銀座のライブハウス、タクトでのトーク&ライブショーでは、観客の反応を見ながらのアドリブトークが連発するなど、「お客さんにはトークも歌も良かった、と喜んでもらった」(大下)など好評だった。
 流石はアナウンサー出身だけはある大下のしゃべりに、1人の舞台では堂々としている加門も終始タジタジ気味。最後は2人で「トワイライト横浜」を歌って盛り上げた。


 それぞれ1人で行うステージもあるが「トワイライト横浜」を歌うのは、2人の時に限定している。加門によると「2人じゃないと、この歌の世界観が作れないから」だという。しかも「歌はナマ物で毎日違う。2人が揃わないと、この歌の良さが伝わらない」からでもある。



 仕事を離れると、2人は父と娘か、あるいは兄と妹かのように仲がいい。食事の際には、炭水化物好きの加門に大下が「食べ過ぎだよ」と、注意するといった具合である。
 「作られたデュエットコンビにはなりたくないの」という大下は「大先輩の加門さんはもちろん尊敬していますが、気を遣わないでいられます。だからいい意味で、のびのびと歌に向かえます」と話す。それに対して加門は 「彼女に気を遣わせないようにしているです」と笑う。

加門亮&大下香奈・トワイライト横浜.jpg そんなん2人にお互いの評価を聞いてみた。
 加門が「大下さんは活気のある娘だね。どんな歌にでも合わせられるし、彼女のレコーディングは一発だった」というと、大下も「たくさん学ばせてもらう点があります」と、それまでの漫才調から真剣な表情に変わっていた。

 そうした加門と大下が今、計画を練っているのが「原っぱライブ」である。その名の通り、気楽に歌とトークを聴いてもらって、飾らない2人の姿を見てもらおうというものだ。
 2人は「このデュエット曲を何としても売りたい。そのためのヒントをもらえると、どんどん取り入れていきたい」と、意欲をみせる。





[加門亮 ホリデージャパン]
http://www.holiday-japan.co.jp/menu/artist_ka2_kr.html
[大下香奈 ホリデージャパン]
http://www.holiday-japan.co.jp/menu/artist_a8_ok.html





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若原りょう(ホリデージャパン) 「雨のジルバ」 照れ屋がかっこいいちょいワルな男を歌う ちょっとおシャレで楽しい歌 [インタビュー]

若原りょう1.jpg◆雨が大嫌い、ダンスは踊れない、酒も飲めない ー ないない尽くしの三拍子揃った若原りょうが2017年1月18日に出した11枚目のシングル「雨のジルバ」で、雨の夜は酒を片手に朝まで踊り明かそう、といった格好いい男を楽しく歌っている。前作に次ぐ伊藤美和、小田純平による作品は、女を惑わすちょっとワルい男を優しいイメージの若原が演じて歌う。












 新曲「雨のジルバ」は、前作の「振り子」に続いて作詞が伊藤美和、作曲は小田純平。今年7月で42歳になる若原に2人が「40歳を超えてひとつの区切りを迎えている僕に、大人の部分を出してもらいたい」と作った。
歌詞にも ♪ 男はほんと 罪な奴 ~ とあるように、小田はこの歌で「若原君には、強くてワルな男を演じて」と注文している。

若原りょう・雨のジルバ.jpg 今までの歌からは、若原のイメージはソフトな優しい格好いい男しかし連想できない。「雨のジルバ」でも、♪ 雨の夜には・・・ ジルバ ~ と格好良く歌っている。
 ところが彼はそんな格好良さとは縁遠い男だったのだ。雨の歌なのに雨は大嫌いなピーカン男であるし、右手と右足が一緒に出るほどに踊りは苦手、さらにグラスを持つ手も全然似合わないほどに酒も飲めないーというのだ。

 「歌の主人公は浮気っぽい軟派な男ですが、本当の僕は全く逆の一途な性格なんです」
 かなりの照れ屋のよである。踊りが出来ないというのも、その現れなのだろう。デビュー当時に〈北の貴公子〉といったキャッチコピーを付けられたのも、くすぐったくて仕方がなさそうである。
 ライブステージで「『雨のジルバ』を歌う時には、僕のバックで歌ってくれる人たちを、客席から上がってもらうことも考えている」のも、そのためなのだろう。

 そんな若原がまだ北海道の中学生の頃に出会った、男ぼれする歌手がいた。当時まだデビューして間もない小金沢昇司であった。若原は道内のちびっ子カラオケ大会で優勝を繰り返していた。
 若原は、面倒見が良くてそれでいて威張ることもない、その姿に魅せられてしまったのだ。「将来、東京で一緒に歌おう」と言ってくれた小金沢の言葉は、今も耳に残っている。小金沢のそんな男っぷりが、今、若原が理想とする男性像なのだ。



 よくある話ではあるがメイン曲になるはずだったカップリング曲。
 今回の「朝陽が昇る場所」もそうだった。やはり伊藤美和作詞、小田純平作曲、藤井弘文編曲は「雨のジルバ」と同じだが、伊藤はこれがメイン曲になると思って書いた力作だという。
 夢に生きる男の心を朝陽のように包んでくれる女性への想いを詩にしている。今までは男歌と女歌のカップリングばかりだったが、今作はどちらも男歌である。伊藤が渾身の想いを込めて書いた1曲である。


 2016年3月からアローナイツ・木下あきら、西山ひとみと3人で続けている「一姫二太郎の集い」を、今年3月26日には、大阪・上本町のホテルアウィーナ大阪でも開く。ディナーショー形式で〈若原りょうを応援する会〉と銘打って、若原を中心にした歌謡ショーが予定されている。


[若原りょう ホリデージャパン]
http://www.holiday-japan.co.jp/menu/artist_wa1_wr.html



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黒川英二(日本クラウン)  歌と俳優の二足のわらじを履いて11年 チームで作るドラマの楽しさを満喫  歌と共通するリズム感 [インタビュー]

黒川英二.jpg◆「歌に役者に頑張っていきます」。年明けの1月9日、大阪・お初天神で行われた日本クラウン新年恒例の歌謡イベント「新春歌う王冠」で、黒川英二はこう今年の抱負を語った。歌手デビュー14年目の彼、並行して活動する俳優業が11年目になる。2005年に出した「龍王岬」のカップリング曲で、その年のNHK大河ドラマ「功名が辻」の主人公を歌った「しあわせ花ー山内一豊物語」が縁で、その大河ドラマに出演したのが俳優としてのスタートだった。











 2017年正月、黒川はテレビ時代劇「大岡越前」(NHK・BSプレミアム)「サブと市捕物控」(BS日テレ)に出演した。大岡越前は4年前からレギュラー出演している。決して主役ではないが、大岡越前では同心、立花喬之助の役である。民放で放映されていた時には松山英太郎、佐藤佑介らが演じた役どころである。
 その存在感は、ステージで1人歌う黒川とはまったく異なる。歌は1人芸であるが、映画同様にテレビドラマは出演者、スタッフ全員で作るものであるからだ。共演者との間合いも求められる。チームワークの芸術なのである。

 それは出番が多い少ないとは関係ない。たとえ放送される映像に映らなくても、それは欠かすことのできないファクターなのである。
 「時代劇ではわらじの履き方、刀の差し方、歩き方、走り方、座り方などあらゆることが分からないことばかり。しかし出来ません、分かりませんでは済まない。それを教えてもらうのは、周りの人たちから。歌の世界では唯我独尊でも仕事は出来ますが、俳優業はそれではやっていけない」


黒川英二・男哭き.jpg それが出来るようにするのは「おはようございますに始まって、お疲れさまで終わる礼儀、礼節です。そこから仲間を作っていきます。歌と共通点があるとすれば、それはリズム感でしょうか。芝居もテンポが大切ですからね」と黒川。
 撮影現場では歌とは比べ物にならないほど緊張する。本番前、黒川もやはり緊張する一瞬である。「周囲を自分から和ませて緊張を取るようにしています」

 去年、黒川は時代劇、現代劇合わせて9本のドラマに出演している。デビュー14枚目のシングル「男哭き」を6月に出してからでも8本になるという。それだけに黒川は「歌の仕事に時間を避けなくなっているのも事実です」と明かす。歌って芝居ができる黒川英二でありたい彼であるが、スケジュールの調整などそれは決して容易いことではなさそうだ。

 「他人がやっていないことをやりたい」という想いが、黒川を俳優業へと走らせた。歌も「今までにない演歌を歌いたい」というそれは、ムード歌謡であったり、ブルースのようであったり独自の路線を目指す。
 新曲の「男哭き」も「そうした僕の想いを取り入れて作ってもらった」という作品なのである。

 デビュー曲は金髪にピアスをしてロック調のメロディーで歌った。「斬新な演歌」と評され、この時すでに「歌も変わらなければいけない」という今の黒川を予感させるようであった。彼の先輩は「演歌歌手も格好良くないといけない」と、それを後押ししている。

黒川英二・佐武と市捕物控.jpg
「佐武と市捕物控」では岡っ引き役を演じた

 歌手デビューする以前、黒川は生まれ育った高知で大工をしていた。その彼を作曲家のすがあきらに紹介して、歌手へと押し上げるきっかけを作ったのは、地元で作曲の仕事をしていた、彼が先生と呼ぶ人物であった。
 歌は好きだったが修業は、食事が喉を通らないし寝られないほど厳しかったという。60キロ近くあった体重は41キロに減ってしまった。
 それでも「紹介してくれた先生に恥をかかせてはいけない。これは僕が試されているのだ、と思って辛抱した」と、黒川は振り返る。

 そんな体験をしての歌手デビューであった。黒川は「歌手と俳優との二足のわらじを履きながら、今年は『男哭き』を頑張って歌っていきます」と意欲を見せる。




[黒川英二 オフィシャルサイト]
http://eiji-club.cocolog-nifty.com/blog/
[黒川英二 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/kurokawa/whats.html












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水城なつみ(キングレコード)  新曲「逢ってみたい人 & うたつぐみ」で初のカラオケコンテスト 2月に東京で  [インタビュー]

水城なつみ3.jpg◆今年デビュー5年目のナッチーこと水城なつみが2017年2月、初めてのカラオケコンテストを新曲「逢ってみたい人」とカップリング曲「うたつぐみ」で、東京都内の会場で開く。2013年に「泣いてひとり旅」でデビューして、去年11月には5枚目のシングル「逢ってみたい人」をリリースし、5月にはファーストアルバム「ウタツグミ」を出すなど、充実した1年となった去年に続いて今年は軽快なメロディーの新曲でさらなるステップアップをねらう。



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 新曲「逢ってみたい人 & うたつぐみ」は、前作の「筑波の風 & 寒緋桜」と同じ志賀大介と宮下健二、前田俊明が作詞、作曲、編曲を担当している。中でも宮下は、水城が中学の頃からずっと教えを請う師でもある。
 水城は2012年、高校3年でキングレコード歌謡文化アカデミーの歌謡選手権決勝大会でグランドチャンピオンを獲得して、プロデビューを果たしている。「小学6年から毎年挑戦してやっと手にしましたが、嫌なことがあっても歌っているとすべてを忘れられる」というほど歌が大好きである。

 師である宮下からは「歌い続けることが大切だ」ということを教えられたという。
 「余計なことを考えずに、好きな歌を歌い続ける気持ちを大切にしていると、聴いてもらう人たちへ何か伝わるんじゃないかな」
 その想いを大切に「歌を聴いてくれた人たちが笑顔になり、幸せを感じてもらえるようになれば」と歌い続けている。

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関西初の店頭キャンペーンも大盛況だった

 「逢ってみたい人」は、懐かしい昔が蘇ってきそうで、演歌好きの人たちには堪らないメロディーであるようだ。しかも覚えやすいこともあって、多くの人たちから「歌いやすい」と、評判は高まっている。もう一度逢ってみたい人ならぬ<もう一度歌ってみたい歌>なのである。
 「前作の『筑波の風』同様にすごく好きな曲調なんです」

 カップリングの「うたつぐみ」には、どんな意味があるのだろうか。
 スズメのような鳥の名前らしい。さえずりが美しいのだという。
 「去年、アルバム作るのに際して、そのタイトルになる名前をインターネットで探していて、偶然に鳥のウタツグミに行き当たったんです。新曲を作る時に、作詞家の志賀先生にそれを話したところ、面白いと言って等身大の詞を書いて頂きました」

■バンジージャンプに挑戦したい

 在り来たりだが水城に質問を投げかけてみた。

- ところでナッチーにとって、もう一度逢ってみたい人ってどんな人かな?
 「吉幾三さんです」
 迷わず答えが返ってきた。
 「高校時代から吉さんが大好きなんです。部屋には父が青森の吉さんのお店で買ってきてくれた暖簾もかかっています。デビュー3年目で共演が実現して、その打上げではハグもしてもらって、もう胸キュンでした。その時に頂いた言葉も<継続は力なり>だったんですよ。先が見えなくて不安になる時には、いつもこの言葉に力をもらっています」

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- やってみたいことは?
 「バンジージャンプかな。去年は初めてハングライダーに挑戦しました。もちろんインストラクターさんと一緒に飛びましたけれど」
 今年6月で23歳というだけに、おじさんには無縁な答えだった。

■自分の色を模索中

 水城は2013年、デビュー2日目にして神戸市内のカラオケ喫茶店で歌唱キャンペーンをやってのけている。緊張のしっ放しだったというが、18歳の新人とは思えぬほど堂々たるものであった。
 「当初、歌もあまり意味も分からずに歌っていましたし、カラオケ大会などにゲスト出演させてもらっても、どちらがプロか分からないほどでした。衣装の着物を着ても七五三みたいでしたが、今では着物を着るとスパーマンになったように力をもらって、歌手・水城なつみに変わることが出来ます」と笑ってみせる。

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自分色を模索中の水城なつみ

 このようにいつも屈託のない笑顔を見せる水城だが、とりわけ5年目を迎える今年は「私だけの歌の色というか、世界観を見つけようと、今、手探りの状態なんです」と、悩みも絶えないようだ。

■2月に初のカラオケコンテスト

 初めてのカラオケコンテストは決勝大会が2月25日、東京都内で開かれる。詳細な場所は決勝進出者に直接知らされる。
 応募は「逢ってみたい人」「うたつぐみ」の歌唱を収録したカセットテープかMD、CD-Rに、CD、ミュージックテープに同梱の譜面に添付されている応募券を添付して、キングレコード株式会社第一クリエイティブ本部宣伝部水城なつみ「逢ってみたい人 & うたつぐみ」カラオケコンテスト係へ郵送する。
 締切りは1月27日(当日消印有効)。





[水城なつみ オフィシャルサイト]
http://www.mizuki-natumi.com/
[水城なつみ キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=44259





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葵かを里(徳間ジャパンコミュニケーションズ)  今度は初の金沢を舞台に「雪の兼六園」 舞って歌える王道のしっとり演歌 [インタビュー]

葵かを里.jpg◆何度か足を運んでいるですが、まだ雪に覆われた景色は見たことがないんですよ ー という葵かを里が歌う11月発売の、北陸の名庭園・兼六園を舞台にした「雪の兼六園」。舞いながら歌える王道のしっとり演歌である。古都・金沢の風情を存分に出しており、葵が「歌好きの人たちのニーズに応えた歌です。とっても取っ付き易く、歌い心地が良い楽曲になっています」と話す言葉からは、ヒットへ向けての強い意欲さえ感じられる。


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 今年の夏は雨の京都で、五山の送り火に向かってヒットへの願いをかけた葵が、今度は金沢へと舞台を移している。どちらも葵の歌にぴったりな落ち着いた街である。
 葵の歌は踊りを織り込んだ構成になっている。フルコーラスで歌う際にはいつも2コーラス目で舞う。始めて13年という日舞と演歌を融合し、歌って踊れるのが、彼女の歌である。CDに同梱された譜面には、いつも踊りの振付を図解しているはどである。
 「踊りは30年、40年やって一人前と言われる世界ですから、私などはまだまだですが、歌と同様に情感を表現できます。それがひとつになることで歌が膨らみ、聴く人により一層伝わっていきます」

 そのしっとりとした歌の情感は踊りと一体となって、主人公の女性の切ない心情を表現してくれる。そんな歌を葵は、舞台を金沢に移す前、京都を舞台に5作続けて歌ってきた。どちらも和服と日舞が似合う街である。いずれもしとやかで楚々とした女性を歌ってきた。女性だけでなく、男性ファンが多いのもうなづける。
 ♪ これきりですか ~ あなたとは ~ と歌う「雪の兼六園」のサビは、別れようとも言わずに去って行ってしまった男性を想い、別れたとは決して思えない、諦めきれない女性の強い情念なのだろうか。葵ファンを唸らせるところであろう。

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 「雪の兼六園」はオリコンの演歌チャートでは、初登場2位でスタートを切った。前作の「五山の送り火」が1位であったから、このところ安定したファン層に支えられて、上位からの始動である。
 葵は「舞いながら歌える、王道のしっとり演歌を待っている人たちへ、ポンとボールを投げ込んだ形です」と話す通り、これが葵かを里と誰もを裏切らないそれが支持を高める。

■足跡を残す歌に

 葵は1曲1曲と存在感を増してきている。それも全国津々浦々を車で駆け巡る、どぶ板キャンペーンが功を奏しているのだろう。連日休みなく車を走らせて歌い続ける。目に映る演歌の市場は日々、小さくなっているようである。それでも歌い舞うことで独自の世界を築き、人気を高めている。そんな葵だが「決して高望はしません。今出来ることを一つひとつ確実にこなして、足跡を残して次へとつなげられるようにと心がけています」と控えめである。

 今回、新曲を受け取った際に、タイトルの「雪の兼六園」を見ただけで、まだ見ぬ雪に埋もれた兼六園の情景が浮かんできたという。しかも衣装に選んだピンクの着物が、雪をバックに良く映えそうだ。

葵かを里1.jpg

 1月9日には名古屋市中区のアートピアホールで「葵かを里新曲発表コンサート」を開くのに続いて、2月25日には初めて金沢市内の石川県文教会館でもコンサートを予定している。果たして雪の兼六園を目にすることが出来るのだろうか。

 ♪ 待っててね ~ と歌うカップリング曲の「涙の三番ホーム」はコンサートなどのエンディングソングとして作られたのであるが、蛇足ながら金沢駅の3番ホームは小松・福井方面へ行く普通列車の乗り場だという。





[葵かを里 オフィシャルサイト]
http://wwwb.jnc.ne.jp/aoikawori/
[葵かを里 徳間ジャパンコミュニケーションズ]
http://www.tkma.co.jp/enka_top/aoi_kawori.html




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