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松原のぶえ(徳間ジャパンコミュニケーションズ)  プレ40周年記念曲「十勝厳冬」  松原の真骨頂 ひしひし伝わる切なさ [インタビュー]

松原のぶえ.jpg◆ 2018年7月に歌手生活40周年を迎える徳間ジャパンコミュニケーションズの松原のぶえは、1979(昭和54)年のデビュー以来、今までに67枚のシングルを出している。この中で記者の印象に残っているのは「離愁・・・秋から冬へ」(1991年=平成3年)である。もう26年も昔の歌になる。歌の舞台となった京都・丹後の冬は、晴れているかと思うとまた雪になる暗くてうっとうしい。日本海側特有の裏にしと呼ばれる天候は、哀しさを表す重要なファクターなのである。箸が転がっても笑うような明るい性格の松原なのだが、不思議とこんな楽曲が良く似合う。2017年2月22日に出した「十勝厳冬」もまた、♪ 一夜でやつれる 別れのつらさ ~ 哀しみからは 逃げられません ~ と、全編哀愁感が漂っている。







 「私の好きな世界観の歌なんです」。
 松原のぶえは新曲「十勝厳冬」をこのようにいう。初めて歌う幸田りえの詞、「涙の海峡」(1986年)以来、31年ぶりという徳久広司作曲による楽曲である。歌詞は切ない女心の叫びを表現する内容である。
 「諦めきれない女性の想いが、徳久先生が書く独特の世界観によって、重くならず軽くもなく、しかも詞の世界に入りやすくて表現しやすい。歌い甲斐のある作品ですね」と松原。

 「十勝厳冬」まで67曲はすべて歌の顔が違っているという。その都度「歌の引き出しが増えるようで、ワクワクしています。今作は1番好きな歌の引き出しに入る1曲です」

■「哀愁かもめ」がトラウマ !?

松原のぶえ・十勝厳冬.jpg 松原が哀愁感漂う暗いイメージの楽曲が得意とするようになったのは、デビュー間もない頃の出来事によるトラウマが原因である。
 明るい性格の松原にディレクターは今も「地のままで歌えばいいんだよ」というが、本人にとってはそれが難しいらしい。
 「惚れとったんや」(2001年)「春待ちさくら草」(2006年)「面影橋」(2015年)など、彼女にも明るい曲調の楽曲はあるが「どのように表現していいのか、頭を悩ませてしまう」ほどでに、その度、苦手意識が持ち上がってくる。

 それはデビュー5作目の「哀愁かもめ」だった。
 吉岡治が作詞し、作曲は市川昭介であったが、吉岡から「のぶえ、もっと明るく歌って、と言われたんです。自分では明るく歌っているつもりだったんですが、OKをもらえるまでにかなり時間がかかりました」
 後に吉岡は松原に「演歌みち」「男なら」などのヒット曲を書くのだが、彼女はこの時の出来事が原因で、明るい歌は苦手だといった思いがついて回るようになったのである。

■17歳でデビュー

 デビュー曲「おんなの出船」を出したのは昭和54年7月1日だった。この年、日本レコード大賞新人賞などいくつもの新人賞を獲っているいる。まだ17歳だった。それから40年。その間、たくさんの出会いがあったが、デビュー曲を書いた船村徹と門下生として受け入れてくれた北島三郎の2人との巡り会いは、松原にとっては決して忘れることが出来ないものだった。

松原のぶえ2.jpg

 「20歳前の私がいきなり大人の歌をもらったのですが、カラオケ好きな人によって歌い継いでもらってきたので今があります。船村先生とはなくてはならない出会いだったと思います」

 その船村に松原は、40周年に相応しい楽曲を書いてほしいと依頼をしていた。それを手にすることなく、永遠の別れが訪れたが「もしかすると書き上がってるのかもしれませんが・・・。それを確かめる勇気がないのです。でも、もし完成していたら、先生に届けとばかりに歌いたいのですが」と、彼女はかすかな期待を抱く・・・。



 「17歳でデビューして、途中、離婚などいろんなことがありましたし、1度は歌を辞めようとも思ったほどです。でも苦しいことがある度に、何くそと思って乗り越えてきました。それまで肩ひじを張ってきたけれど、病気をきっかけに優しい気持ちを持てるようになったし、何よりも楽天的になりました」と話す松原は、インタビューの間もずっとにこやかに答えてくれた。

 記者の好きな「離愁・・・秋から冬へ」は、松原は紅白歌合戦でも歌っており、今もコンサートなどで歌っているという。彼女にとってもまたお気に入りの1曲であるという。もちろん「十勝厳冬」も大好きな1曲である。


[松原のぶえ オフィシャルサイト]
http://www.nobue-matsubara.jp/
[松原のぶえ 徳間ジャパンコミュニケーションズ]
http://www.tkma.co.jp/enka_top/matsubara.html




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